腰痛で出不精なところに、今回の外出自粛の要請で家の中での生活が続いていましたが、
一昨日は天候に誘われてマンション前の公園を散策してきました。
勿論、人とは全くと言っていいほど近づかず、物にも一切触れずでのひとときでした。
驚いたのは公園の新緑、それぞれの木々が自分を見てよと訴えているようでした。
そこでこの緑を、奥入瀬に場を移して描いてみました。
奥入瀬の深遠さを出すため、
奥から手前の方に、微妙に緑の色を変えながら、順次の重ね塗りを施しました。
主に、奥の方はウェット・イン・ウェット(濡れているうちに色を乗せる)方式で、
手前の方は、ウェット・オン・ドライ(乾いてから色を)方式で描きました。
後者は家内のドライヤーを拝借して、であります。
奥から手前の方に、微妙に緑の色を変えながら、順次の重ね塗りを施しました。
主に、奥の方はウェット・イン・ウェット(濡れているうちに色を乗せる)方式で、
手前の方は、ウェット・オン・ドライ(乾いてから色を)方式で描きました。
後者は家内のドライヤーを拝借して、であります。
またこのご時世、出来るだけ明るい雰囲気にと、
画面中央付近に、アクセントとしてビリジアン系(青緑)の色を。
ところで本作、結構意を用いたのが、手前数個の石。
奥との遠近感も出したいし、渓流の景ともしたいし、味わいも出したいし・・・
でも、出来上がったのは平凡な形と配置。
庭師の才覚は無いなあー、とつくづく。
この絵も自分がすっぽり奥入瀬に入ったようで、気持ちが癒されます。卑下されていますが、奥入瀬の静けさと岩の荒々しさが良く出ていると思います。
絵の中心、渓流をさかのぼる淡く深い緑と近景の木々、苔むす岩石、それぞれ工夫された淡い存在感が奥入瀬の荒々しさを優しさに変えているように思えます。
コロナに侵された苦境の今、癒しのひと時をいただきました。