化粧品のうち抗加齢(アンチエイジング)作用があるとされる分野で、
異業種メーカーが攻勢をかけているという。
冨士フイルムは、抗酸化効果があるという美容液を発売。
写真フィルムの主成分であるコラーゲンや、
写真の色あせ防止に使う技術を応用した。
サントリーは今春、ビールはウイスキーの酵母技術を使った
スキンケア商品を発売し抗加齢化粧品に参入。
アサヒビールはビール事業で培った酵母技術を使った商品が好調。
抗加齢対策の化粧品の市場規模は
働く女性や支出余力のある中高年を顧客に年々拡大している。
自社の技術を他の商品に転用することは、
開発費が少なくてすみ、大きなメリットがある。