10時までに

　バ～様を10時までにかかりつけの病院へ連れていかなければいけないので9時15分に家をでる。

「先生！おはようございます」とバ～様がとびきり元気な声で挨拶をした。

オイオイ！バ～様よオイラや妻の顔をみると「つかれた！えらい！」とため息ばかりをついている人が先生の前では元気な良い子かよ！

「石川さん！大丈夫だね！心配してたんだよ！もし今日も駄目なら紹介状を書いて入院してもらおうかなぁと思っていましたよ」

オイラはひそかに入院の方が良いなぁと思っていたが・・・。

「じゃぁ今日も点滴を打ちますから1時間ぐらいしたら迎えに来てください」

Nikon Coolpix S9700

1時間経って医院へ着くと、もうバ～様は待合室で待っていた。

すぐに先生に呼ばれて「白血球の数も正常値に下がっていますので、大丈夫です。そして血液中の鉄分が不足しているのでお薬を出しておきましたのでお大事時ね！」

「あの～昨日言われた心臓の肥大ということは？」

「肥大といっても病的な大きさまでいっていませんから大丈夫ですよ！足のむくみが出てきたとか！何か異常があるときすぐに診察に来てくださいね」

なんだ！オイラはてっきり心臓肥大で入院か？と思っていたが、そんな事か？

そうだよなぁ・・・咳のしすぎで心臓肥大とは可笑しいなぁとは思っていたのだ。