NUAでは毎年海外にクリスマスカードを送付しています。
宛先はNUAの名誉会員であるオータサン、レスリー・ヌネス、エディー・カマエ、ロイ・サクマ、デイヴィッド・ゴームス(ゴメス)をはじめとしてジェイク、ダニエル・ホー、ハーブ・オータ・ジュニア、ジェイムス・ヒル等ウクレレプレイヤーたち、そしてジム・ビロフたち各地のウクレレ愛好家や販売店、ウクレレ・ビルダー等全部で30通以上を発送しています。
今年のカードはこの写真のように横長二つ折りで、今年出場したウクレレ・フェスティバルの写真(ノースランドさんの力作です)を表紙に使い、内部にもそのときの実況を収録したDVDを収めた「豪華版(笑)」です。
先月の例会時に皆さんのサイン記入をお願いし、表裏にわたってたくさんのサインやコメントをいただいたのですが、この部分は「個人情報」なのでボカしました。
CDでもそうなのですがDVDの場合も12センチの生メディアよりも8センチのほうが高価という不思議な現象があります。しかしともかく8センチ盤でないと困るので探し出して録画いたしました。
ところで私達は何の不思議もなく「クリスマス・カード」と呼び、カード自体にも「メリー・クリスマス」と書いてしまいます。でも「クリスマス」というのはあくまでもキリスト教徒のお祭りであって、これと対立するイスラム教徒やユダヤ教徒さらには仏教徒の方たちに対して「メリー・クリスマス」と言うのは失礼にあたる筈です。特に米国にはユダヤ教徒がたくさん住んでいて、彼らはクリスマスとは別の「ハヌカ」というお祭りを祝うので、一般の会社ではこの二つのお祭りの時期を狙って「会社休日期間」にしてしまうことも有ります。
ウクレレ関係者も同じことで、必ずしも全員がキリスト教徒とは限らないので、NUAから出すカードはいつもこの写真のように「季節のご挨拶」としてあります。
ミュージシャンがリリースするCDのジャケットに書かれてある謝辞をみるとキリスト教徒はすぐに分かることは分かります。すなわちキリスト教徒ですと家族や友人への謝辞に先立って必ず「神」への謝辞を書いているからです。しかしこうやってひとりひとり調べるのも大変ですし、CDを出していない人もたくさんいるので「季節のご挨拶」で間に合わせた(!)という次第です。
ところで「クリスマス」を「X'mas」と書くのは日本だけの不思議な習慣のようです。米国駐在時にこの表記をみたことがありませんし、英語の辞書にも「Xmas」しか載っていません。もっとも親切な英和辞典では「X'masは間違い、正しくはXmas」と書いてくれています。なぜ日本だけでこの「X'mas」という表記が普及したのかは不明ですが、おそらく「Christmas」の「Christ」(すなわち「キリスト」です)の綴りを省略して「X」とした、と誰かが考え、他の人たちも納得して使い始めたのでしょう。しかし「X」は省略ではなく「Christ」そのものなのだそうです。(「-mas」は「お祭り」とか「お祝い」の意味。)
例として適切かどうかは別として、日本語でも「い」という文字がいろは・・・のトップにあるために、この字ひとつを「かながしら」(魚にもありますがあれは多分「金頭」ではないでしょうか)と読みます。同様に「X」はこれ一字で「クライスト(キリスト)」と読むのが慣わしのようで、その文化までは日本に伝わってこなかったのでしょうね。
2003年の暮れに面白い事件がありました。英会話学校の大手「NOVA」のTVCMのクリスマスバージョンで「NOVAうさぎ」がスキーをしている情景のあと「Merry X'mas」という画面が出てくるのです。ほかならぬ英会話学校自身が「間違い」といわれている「X'mas」をCMで繰り返し流したので「こんな学校に行ったらタイヘン!」と「ギョーカイ」は大騒ぎになったようです。
おそらくNOVA本部にもたくさんの投書が行ったのでしょう、2004年のTVCMからは「Merry Christmas」と無難な表記をつかったものに変更しています。
TVCMですと何度も放映するのでたくさんの視聴者の目にとまりますが、実は情報番組のような一回限りのナマ放送でも間違いは無数に起こっています。それもしっかりとした国語教育を受けた筈の局アナがやってくれるのですから大変です。たとえば毎朝見ている「めざましテレビ」でも必ず何かしら間違うので、それが楽しみになったりして(イヤな性格!)。
その代表格は大塚さんを挟んだふたりの局アナで、左側のかたが「古河で消防車が水を入れずに火事の現場ヘ行った」という地名を「フルカワ」と読んだのですが、誰も訂正しませんでした。もっとも地名の読みは難しいですね。以前ライブに来たお客さんのことを「Sサンはカスの人間です!」と紹介した人も居たくらいですから。(「人間」がうしろでよかった!)
おなじアナが「団塊の世代」を「ダンコンの世代」と読んだときには、さすがに大塚さんがあわてて訂正していましたが・・・
反対側に座っている局アナも間違いの連発。例えば「ファンタジック」(この言葉は存在しません)とか「とんでもございません」を何度となく使っていますが、これはNHK出身大塚さんも遠慮があるのか訂正していません。
「めざましテレビ」の次の「とくだね」では大塚さんよりシビアな小倉さんが中心なので、間違いがあると間髪をいれず(「カン・ハツをいれず」と読みます)注意が飛びますし、局アナの片方はエリート大学出身ですのであまり間違いは発生していません。
12/16追記:本日の「とくだね」内「レコ大審査委員長失踪」のニュースで、レポーターが「シッセキ」と読んだのに対して何の訂正もなく進行していました。でもあとで上司から叱責されたかも。(イジワル報告)
・・・と、ローカルな話題になってしまいました。
最後に現代版「わらしべ長者」物語を一席。
私の愛用プリンターは旧型だったためわずか3000円で新品を購入したのですが、酷使のため壊れたので先日サービスセンターに搬入しました。見積もりは3000円と言うので、同額か、まあ止むをえない、と修理をお願いしました。ところが修理があがってみると「1000円値引きをして税込み2100円」とのこと。シメタ、とばかり支払を済ませて帰宅したところ、本来付けていたインクはそのままで、さらに新品のインクセットが「おまけ」で付いているではありませんか。このインクセットは量販店で買っても5000円近くするので、電車賃を差し引いても2000円も儲かった、という保障期間中でもないのに不思議な事件でした。(500回修理すれば100万円・・・・になる筈はないか!)
時々ROMさせてもらっておりまして、ご挨拶がおそくなりました。
写真を有効に使って戴きありがとうございます。
まさか、こういった使い方をして戴けるとは想像もしていませんでした。
ウクレレ界の有名な方々に見て戴けるとは光栄です。
これもMATTさんのおかげです。ありがとうございました。
でも、次回は是非ステージでご一緒に演奏しましょう!
ノースランドさん あのレイラニは元気ですか?
この写真はすばらしくてカメラのもりかわさんで大きく焼いてもらって部屋に飾っております。
曲アナでさえ、ニュースの時間にカスと読みました。当時、人口6万人のまちからNHKに10万件を越す苦情が殺到したとか・・・。(笑)当時の青年たちは知名度を上げるために100Mの鯉のぼり作りにチャレンジしたのです。(鯉のぼりの生産が、日本一のまちなので!)その後、’97にそのジャンボ鯉のぼりは、カピオラに公園で80tクレーンに吊られハワイの大空で見事に泳いだのです。この時、スタッフの1人として参加したのですが、これがハワイとウクレレが大好きになるキッカケとなったのです。。。カスにカンシャ!?
12月1日より始めましたが、以外に多くのアクセスがあり、内容を充実させなければと思っております。
「Mattのひとりごと」さすがすごいブログですね!
内用に厚味があり、バラエティに富み、素晴らしいですね。
本年も、大変お世話になり有難うございました。 よいお年をお迎え下さい!
ブログで連日お忙しいご様子を拝見させていただきました。お互いにがんばりましょう!