本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

LEVEL7.

2011-04-13 09:59:28 | web・メディア
国は事故を過小評価」専門家から批判の声も
読売新聞 4月12日(火)20時20分配信

 福島第一原子力発電所の事故の国による評価は、事故発生直後の「4」が3月18日に「5」に、そして20日以上たった4月12日になって最悪の「7」に変わった。

 専門家からは「国は事故を過小評価しようとしてきたのではないか」との批判の声も上がっている。

 原子力安全委員会によると、外部に出た放射性物質の大半は、1~4号機で水素爆発や火災などのトラブルが相次いでいた3月15日頃までに放出されていた。15~16日にかけ、放射性物質の放出総量が跳ね上がっており、安全委は2号機の圧力抑制室が15日に損傷し、大量の放射性物質が放出された結果と見ている。

 当時、すでにフランス原子力安全局は「6」、米民間機関「科学国際安全保障研究所」も「6または7」との見解を示していたが、保安院は「健康にかかわるものでない」として見直す姿勢は見せなかった。

 しかし、18日には国際世論に押されるように「5」に変更した。保安院の西山英彦審議官は「圧力や温度などが大きく変動し、評価が難しかった」と弁明。その後は「6にするには早い」と繰り返してきた。

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放射性ストロンチウムを検出=原発30キロ外、福島6市町村―文科省
時事通信 4月13日(水)0時44分配信

 福島第1原発の事故で、文部科学省は12日、福島県でサンプル調査をした結果、土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90が検出されたと発表した。同省によると、事故をめぐりストロンチウムが検出されたのは初。
 同省は3月16~17日、第1原発の30キロ圏からやや外にある福島県浪江町の2カ所と飯舘村の1カ所で採取した土壌を分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大260ベクレル、同90が最大32ベクレルだった。
 大玉村、本宮市、小野町、西郷村で19日に採取された植物も分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大61ベクレル、同90が最大5.9ベクレルだった。サンプルの植物は食用野菜ではないという。
 ストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持ち、人体に入ると骨に沈着し、骨髄腫や造血器に障害を引き起こす恐れがある。ストロンチウム90は半減期が約29年と長く、過去の核実験の際に飛散し問題となった。同89は半減期が約50日。 

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構造や規模に大きな違い=福島とチェルノブイリ―IAEA
時事通信 4月13日(水)6時21分配信
 
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長は12日、福島第1原発事故の国際原子力事故評価尺度(INES)の暫定評価が旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ最悪の「レベル7」に引き上げられたのを受け、ウィーンの本部で記者会見し、二つの事故は「構造や規模の面で全く異なる」と指摘した。
 同事務次長は「チェルノブイリ原発では原子炉が爆発したが、福島第1原発は原子炉が東日本大震災後に自動停止した」と説明。また、放出された放射性物質の量も、「福島第1原発の37万テラベクレル(テラは1兆)に対し、チェルノブイリ原発は520万テラベクレルに達した」と規模の違いを強調した。 

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「船がない」漁師悲鳴=他地域へ買い付け、ネット注文も
時事通信 4月13日(水)5時10分配信

 東日本大震災の津波で漁船を失った漁師たちが悲鳴を上げている。避難生活が長引き、生計を立てていく必要が生じる中、最も大事な商売道具の調達という難問に頭を抱えている。
 「どうしようもない」。岩手県釜石市の漁師土手和夫さん(70)はため息をつく。津波が去った後、避難していた高台から下りると、自分の船「大喜丸」は転覆、赤い船底を見せていた。
 船形こそとどめているが、破損状況は分からない。漁業再開には網を新たに調達し、機械を修理する必要もあるが、今は生活するので精いっぱい。「とりあえず船をひっくり返してみて、それから今後のことを考える」と言葉少なだ。
 釜石湾漁業協同組合によると、所属する552隻のうち、95%が完全に壊れたか、流された。被害額は同組合だけで約48億円に上る。
 同県宮古市では、陸に打ち上げられた船のうち、修理すれば使えそうなものを漁協が探したところ、100隻程度あった。ただ、宮古漁協に所属する1030隻のうち9割以上が破損しており、十分な数ではないという。知り合いのつてをたどって中古船を探す漁師が多いが、インターネットで注文する漁師もいる。
 同県久慈市の漁協は震災発生直後の3月13日に造船業者に120隻を一括注文した。「早い者勝ちになると思った。5月の連休明けには調達できそうだ」(嵯峨松男参事)ととりあえずは胸をなで下ろすが、全漁師に行き渡らせるにはあと約450隻が必要だ。
 今月15日から北海道の漁港へ中古の船を大量に買い付けに行く予定。「とにかく船がない。沈まなければ何でもいい」(同)。 

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原発事故、最悪「レベル7」 深刻度はチェルノブイリ級

 経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原発事故の深刻度を国際評価尺度(INES)の暫定評価で、最悪の「レベル7」に引き上げたと発表した。これまで放出された放射性物質の量について保安院は37万(テラは1兆)、原子力安全委員会は63万と推定。1~3号機の評価としてレベル7の基準である数万を大きく上回ったと判断した。これまでの暫定評価はレベル5。「レベル7」は、史上最悪の原子力事故とされる旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同レベル。
 福島第1原発事故が国際評価尺度(INES)の「レベル7」に引き上げたことについて、県の佐藤節夫生活環境部長は「評価で原発の状況が変わるわけではない。一刻も早い事態の収束を望む」と語った。一方、経済産業省原子力安全・保安院は記者発表の前に佐藤雄平知事にレベルの引き上げを伝えていなかったことが12日、分かった。
(2011年4月13日 福島民友ニュース)

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*被災地の復旧の度合いが地区によってばらつきがあるようだ。重機が入れない場所ではガレキの片付けさえままならない。一時避難所に身を寄せている罹災者はまだ14万人とも15万人とも言われている。「避難所を出た」と言っても、1階はやられたが2階は大丈夫だったので一家で2階に戻ったというケースもある。水道が復旧したばかりの町では、先日の余震でまた水道が壊れたという報道があった。浦安ではディズニーランドを再開するようだが、セレブの家々はまだ傾いたままで手がつけられない。

 会議だ会議だとペーパーを山ほど作っては捨てている暇があったら、被災地のうちどこがどれだけ復興したのか、その詳細を時々刻々マップで我々に開示すべきである。まして被災者にさえも充分な情報を与えない政府とはいったい何なのか。

 そう言えば、恒例大阪造幣局の桜の通り抜けは明日14日から20日迄で、10時から5時閉園である。節電のため夜間ライトアップは行わない。
 造幣局の桜は八重桜が殆どなので河畔のソメイヨシノと見頃が重なることはまずあり得ないのだが、今年はソメイヨシノの散り際と八重桜の開花が同時に見られるかも知れない。

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