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ホノルル各地で毎日のように「ファーマーズ・マーケット」が開催されています。
一番有名なのは毎週土曜日朝(最近は小規模ですが毎週火曜日夕方にも)に開催されていますKCC(カピオラニ・コミュニティー・カレッジ)でのファーマーズ・マーケットですが、ザ・バスやワイキキ・トロリー、もしくは各旅行会社のトロリーでないと行くことができません。
これに対してワイキキの中心部キングス・ビレッジで毎週月・水・金・土曜日とハイヤット・リージェンシーで毎週火・木曜日の夕方開催されているファーマーズ・マーケットはKCCほどの規模は無いのですが手軽に利用できるので便利です。
キングス・ビレッジは「王様のお城」をイメージしたショッピング街で、
建物の外側から
中庭まで
たくさんの店が並び、ちょっとした「縁日」のような風景となります。
今年(2015年)の7月にウクレレ・フェスティバル出演のNUAメンバーの皆さんとハワイに来られたもりぞーさんが、以前購入したPoha Jamが大変おいしかったのでキングス・ビレッジでお土産として買って帰る、という話をされていたのですが、恥ずかしながらPoha Jamなるものを知りませんでしたのでちょっと調べてみました。
まずPohaですがハワイ語-英語辞典で「Pohā(カハコー:長音記号が付きます)」を調べると「Cape Gooseberry」とあります。
これをインターネット上の翻訳ソフトを片端から調べてくれる横断翻訳サイトで日本語訳を探したのですが
7つのソフトのうち「見つからず」が3件、無意味な訳が2件でわずか2件に「シマホオズキ」という訳が表示されました。
これが「無料の翻訳ソフト」の実力かもしれませんが、念のため逆に「シマホオズキ」の英訳を同じソフトで調べると
Google翻訳のみが「Cape gooseberry」と答えてくれたのですが、和訳で正解(たぶん)だったFresh eye翻訳を含む7つのソフトが全滅でした。(Google翻訳はエライ!)
ちなみに、私が愛用していてこの「横断翻訳」の対象になっていないWeblioで翻訳をしてみたのですが、両方向ともアウトでした!
ネットにはたくさんのCape gooseberryの写真が載っています。
そうです、私たちにおなじみのあの「ほおずき」そのもののようです。
浅草寺で毎年7月に開催されている「ほおずき市」も夏の風物詩ですね。
私たちが子供のころは、このほおずきの実から中身を吸い出し、風船のように中が空洞になったものを口に入れてキューキューと鳴らして遊んだものですが、これからジャムが出来るということも知りませんでした。
改めてネットを見ると確かに観賞用だけでなくジャムなどの食用に供されるとありましたのでキングス・ビレッジにPoha Jamを探しに行きました。
ネット情報ではNorth Shore Goodiesという会社がキングス・ビレッジに出店している、とありましたが
実際に行って見るとこの店は出ていませんでした。
「こんなことならもりぞーさんと一緒に買いに行けばよかった」と悔やみましたが 、あとからもりぞーさんに伺うと7月のときもこのNorth Shore Goodiesの出店が無く買えなかったので後日ノースショア観光の途中で購入したとのことでした。
止む無くネットで調べるとこのNorth Shore Goodies
のほかにMaui Jerry Factoryの製品も載っていました。
いずれも8ドル前後で「在庫あり」との表示はあるのですが、本体の重量のために送料が嵩むことが分かりました。
もし店頭で購入できれば送料が不要ですので、近所の食料品店を軒並み探したのですが見つからなかったところ、偶然Maui Jelly FactoryのPoha JamがWholesale Unlimitedという店に置いてあることが分かったので早速出かけました。
残念ながらその店舗では在庫切れだったのですが、他の店から取り寄せてもらえることが分かったので早速依頼し、後日めでたく入手いたしました。
蓋を開けるとほおずきの種子が混じった状態のジャムであることが分かります。
早速味わってみたところ大変口当たりが良い上質のジャムであることがわかりました。
果たしてこれともりぞーさんが購入されたNorth Shore GoodiesのPoha Jamの味が同じであるかどうかは不明ですが、「成分一覧」ではNorthにはハチミツが入っているのに対し、Mauiにはクエン酸が入っているという違いはあるようです。
もりぞーさんはこのNorthを10個(重たい!)も購入されたそうですが、一般的なパイナップルやマンゴ、グアヴァなどのジャムですとその価格の4分の1程度で購入できますので、私たちが日常使うにはちょっと高い感じです。
いずれにしてもハワイ独特のジャムを味わうヒントを頂いたもりぞーさんには感謝申し上げます。
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もりぞーさんがこのジャムを最初に購入されたのはクアロア・ランチ(牧場)だったそうで、その味が忘れられずこの会社のウェブサイトを見るとキングスビレッジに出店している、とあったので買いに行ったところ出店していなかったため買うことができなかったのですが、幸い、そのあとのノースショア観光時にこの会社の売店に寄ることができたため大量に購入されたとのことでした。
私もこの会社のウェブサイトにある「ワイキキ周辺でこの会社の製品を扱っている店一覧」に載っている店のほとんどを回ってみたのですが、確かにこの会社のグアヴァ・ジャムとかパイナップル・ジャムのようなポピュラーな製品は結構並んでいたのですが、肝心のポハ・ジャムはどこにも置いてありませんでした。
そこでこの会社に「ワイキキからアラ・モアナ近辺でポハ・ジャムをおいてある店を教えて」 とメールしたところ下記のような回答がきました。
Our Poha Jam is a Specialty item and not many vendors choose to carry it. It is available in our Haleiwa Store and not in town. You may also order online at www.northshoregoodies.net.
Mahalo,
すなわち「ポハ・ジャムは特殊な製品なので街なかのほとんどの店には置いてありませんが、ハレイヴァの店になら置いてあります。もちろん私どものサイトから購入できます。」
とのことでしたのでアマゾンだったら送料がタダだし、この会社のネットショップでも送料は多寡が知れているだろうと思って購入の手続きを開始しました。
・・・・・・・・・・ところが、ジャム一瓶が8ドルなのに対して送料がナント18ドルもするではないですか! あわてて手続きはキャンセルいたしました。
もりぞーさんからは「是非マウイとノースショアの比較をして!」というリクエストがあったのですがまさかちいさなジャムに3000円も掛けるのはムリなのであきらめました。
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実は手元の英和辞典で「Gooseberry」を引くと「西洋すぐりの実」と出てきます。その「西洋すぐり」をネットで調べるとこういう画像が載っていました。
どうやら「西洋すぐり」というのは「実」の形状が球形であること以外は「しまほおずき」とはまったく別な種類のようですが、同様にこの実を使ったジャムがあるのは面白いですね。
もっと追求すると「しまほおずき」の「しま」は「縞」なのか「島」なのか、とか「Cape Gooseberry」の「Cape」はもしかすると「岬」ではなく身にまとう「ケープ」のことではないか、それだったら「西洋すぐり」が「ケープ」をまとったような「ほおずき」と符合しそうだ・・・・などと空想(妄想?)がどんどんエスカレートします。
もっともネット情報によると南アフリカのケープタウンで栽培されたことからCape Gooseberryと呼ぶ、とする説もあるので「ウクレレ」の語源に関するいろいろな説も顔負けの多彩さとなるかも知れませんね。
「Cape(岬)」と名前の付いた地名は世界中に山のように、というか海のように(笑)ありますので、CapeだけでCapetownをあらわす、というのはちょっと無理のあるような気がいたしますが、あくまでも私の独断ですので気にしないでくださいね。
[追記]
なぜこの記事や製品に「Pohā Jam」ではなく「Poha Jam」と書いているかというと、「Jam」自体が英語なので「Poha」と書くべきと考えた次第です。
これは「Blue Hawai`i」ではなく「Blue Hawaii」と書いたり、「The `Ukulele」ではなく「The Ukulele」と書くのと同等です。
以前「ハワイイ紀行」という本が出ましたが日本では「Hawai`i」は「ハワイ」で通用しているのでちょっと奇を衒っている印象でした。 もしハワイ語に近づけたいのでしたら「ハワイ、イ紀行」のように書いたほうが良いと思います。「ハワイイ」では声に出すと「ハワイー」になってしまいますから・・・・
North Shore GoodiesのジャムはMaui Jelly Factoryのモノよりも種が多い気がします。
瓶を開けると種しか見えませんから!
ただ、写真で比べるとMauiの方は種が全体に行き渡っているようですので、NorthShoreの方はもしかすると糖度が高い?ために瓶の中で軽い種が上に集まっているだけかもしれませんね。
高級品ではありますが是非とも食べ比べレポートをお願いします(^_^;)
興味がありますね。
比較しようにもこのあたりでは売っているかどうか分かりませんし、わざわざハレイヴァまで行くのも大変なので実現は難しいかもしれませんね(汗)
2013年に買って帰った際に「Pohaとはなんぞや?」とインターネットで調べてみたら
Cape Gooseberryは覚えていませんが、「食用ほおずき」と出てきた記憶があります。
なので日本で一般的な観賞用のほおずきとは品種が違うのでしょうね。
Cape Gooseberry、「ケープをまとったグースベリー」に一票です。
だからと言ってケープカナベラルでもなさそうですので、「ケープをまとった・・・」のほうがなんとなく納得が行きます。(そういうのが間違いの始まりかも・・・・)
まだ「しまほおずき」の意味が理解できていないので「観賞用のほおずき」なるものとの差が分かりません。
すると、
「ほおずきはナス科、ホオズキ属の植物。食用からそうでないものも含めると、なんと100近くもの種があるようです。食用ほおずきとして有名なものは、南米が原産と言われている”Physalis peruviana”という種で、和名は「シマホオズキ、ブドウホオズキ」です。南米では「Cape gooseberry(ケープグースベリー)」、ハワイでは「Poha berry(ポハベリー)」、コロンビアでは「Uchuva(ウチュバ)」など、各地域で名称も異なります。”Physalis pruinosa”という種は、和名で「ショクヨウホオズキ」とされているものですが、実際はシマホオズキやブドウホオズキも、日本では同じ「食用ほおずき」として流通しています。」
(http://www.hakuba33.com/hozuki/ 白馬サンサン会HPより)
ということで、しまほおずきもPohaもCape Gooseberyも同じ品種のようですね。
また、「Cape Goosebery」の名前の由来として、
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/herb/db/arekore/11_20/physalis_peruviana.html (日本新薬のHP)
「香りが、グーズベリーに似ており、南アフリカのケープで盛んに栽培されていたことからケープグーズベリー(Cape gooseberry)とも呼ばれている。 」
ということで、残念ながら?「ケープをまとったような」ではなく
ケープタウンのケープだったようです。
ついでに?ナリス化粧品のHPでは
「シワ・たるみを改善する成分が発見された」ともありました。
http://www.naris.co.jp/company/20120920-3
女性のお土産ランキングがグッと上がるかもしれませんね
たしかに南アフリカには「ケープ州」という広い地域が有ったようで、(現在でも「西ケープ州」など4つの州に分割されているようですが)そこでさいばいされているという説は納得できますね。
このジャムをプレゼントされたみるき~さんは「改善する」という成分の効果は不要なほど「シワ・たるみ」とは無関係のかたですね。
私は日ごろのたるんだ生活が多少改善されたかもしれませんが・・・・
膨らみによって…