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ネット・ウクレレ界の先駆者のおひとりcobachanのコラム「HANAKOSAN」の2000年7月1日の記事「竹レレついに登場!」でトニー・グラジアーノの竹製のウクレレが紹介されています。
当時のウクレレはマホガニー、コア、ローズウッド等の素材が潤沢に行き渡っていたこともあり、まだ竹を楽器の素材として使う検討がほとんどおこなわれていませんでした。
ところがその後それらの材料が相次いで「絶滅危惧種」となっていったこともあってそれぞれを「突き板」すなわち表面用の素材として使用した合板が続々と登場しました。
一方、ご存じのように中国、台湾、香港等で建築用の足場材として多用されている「竹」が注目されるようになり、竹の集成材製造技術も大きく進歩したことを受けてこれをウクレレ用の素材として使うメーカーが増加してきました。
2010年の上海楽器フェアや2011年のアナハイムNAMMショーでも数多くのメーカーが竹のウクレレを出品したようです。ネットに載っているだけでも10社以上あるのでその代表的なものをご紹介します。
下左端の写真はcobachanが紹介した会社の製品で1000ドル以上という高価なものですがそれ以外のものは200ドルから400ドルと比較的安価な製品となっています。
今後中国や台湾のメーカーが本腰を入れ始めるとさらに価格は下がるものと思います。なにしろこの素材は成長が早く、しかも当地では無尽蔵といっても良いほど生育しているのですから。
今回はKiwaya USAから発売されている「PAULELE」を採りあげました。
これも中国製で、ここからは12フレットジョイントのスタンダードと14フレットジョイントのカッタウェイ・スタンダードが発売されていますが今回は前者を入手いたしました。
上記で紹介した数機種の「竹レレ」のなかにはネックやボディーの一部を別素材にしているものもありますが、このPAULELEはナット、サドル、弦とフレット線そしてチューナー(弦巻き)以外がすべて竹で作られている究極の「竹レレ」なのです。この製品は内側にパッドの入ったギグバッグ付きで販売されています。
話は飛びますがアマチュアのウクレレ製作者のなかに「棺おけに入れるウクレレ」を作っているかたがおられます。彼の場合はフレット線にも竹を用い、チューナーは木製のペグを使っているので熱で溶けてしまう弦ともども完全に焼却できるという謳い文句ではありますが、わざわざそれを注文するかたがいるかどうかは不明ですね。
これが正面の写真です。端から端まで竹でできていることがおわかりいただけると思います。
裏面はこのようになっています。ボディーはアーチバックになっているというしゃれた構造です。
ネックもすべて竹の集成材でできているものでたぶん捻れや反りに強いのではないかと思います。
指板のアップです。もちろんこれもすべて竹製です。
ヘッドストックの裏側です。やはり竹の集成材であることが良くわかります。
側面の写真です。アーチバックの様子が分かると思います。
実は今回の一時帰国に際してNUAの友人たちが「バンブー」というハワイアン・グリルの店で「歓迎会」を開催してくださったのですが、その際にこのウクレレをお店に寄贈すべく購入した次第です。
当日は参加者の皆様のサイン入りでマスターに贈呈いたしました。
この写真はiisanのブログから頂戴しました。iisanありがとうございます。
歓迎会にご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
最後にcobachanのサイトの記事「竹レレついに登場!」をご覧ください。
到着の日は天気予報も良い方に外れてほっとしていました。
でも、今日はバンブーに行けなくて残念
iisanのところで今日の写真を見ました。
お元気そうでよかったです
竹のレレですか!
どんな音なんでしょう?聞いてみたかったです。
実は家のベッドルームの床は竹のフローリングなんです。
リフォームの時にはこの床材でウクレレを…
日曜日にお目にかかれるのを楽しみにしています。
マスターはきっとウクレレをマスターしそうです。?
MATTさんと会えるつかの間の時間ですが、
いろいろ勉強させていただこうと思います。
shu-sanとyonakaさんによる「出稽古の補講」を期待したのですが(笑)・・・・
NUA例会でよろしく!例の曲が懇親会での出し物とカブっているとの情報がありましたが、なんと言っても午前の出し物ですので「先手必勝」パターンですね。
その後何年も経って竹板も比較的出回るとともにウクレレの完成品までも購入することができて今回のようになった次第です。
南のお国から雪の東京は寒かったでしょうね。
相変わらずにお元気なお顔を拝見して嬉しかったです。
>「出稽古の補講」を期待したのですが(笑)・・・・
必ず例会で披露しますのでお楽しみに。
触らせて頂いた竹製のウクは音がマイルドでした。
歓迎会ではめずらしいウクレレを弾かせていただきありがとうございました。
それにしても小岩の出来ごともよくご存知で、、、、
出稽古は毎回準備が大変と思いますが、皆さんの反応が良いので張り合いがありますね。
実はサイン面の写真を撮影し忘れたのでもう一度あちらに行かなけりゃ、と思っていたところでしたので、助かりました。
昨夜はありがとうございました。
久しぶりにお会いして、相変わらずの大荷物に苦笑し、いつも通りのMATTさんらしいお気遣いに感激致しました。
バンブーに竹レレのプレゼントとは、さすが!ですね~。
例会でもよろしくお願い致します。
(カブってしまいます!すみません!・・・汗)
以前から竹レレをバンブーに!と考えていたのですが、かなりタケーので逡巡していました。今回の催しをバンブーで、と伺い急遽入手した次第です。なかなか単独では来ない場所ですので助かりました。
カブりは私にとってはまったく問題ないのですが、yonakaさん、Sちゃんにご迷惑がかかり申し訳なく思います。