先日(10.19)の教室でイグアナ(置物)を描きました。
お花も一緒に準備されたモチーフのコーナーでしたが、これに絞って描きました。
水彩画で描くつもりで、下描きを手持ちの鉛筆(10B)で始めました。
その鉛筆描きを進めるにつれ、これだけでも何とかなりそうなので、
教室の時間内では本体部分を鉛筆だけで概成させました。
紙は水彩紙(ワトソン)の裏側で、そのザラザラ感がイグアナのそれと合ってくれたようです。
この教室での直後、通販で頼んでいた
クロッキー用画材(グラフストーン、グラフキューブという全体が黒鉛芯でできた鉛筆や直方体など スイス製)が
我が家に届き、コレコレとばかり試し描きしました。
つい先日入手していた(栁でできた純正な?)木炭ともどもです。
試し描きといっても、イグアナ本体の濃いところと、敷物の部分だけですが・・・。
先に書きましたように、12月にはこれら木炭を使ってのクロッキーです。
上のイグアナは教室と我が家の両方で約3時間。
対象の輪郭、質感、陰影などを、じっくり時間をかけて描くデッサンの玄関口に立ったようなものでしょうか。
これに対しクロッキーとなると、動きの一瞬を数分という制限時間内での作業、それも主に線描写。
上の絵とはかなり違った世界になるのでしょう。
まずはこれらの画材に慣れることから・・・。
そして、そもそもクロッキーとは何ぞやの勉強から・・・。
これだけの陰影、立体感を鉛筆と墨だけで描くあたりが流石だと思います。
クロッキー、懐かしい言葉です。中学校の図画工作の時間に教わりました。60年以上前です。
私の場合は、性格が短気で大雑把なものだからどちらかと言うとクロッキーは好きでしたが、本当は繊細で微妙な変化を見逃さなず、その姿勢の特徴を自然に近い状態で強調できるのが良いのでしょうね。アップを楽しみにしています。
クロッキーや木炭を戦力にされるとのこと、作者の頭の中には描きたい対象が渦巻いているのでしょう。
描きたいものを描ける技術を持つ、これこそ精進の賜物、羨ましいです。