古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

歓喜して乱れ舞う キバナコスモス

2019-09-09 06:59:30 | 風景(花)

近くの路傍に咲くキバナコスモスを、目の位置を落としやや見上げる恰好でみたものです。

この花は「乱れ舞い 黄花コスモス(写真)」として、2年前(2017.10.2)にアップしていますが、

その時は、描くのは“ややこしそう”なので、写真のままアップしておりました。

今回それを絵にしてみました。

私がこの花を見て感じたのはその奔放に乱れ咲く様(さま)です。

野に咲く花と活け花の違いは、踊りのそれと似ているところがあるように思えます。

例えば沖縄で歓び一杯に踊る踊りと、形とか所作を重んじる踊りとは、

どちらがいいとは言えませんが、明らかに違いがあるようにみえます。

今回の絵は前者、すなわち沖縄の踊りのように、

真に内から発露するエネルギーみたいなものをテーマにしたつもりであります。

奥の方の点状の花や蕾は、スパッタリング(筆先に含ませた絵具を弾き飛ばす)を多用し、

また手前の茎の白い部分は、マスキングとペイントナイフによりました。

いずれもこの2年間で学んだ(と言えるレベルではありませんが)技法で、これを試してみました。

“ややこしさ”克服の一助にはなったのかな、と。


本朝(ブログアップ時)、台風15号が近くを通過中。
この花達は奔放な踊りで鍛えた“たおやかさ(嫋やかさ)”と“したたかさ(強かさ)”で
耐え切ってくれているものと確信。
それにしても弱と強がはいっているのもちょっぴり面白く・・・。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (mori)
2019-09-09 07:16:45
まさに奔放さが見事に描かれていると思います。それにしてもこれだけの数の花と茎・葉をそれぞれの意思を持たせて描くのだから、それは大変ですよね。いろいろな技法を学ばれながらの挑戦感心します。
花の種類なのか色合いなのか、季節感も感じます。
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Unknown (サガミの介)
2019-09-09 11:25:47
通りすがりの道端に咲き乱れるキバナコスモスに関心や感動を覚えることはなかったですが、この絵が主張するキバナコスモスワールドは楽し気で躍動的で遠くの空の彼方まで奥深い世界を感じます、写真ではできない世界ではないでしょうか。
今、台風で大被害を受けた畑を一部復旧してきたところですが、野に咲くキバナコスモスワールドは心配です。
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