本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

各党のキャッチコピー。

2005-08-25 21:58:18 | web・メディア
*独立系メディア・今日のコラムはここ→です。ここへ行くと例えば、自民党本部が今年の2月に、田中康夫長野県知事に講演を依頼し、自民党長野県連の反対で潰された経緯などがわかります。

*というわけで、今日も選挙ネタ。各党のスローガンというかキャッチコピーを軽く流してみます。

*まず共産党は『確かな野党』です。
 自民党に取って代わる『確かな与党』が緊急に欲しい時代にこれですから、随分とのんびりしたものです。この標語から伝わって来るのは、まず彼らは『確実に』票が欲しいのだという願望と、しかし当分は(永遠に?)自分たちは野党に終始するであろうという現状認識です。
 この党は『赤旗』という日刊の全国紙新聞と『民商(民主商工会)』という中小零細企業の経営相談の組織を持っている強みがあり、そこが社民党との大きな違いです。成り行きだけで『共産党』という党名を名乗っていますが、この党は最早所謂『共産主義』とは離れてしまっていると私も思います。

*社民党は『国民を見ずして改革なし』。
 「国民を見ないでいい」と公言している政党は無いのだからちょっとピンボケで、何を言いたいのかよくわからない。国民を見ようが見まいが、このままでは日本は国家として成り立って行かないのだという危機感をもっと強烈にアピールする標語が欲しいところだが、自分の党の方が沈没しそうな現状では如何ともし難い。
 「辻元に頼らずして集票なし」では如何にも辛い。

*『改革力、公明党』。
 余程政権の座がおいしいのか、すっかり小泉の補完勢力に成り下がってしまった。
 靖国一つ取っても、到底受け入れられない筈の政策に相乗りしているからには、今回の選挙で大敗する可能性を一部報道で指摘されるのも仕方ないだろう。
 また大敗でもしないことには、自らの独自性を発揮すべく真剣に検討に入ることはないに違いない。
 現在はこの党の存在理由が失われかけているのである。

*『日本を、あきらめない』民主党。
 如何にも真面目一筋の岡田さん好みの、思いつめた切迫感は伝わって来るのだが、こんな根暗な(?)標語が今のアッパラパーな若者たちの心を撃つとは到底思われない。私を含むおじん・ロートルたちは決して諦めてはいない。我々の票は民主党はある程度期待していいのだ。

 どうしたら靖国だのホリだのとファッショ的なファッション・モードに浮かれている若者(バカモノ?)たちを少しでも「真っ当な道に」(!)「明るく」連れ戻す(?)ことが出来るのか、答えは若者自身に聞くしかないだろう。彼らの未来に明るい材料は殆ど残されていないからだ。

*『国民新党』や『新党日本』・『新党大地』に関しては選挙が終わった後も存続しているかどうかわからないので、特に言いたいことはない。
 ただ彼らのことを「数合わせ」だとか「互助会」だとか言って非難するのはお門違いである。自公こそ「互助会」そのものだし、政党政治など「数合わせ」以外の何者でもないからである。ポチは参院でその「数合わせ」に失敗したから衆院を解散したのである。我々の国はこうして奇妙で危険な時代に入った。


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