「おい！ワシの財布が無いがや・・・どうしたんや」とバ～様が言いだした。もう最近は三日に一回は言っているので、オイラも慣れっこになって「バ～様の部屋に必ずあるので、大丈夫だ。 お茶でも飲んで探そうぜ！」と一緒にお茶を飲むことにしている。 お茶を飲めば財布のことを忘れるから大丈夫なのだ。 でもね最近はバ～様は紙パンツを履いているのだけど駄目なんだよね・・・最近の紙パンツは吸水性がよく肌ざわりが良いように作ってあるから感覚で理解できないのです。 そうなるとバ～様が通ると匂いがする。近寄って来ても匂いがする。そしてバ～様が腰かけた椅子の座布団やソフｧーのカバ～が匂うんだよね・・・もうこうなると毎日のように洗濯をするということになる。バ～様本人に説くのだけど認知症になると匂いが分からなくなるらしい。困るんだ！しして本人に自覚が無いのでバ～様は「いじめられてるような気持になるんだね」バ～様の性格は閉じこもる事はなく怒り爆発のタイプだからこれも困るんだけど・・・なかなか息子としては「匂うぞ！」と言い出しにくいのです・・・言わなきゃいけないし・・・こりゃ、もう毎日が戦争だと気持ちを切り替えてバ～様に伝えているのですけどね・・・言われる本人も可愛そうだけど、言うオイラも切ないのです。
認知症になると嗅覚も皮膚感覚も鈍化するとは知らなかった。
体重＝60.2Kg・・・簡単には体重は落ちないのだ。
