我が家のすぐ近くにある“さるすべり”の通りです。
二十数年前、こちらに引っ越してきた時から、毎夏見てきた花です。
紅や白の見事な色合いや、真夏の炎天下に天に向かって跳(おど)るように咲く姿・・・
何度か描きたいなあとは思っていましたが、
前々回の“キバナコスモス”と同じく“ややこしそう”で、ためらっておりました。
数房に絞って描くのももちろんありでしょうが、
やはり、全体としての華やかさを描きたいものです。
今回は、技法としての“マスキング”や“スパッタリング”、
あるいはガッシュ(不透明 白)やアクリル絵の具も使用し、トライしてみた次第です。
約1ヶ月ほど前の満開時のもの(紅白の色などは変えています)で、文字通り総花的になり、
また、この花の特徴も手伝ってか、点描画のようになりました。
水彩画の本流(こういうのがあるのか?)からはちょっと違うのかな、
とも頭をよぎりますが、まあチャレンジ絵の一つとして、こういうのもありかなと。
語源とされる幹の木肌のスベスベ感、そして微妙な色合いやクネクネ感も面白そうなテーマです。
花全体はかなり複雑になりました。
せめて遠景は思いっきり単純化したものをと、子供に引っ張られる親子連れを添えました。(孫を思い浮かべながら・・・)
花より??・・・この道の行きつく先はイトーヨーカドーのおもちゃ売り場。
ウォーキング中にもよく見かけます。暑い中、華やかに咲いていて、元気づけて貰っています。
大分樹齢が長くなっているのでしょうか、太い幹が有りますが枝まで滑りそう、まさに「サルスベリ」、楽しい樹木感です。
このような散歩道、良いなと思います。