古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

駆ける馬(墨絵にて)

2021-02-22 07:00:04 | 墨絵(墨絵風 )
墨絵で早駆けする馬を描きました。
実は先週から墨を使った“梅”の作品にトライしておりました。
それが、全体の構図が決まらずにいるなか、
youtubeで馬の墨絵に出会いました。
数人の方々のデモを観ているうちに、自分も描きたくなっての一枚です。

モデルさんには「ペットライフを楽しくするメディア:pepy 」様の
馬のお写真画像をお借りしました。


紙は“ハーネミューレ版画紙”という紙で、元々銅版画用の版画用紙とのことです。
昨年入手していたもので、墨の滲み方やかすれなど、水墨画にも適しているようです。
拙ブログでも外国女優さんの似顔絵(20.10.05付 ヘップバーン)(20.11.02付 モンロー)
墨絵として使用した紙と同じです。

墨の場合、水彩絵の具と違って、
一旦墨を置いたらその箇所は消そうと思っても、
少々薄まることはあっても,周辺は黒ずんでしまうし、消えることはありません。
従って、画面は手を加える度に黒くなっていく・・・となります。
本版画紙は書道用の半紙や半切に比べると修正はききやすい方ですが、
この傾向に変りはありません。

今回も一枚目は正にそのようになり、半日手を入れ続けて結局失敗、
本作二枚目という次第でありますが、あれやこれやで、数10分
youtubeのデモは数分で仕上げるのに、であります。

どうやら墨絵は水彩画以上に“墨を入れる勇気”と同時に
“手を加えない勇気”も又必要なようです。


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2 コメント

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Unknown (mori)
2021-02-22 07:15:25
躍動的ですね。何かを目指してまっしぐら。お見事です。
このブログの「最新の画像」の部分を見ると、縮小されているので、まるで白黒写真ですね。
コメントによるといわゆるワンタッチで描かれたのだと思いますが、驚きです。
全力で動いているにも拘らず、馬全体の力のバランスが取れていて、墨の濃淡も上手く活用されていると思います。
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Unknown (サガミの介)
2021-02-22 08:24:59
墨絵でこれだけリアルな疾駆する馬が描けるのに驚きです。
墨の濃淡、筆の勢いやかすれ、特に尻尾に表現された躍動感はアニメ効果を感じます。
自分にはできないのですが、一気に描きあげたあとは爽快でしょう、羨ましいです。
返信する

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