一平のペンとギター

僕らしい小説を書き、僕らしい歌をうたう、ぞ♪、ペンとギターの一平です。ギター弾き語りと小説書きの二刀流。

日本人という≪絆≫。

2019-05-01 00:49:25 | Weblog

 

 どんより灰色の空。しとしと降りしきる雨。湿気を含んだ冷涼な空気。

今日は、四月最後の日。

 平成最後の日。

今日一日、正しく、過ごしたい。

日本国民としての自分を、正しく、見つめたい。

紀元前660年。紀元後2019年。合計、2679年、続いている天皇。神武天皇から今上天皇まで。

元号は、「大化」から、「平成」まで、125代。

 

 たまたま、日本国に生まれた、≪絆≫。

 今まで出会った友、Michael, David は、アメリカで、Lawrenceは、ニュージーランドで、Richardは、イギリスで、

それぞれ、たまたま、それぞれの国に「生」「命」を与えられた。

 僕の日本人という≪絆≫は、切ろうにも断ち切れない。

 

 

キリストが生まれた年を、元年とした西暦は、”2019年”。

 日本国、独自の暦である、元号は、「平成31年」。

今日が、「平成」の、最後の日。

 

 

 「昭和」から、「平成」に変わった時、僕は、44歳だった。

結婚して、2年目で、今住んでいるマンションでの結婚生活2年目であった。

昭和天皇崩御。新元号の発布。大雪が降った。たしか1月7日。

教師の仕事をしていた。

仕事が忙しくて、小渕官房長官が、色紙「平成」をテレビで、披露されたシーンぐらいしか記憶にない。

 

 が、今回は、天皇が生きておられて、皇位を継承するので、

前回とは、まるで、違う。

 僕は、第2の人生の途上にいて、前回とは、心にゆとりがあり、冷静に世の中を眺められる状況にいる。

おまけに、10連休、という、今までにない状況。

日本国民が、みな、皇位継承を、注視している。

 

 僕は、初めて、今日、天皇が辞める儀式をテレビ画面で見た。

明日、初めて、新天皇即位の議を見る。

不思議な気がする。

ありがたい、と思う。

時代の変わり目に、立てて、感無量だ。

 

  「明治」に変わった時、「大正」に変わった時、「昭和」に変った時、

その時代の人々は、やっぱり、僕たちと同じ経験をしたんだろうなあ、と想像できる。

江戸270年、明治45年、大正15年、昭和63年、平成30年。

 日本人の血の流れの末に、今、僕が、今上天皇が、新天皇がいる。

この≪絆≫の中にいることを、ちゃんと受け止めたい。

 

 僕が、14才の時、中学2年生の時、

皇太子さまと美智子さまがご成婚された。

テレビ画面で、馬車に乗ってのパレードを見た。

あの時、今上天皇は、25才、皇后さまは、24才。

あれから、60年。

今、85才と84才。

僕は、74才。

 

 

 202年前、光格天皇は、将軍徳川家斉に,次の和歌を送ったという。

「民草に露の情けをかけよかし代々の守りの司は」 

そして、天明の飢饉に際し、民に、救い米を配るよう、将軍に進言した。

 

 天皇制と民主主義制度の併用を、祖先は採用して、70年後、

制度を悪用して大きな間違いを犯してしまった。

その反省に立って、昭和天皇は、「人間宣言」し、新憲法が誕生し、

象徴としての天皇が生まれた。

 

 今の、あり方を、僕は、素晴らしいと思う。

世界に一つしかない、という、暦=「元号」、日本国がつむいできた暦。

次の「元号」の変わり目には、僕は、もういない、と思う。

が、日本人の、この≪絆≫は、永遠であってほしい。

 

 

 

 

          日本人で、よかったあああ !!

 

 

 

 

 

 

 

 

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