
昨年ハワイでアマチュアのスチール奏者片桐さんとお話をしていたところ、「日本からウクレレを持参してワイキキで路上ライブをされる方は多いと思いますが、わざわざスチールギターを持ち込んで路上ライブをする方はいないのではないでしょうか。でも私の念願は一度でよいのでそれを実行したいのです。」と言われましたので、全面的にご協力いたしましょう、とお約束しました。
そして今年、片桐さんは友人のウクレレ・ギター奏者落合さんと連れ立ってハワイにお見えになりました。
片桐さんはHSGA(ハワイ・スチール・ギター協会)の会員であるとともにアレン・アカカ・クラブの会員で、アレンやボビー・インガノとは面識があるのですが、片桐さんの理想としているサンズ・オブ・ハワイのデイビッド・フィート・ロジャースの演奏に最も近い演奏をするジェフ・アウ・ホイの演奏を是非見て、聴いて帰りたいとのご希望もありましたので、ホノルルに到着された日にカニカピラ・グリルにお連れし、ジェフの演奏を堪能していただくことができました。
実はカニカピラ・グリルへ向かう途中、ハレクラニ・ホテルの前で機材を降ろしていたグレッグ・サーディナにバッタリと遭ってしまいました(!)。彼は当然自分の演奏を聴きに来てくれたと思って歓迎してくれたのですが、まさか隣のホテル(アウトリガー・リーフ)へジェフを聴きに行くところ、などとは言えないので「三人で散歩をしているところなので・・・」と切り抜けました。
そのとき片桐さんが愛用の小さなバッグを取り出し、なんとグレッグのサインを貰ったのです。そのバッグを見ると(上から)アイザック・アクナ、アレン・アカカ、スコット・フルシマ(ホオヘノ)、ボビー・インガノそして右下にギャリーアイコのサインがあり、グレッグにはスコットの上にサインを貰いました。その後ジェフのサインをギャリーの上に貰ったのがこの写真です。
さて、肝心の路上ライブを実施する場所を選ばなければいけません。
以前shu-sanを始めとしたNUAのメンバーが路上ライブを実施したアストン・ワイキキ・ビーチ・ホテル前の路上は「人通りが多すぎる(!)」ということでパスし、ワイキキ海岸側でロケハン(場所探し)をしたところ、幸いなことに海岸でありながらコンクリートの平面があり、しかも機材が置けるテーブルやベンチが備わっている場所を見つけ、そこで演奏することといたしました。
具体的にはワイキキ・ビーチ・マリオットとセント・アウグスチン教会の間にあるオフア通りが海岸に突き当たった場所で、
そのあたりの呼び名であるクヒオ・ビーチのもととなったプリンス・クヒオの銅像のすぐ近くです。
昼間ですとここからはロイヤル・ハワイアン・ホテルやシェラトン・ワイキキ・ホテルが見える場所なのですが、夜ともなると街路灯以外の照明がなく、海側は真っ暗な状態です。
我が家から持参したポータブル・アンプ「モバQ」に片桐さんのスチールをつないでもらい、ライブがスタートいたしました。三人の向きが道路方向だったため、譜面を照らす明かりがなく落合さんは身体の向きを変えるなど結構苦労されましたが、それでも50分近い演奏を無事に終了いたしました。コンパクトデジカメのストロボでは光量が全く不足していたため、この写真は画質が極めて悪いのですが当日の雰囲気だけでもお伝えいたします。
演奏が進むにつれて聴衆?も増加し、最後の頃には大きな拍手をもらうほどになりました。
片桐さんが今回持参されたスチールギターはカノウプスの8弦YL-8Sで、調弦はE7とのことでした。なんでもハワイアン音楽独特の音色が欲しいので2年ほど前からこの調弦に取り組んでおられるとのこと。わたしの好きな故・大塚龍男の音色が随所に現れるのが嬉しかったです。
この楽器以外にも3台のスチール・ギターをお持ちで、カノウプスの8弦ダブルネックYS-8SDは手元側にC6(Am7):1弦からGECAGECA、フロント側はE7調弦またはB11調弦を採用しE7はハワイアン音楽らしい雰囲気が欲しい場合に使い、B11は「サンド」や「ハウ・ドゥヤ・ドゥー」などのインストゥルメンタルを弾く場合に使っているそうです。
フェンダー・ジャパンの8弦DX-8にもC6を張っていて、この調弦はスチール・ギターを始めた20年くらい前ころから愛用しているとのこと。
あとワイゼンボーン・スタイルのアーティザン6弦smtb-TKもちょっとした催しでウクレレとのデュオ演奏に適しているそうです。これもC6調弦になっています。
片桐さんはブルー・ココナッツ・アイランダースを率いて地元の愛西市だけでなく名古屋ハワイアン・クラブの定期的催しやスチール・ギター、フラの催しにと積極的に活動されている方だけあって、それぞれの曲についての理解やコード指定が適切なので私もリハーサルを通じていろいろと勉強させていただきました。
念願が叶った片桐さんには「是非第二回をやりましょう!」と提案いたしましたのでまた半年後に実施することになりそうですが、そのときには、また我が家でリハーサルをしたいと思っています。この写真で左の二人はシャカ・サインを、そして片桐さんだけがハング・ルースのサインをしていますが、この違いについては片桐さんのブログをご覧ください。
片桐さんとジェフのツー・ショット写真です。
片桐さんのブログにも今回の「ワイキキSGライブ」の記事がありますのでどうぞご覧ください。
アシュボリー。ベースを弾かせていただいたり、ヘンな(笑)ウクレレを一緒に購入させていただいたことがありましたっけ。
よくこの項目を探し出されましたね。ずうっと後ろのほうにおいてあったのに・・・
ところで、路上ライブに許可は多分いらないようです。
ご存じトロイ・フェルナンデスがワイキキで路上ライブをやっているときにポリス・カーが2台もやってきたことがありました。かれのPAの音量がハンパでないほど大きかったので苦情が来たのでしょう。
しばらく警官と話し込んでいたトロイがもどってくるなり「ダメだってサ!今晩はオシマイ,オシマイ!」とみんなをガッカリさせてから「・・・な~んちゃって」と笑わせて演奏を続けてました。
昨年NUAの友人があるホテルのまえでウクレレ路上ライブをしていたらホテルの守衛がやってきたので「ダメ!」と制止されるのかとおもったら「投げ銭を入れるフリをして持っていくヤツもいるので気をつけるように!」という注意でした。
お陰さまで今回の旅行の大きな目的の一つを達成でき、感謝・感謝でございます。
MATTさんも参加された路上ライブ、日程の都合で拝見出来ず誠に残念でした。
たまたま今回は、その代わりと言っては変ですが、スチールギターのジェフが参加のライブをロイヤルグローブとカニカピラグリルで二日間続けて楽しむ事が出来、ラッキーでした。
おまけに、帰りのホノルル空港ロビーでは、演奏者は不明ですがスチールギターとギターのデュエットライブを見物することもできました。
IZの銅像には、いつも真新しいレイが懸けられていて今でも訪れるフアンの多さに感心いたしました。
是非、タムラスーパーマーケットのアイスクリームとのセットでのバスの旅をお楽しみになさってください。
ロイヤルグローブではジェフがときどきフラのバックとして演奏していますね。遠くからでも彼とすぐに分かる素晴らしい演奏です。
IZの銅像にも是非出かけてみるつもりです。アイスクリームも楽しみです。
楽しみにお待ちしていますね。
写真を拝見すると、MATTさんたちから大分離れた場所に聴衆(?)がいるようです。ということは、だれもチップを投げ込んでくれなかったのでは?(笑)
スチールギターの方、よくウクレレ二本の伴奏で弾きましたね? 「相当に腕に自信を持っている方」とお見受けしました(見受けただけですが・・・)。 もし私なら、10人くらいの伴奏者が必要です。できるだけ私の出す音を消して欲しいからです(悲)。
昔、ニュー・オーリンズに行ったとき、よく路上ライブに出くわしました。それが皆上手いんですね。
特に、若者のTPとベース弾きのデュエット演奏には聴き惚れました。「ベース1本でも、ちゃんとジャズになるし、和音の流れが分かるんだなあ」と感心したものです。
MATTさんたちの演奏は、つまりはこの2人の若者たちに匹適するのかもしれません。ちょっと、褒めすぎか・・・。
ともあれ、うらやましいハワイ生活が伝わってきます。
私は、せめてオフ会での演奏を楽しみます。
Boo!さんがお見えのときはあのトロイ・フェルナンデスの隣で演奏してください。
なにしろ彼は2ブロック先まで聞こえる大出力のシステムでがんがん弾いて歌っていますから。
これに対抗できるのはBoo!さんを措いて他にはないと信じています。
2人の若者には少なくとも年齢で圧勝すると思います。
そういえば「混浴の相方乙女の4人分」という川柳がありましたっけ。
お元気ですね。
すごいです、ついにやっちゃいましたね。
「あの男、酔ってるからチップを盗まれないように気をつけろ」とガードマンが言ってくださったことは自分にとって神の声でした。
おまけがついて「ちょっと音が大きいから下げろ」は貧乏神様の声でしたが。
トロイさんは今でも・・・・。
日本でも京都の賀茂川縁でウクレレを弾いていた人がいましたっけ。
人通りが多すぎる、と遠慮されました。
この辺が違うところかも・・・・