古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

奥入瀬(墨絵)(二人展出展予定)

2019-03-11 07:02:37 | 墨絵(墨絵風 )
今月の19日から10日間、絵画教室の仲間の方と「二人展」を開かせていただきます。
麻生区の老人福祉センター1Fロビーで、もともと計画されていたイベントの空いた時期を、
飛び入りで使わせていただけることになりました。

多くの方とご一緒の展示会には何回か出展していますが、
個展はもとよりやったことがなく、この二人展も初めてのことであります。

コンビを組むのは、拙ブログ本年元旦にアップした「2019 絵手紙Calendar」をいただいた方。
彼は絵手紙や海外も含めた風景画などを出展される予定です。

私は、風景、静物、人物、それに墨に関するものなど10数点。
その殆どが以前に描いて我が家に残っているものをリメイクしたものになります。

これから数点アップしていきます。

まず最初は、墨絵の一枚「奥入瀬渓流」です。

出典作品のうち最も古いもので、20数年前に描きました(拙ブログとしては2011.1.13付)。

マットは“雅墨”という色のものを取り寄せました。
晩秋、雪が来る前の寒々とした雰囲気を白黒の世界で・・・。

「補記」
今日は3.11、あれから8年が過ぎました。
被災から11ヶ月経った読売新聞「編集手帳」(2012.2.10付)に印象的な文章が残っていました。
そのままをコピーさせていただく。

十四の心
漢字は指が覚えていて、すらすら書ける人が世間にはいる。うらやましいと思う。
物覚えの悪い指を持つ身は、書き取りで苦労してきた。たとえば「聴」の字は「耳に
十四の心あり」、今でも内心つぶやきながら書いている。
漢和辞典によれば「聴」の旁は「まっすぐ」を意味し、<聴く>とはまっすぐに耳を
傾けることだという。よって「十四の心」には何の根拠もないが、こちらがぴった
りくる場合もある。
今日復興庁が発足する。初代復興相に就任する平野達男氏が「地元の良き相談
相手、御用聞きになる」と述べたように、被災地が何を欲しているか、声を<聴く>
のが第一の仕事になる。
迅速かつ確実に要望を実現していくうえで、心配の種は「縦割り」の壁である。国
家公安委員会も含めて1府12省庁、そこに復興庁を加えた計14の行政機関が「十四の
心」を一つに揃える。それができて初めて復興の司令塔は機能する。聞きっぱなしで
は“御用聞き”落第だろう。
この期に及んで、お役所同士の縄張り争いに憂き身をやつし、「聴」の字と似て非
なる「恥」をさらすことはしないと、信じている。(コピー終わり)






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2 コメント

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Unknown (mori)
2019-03-11 07:20:48
遠近感、迫力共に白黒だけでこれだけ表現できるのは凄いですね。行ったことがありますが、まさにこのような感じでした。展示会楽しみですね。頑張って下さい。補記の14の心、8年前の編集手帳とは思えませんね。
返信する
Unknown (サガミの介)
2019-03-11 08:06:40

知人の水彩画家が雪の白さを見事に描いていたのですが、キャンバスの白さを生かすと聞いたことがあります。
墨絵で深山幽谷の世界、奥深さ、この滝と水の流れの勢いを描き上げるのは、色々な技術と筆遣いに感銘をうけます。
震災被災者の鎮魂と二人展の成功を祈念します。
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