古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

鳥啼歌(とりなくうた)(新いろは歌)

2011-10-17 06:26:27 | 書道


とりなくこゑす ゆめさませ      (鳥啼く声す 夢覚ませ)
みよあけわたる ひんかしを      (見よ明け渡る 東を )
そらいろはえて おきつへに      (空色栄えて 沖つ辺に)
ほふねむれゐぬ もやのうち      (帆舟群れゐぬ 靄の中)

私がこの仮名文字の歌を知ったのは、かれこれ50年近くも前のことになりましょうか。
当時、一番下の妹(小学だったか中学だったか)の、確か教科書(国語だったか習字だったか)に
出ていたのをみて、びっくりしたことでした。

何にびっくりしたかといえば、「いろは歌」と同じく、これも全部が違う文字で、
それはそれは立派な歌をなしていたからです。
その当時、メモにとって、記憶を繋げてきました。

パソコンの時代になり、ネットでこの歌を確認しました。
ウィキペディアなどによると、
明治時代、万朝報(よろずちょうほう)という新聞社の公募により、この歌が選ばれたとのことです。

「いろは歌」の“色は匂へど・・・”が、世の無常観を歌ったものとすれば、
「とりなく歌」は、夜明けの情景を、味わい深く歌いあげたもので、丸で絵の世界のようです。

イヤハヤ、ともにお見事。
日本人って凄いなあ―とつくづく感じます。

[補記] 
この日本の仮名文字を、ものは試しと、洋風の水彩画筆を使って書いてみました。
“ラファエル”というフランス製の面相筆で、コリンスキー(イタチ)の毛で出来ており、穂先に結構バネがあり、
書道用の小筆と比べ、書きやすいような、書きにくいような・・・、でありました。

[追記] 
さる13日の秋の園遊会に招かれたなでしこジャパンの佐々木監督と澤選手に対し、
天皇陛下から、W杯決勝のPK戦で、GK海堀選手が足でシュートを止めたことについて
「足でああいうことができるのかなとびっくりしました」とご感想を述べられた、と報道されていました。

当方、2011.7.18付のブログで、粗っぽいスケッチながらも、最も感動的なシーンとして取り上げておりましたので、
陛下も同じお気持ちだったのかと、思わず嬉しくなったことでした。

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4 コメント

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いろは唄 (しぇりー菅沼)
2019-11-21 13:41:19
ふゆ にほんかい うねりやまぬ
なみおとも よくきこえる
わたしは ひろせけの むすめをつれて
あさ そちらへ
これが最もいいかな?
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シェリー菅沼さまへ (shage)
2019-04-22 18:49:37
ご訪問ありがとうございます。
YouTube拝見しました。自由なご発想に驚いています。ますますご活躍ください。 まもなく傘寿爺より
返信する
いろは問題 (シェリー菅沼)
2019-04-22 17:04:07
ユーチュウブにいろは問題として1~9まで作り、のせてありますので、よかったら見てください。シェリー菅沼でも出ますよ。
返信する
Unknown (mori)
2011-10-17 08:20:50
いやはや 深いですね。コメントを見るまでは読むのが精いっぱいで最後の方は意味もよくつかめませんでした。コメントを読んで、全部違う文字で出来ているとのこと。改めて読み直してみました。50年前にそれに感心をし、今持って覚えていると言うのがまた凄いですね。
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