本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

情勢一般。

2012-02-02 23:06:07 | web・メディア
1.小沢・鳩山という「維新の元勲」をパージしたのはわが宗主国=アメリカの意志である。官僚も財界もメディアも自公も悉くがこれに乗った。彼らにとって「小沢有罪」などは本来の目的ではない。小沢が自分の裁判に忙殺されて国政の場から遠ざかってくれさえすれば半ば事なれりだったのである。

2.自民党以上に信用出来ない現・泥鰌政権であるが、だからと言って、今直ちに自公へ大政奉還してしまうことが正しい選択だとは到底思われない。
 自民党は最短でも任期一杯の来年夏までは干しておくべきである。「50年の垢」はそれでも払拭されることはないだろうが、「解散権」は任期満了直前まで封印しておくことが野田に残された唯一の正しい選択である。その限りに措いて泥鰌内閣の生存を敢えて許すというのが小沢戦略の基本ではないだろうか。
 先遣隊として(?)民主党を離党した「絆」の代表は名前は知らないが(!)発言はなかなかしっかりしていた。安住などとはエライ違いである。

 いざ解散となったら、もう小沢が民主党に留まっている理由は一つもない。それに解散すれば民主の「300議席」は雲散霧消して、以後「今は昔の物語」となってしまう。
 鳩山には未練が残るだろうが、分派・分党して「新民主党」を立ち上げるべきである。

3.私には「小沢と橋下の合流」こそが日本復興のための必要充分条件のように思われるが、橋下らの主眼はどこにあるのだろうか。「石原新党」というが、担ぎ手が平沼や亀井の「70代トリオ」ではお里が知れるし人が集まらないだろう。今橋下との連携を公然と提唱出来る資格があるのは市長選挙でも橋下を応援した「みんなの党」だけである。
 橋下は元々が自民党によって知事選へ担ぎ出されたタレント候補である。彼は単純に「政権与党」が好きなのである。野党では政策が実行に移される可能性が極端に低くなるからである。

 一方小沢は今この国にはどういう施策が必須かつ急務で、そのためにはどこをどういじったらいいのかを熟知している我が国最有力(唯一の?)の保守系政治家なのである。剛腕・小沢も橋下も実行力がある。小沢が嫌、橋下が嫌というのなら、わが国民に残された道は一揆か革命しかない。私はそれでも一向に構わないが(!)大半の国民はそれを望まないだろう。そんな度量はない。
 小沢・鳩山・田中真紀子らとその周辺が如何にして橋下・堺屋らとの「薩長連合」を組み得るかがこの国の浮沈を握っているが、未だ竜馬は出現していないし、まして船上八策などはない。

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橋下 石原 手を組めない理由
【政治・経済】

2012年2月2日 掲載
東京・大阪・名古屋「3都新党」は空中分解必至
<新党潰しのウルトラCも>

 都知事の石原慎太郎(79)、大阪市長の橋下徹(42)、さらに愛知県知事の大村秀章(51)の3人がタッグを組む“東京・大阪・名古屋”の「3都新党」に政界が大騒ぎしている。大新聞も「3都新党に熱視線」とあおりたてている。しかし、ホントに「3都新党」なんて実現するのか。始まる前から、早くも空中分解が囁かれている。石原慎太郎と橋下徹は、絶対に手を組めないとみられているからだ。
「3都新党などと騒がれていますが、実際には“橋下人気”に石原都知事と大村県知事がスリ寄っているのが実態です。小物の大村県知事までが名前を売ろうとハシャいでいるのは論外ですが、石原新党も橋下新党と連携できなければ、せいぜい10人程度しか集まらないでしょう。ところが、橋下市長には都知事と組むメリットがない。すでに橋下市長は“みんなの党”との連携を深めている。ブレーンを共有し政策も似ている。兄弟政党のようなものです。好都合なことに橋下新党は関西圏、みんなの党は首都圏と選挙地盤もすみ分けられる。いまさら石原新党に加わってもらう必要がない。しかも、必ず慎太郎とどちらが総理になるかモメる。むしろ橋下市長は、小沢グループとの連携を考えているとみられています。小沢一郎なら黙って橋下市長を支えますからね」(政界関係者)
 そもそも、石原都知事と橋下市長は、「民主もダメ」「自民もダメ」「地域から国を変える」と掛け声だけは共通しているが、政策や選挙協力など具体的な話は一切していない。大新聞テレビが大騒ぎしているだけだ。
 しかも、自民党には「石原・橋下」連合を阻むウルトラCがあるという。
「もし“石原・橋下”連合が成立したら、自民党からドッと流れるはずです。自民党は絶対に阻止したい。幸いなのは、石原新党ブームは長くつづきそうにないことです。せいぜい、春まででしょう。解散・総選挙が1年先になったら、ブームは完全に終わる。だから、少なくとも秋まで解散・総選挙を遅らせるつもりだといいます。もともと自民党議員の多くは、人気のない谷垣総裁を秋の総裁選で代えてから解散したいと思っていたからちょうどいい。場合によっては、総裁選で長男の石原伸晃を担ぐ。さすがに息子が総理を目指そうという時に、慎太郎も足を引っ張れませんからね」(自民党事情通)
 大新聞テレビは、「3都新党」を面白おかしく報じているが、カラ騒ぎに終わるのではないか。


cf.堺屋太一

4.あるときを境に、それまで「官僚なんてみんな馬鹿ですよ!」と記者会見の席上公言していた管が、突然彼ら官僚の言うがままに行動するようになる。それからの民主党は大変身を遂げ、小泉ポチ同様のあからさまな対米従属路線を歩み始めたわけである。米から官僚経由で余程こっぴどい「ダメ出し」をされたのだろうと私は推測する。

5.東電は1兆円を国に拠出させておきながらやれ「3年後には黒字化」だの「電力料金17%値上げだ」などとたわけたことを抜かしている。役員は全員クビにして被災地へボランティアに行かせろ!

 それと八ッ場ダムだが、建設続行しても無駄、中止しても無駄というのなら、私はいっそ作ってしまえばいいと思う。それも防災云々はともかくとして、折につけ何かと電力不足が喧伝される現在、発電施設として建設されることが望ましい。

6.あの忙しい最中、肝心の議事録が作成されていなかったというのもひどい。普通ならそれだけでも内閣総辞職に相当するが、だが解散も総辞職もしてはならないのが現・泥鰌内閣である。


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