おゆとり様
最近よく聞く言葉だ。
日経MJ、昔の日経流通新聞が名付けたらしい。
詰め込み教育への反省から、教育方針が大きく変わり、
新学習指導要領が小・中学校で取り入れられたのが2002年度。
日経MJはこの時の中学3年を「ゆとり教育世代」の第一世代と定めた。
第二世代は、今年成人式を迎えた平成成人ということだ。
この世代の特徴は
・異性よりも同姓の友人を大切にする。
・休日は自宅でパソコン・テレビ・DVD・ゲーム・音楽・読書などで過ごす。
・一人遊びもけっこう好き
・貯蓄を重視する
らしい。
バブル景気の記憶がなく、平成不況の中で育ったゆとり世代だ。
ゆとり世代の母親の中心は、女子大生ブームの「ハナコ世代」。
2000年前後には、モーニング娘やSPEED等の影響もあり、
おしゃれな子供服を娘に着せることがブームになった。
ゆとり世代の女性は、小さい頃からおしゃれな洋服を着慣れているため、
ファンションには敏感なようだ。
生まれたときにすでに、身の回りには「ないものがない」ような時代、
ゆとり世代の多くは、物心ついたときには携帯電話もパソコンも
日常生活の中に入り込んでいた。
母娘消費のなかで、バブル景気を経験した母親からゆとり世代の娘へ、
この「おゆとり様の」消費行動はどう動くのだろうか。
なお、この世代は「成人したらお酒を飲みたい」と答えるのが、
女性が男性を10ポイント以上上回るらしい。
ちなみに、我が家の女子高生は、
毎日パソコンの前を離れず、
「早く20歳になって、お酒が飲みたい」と言っている。
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