1.レッドクリフ partⅡ 未来への最終決戦
goo映画によれば: ↓ ↓
大軍を率いて赤壁へ進行してきた曹操軍。曹操は疫病で死んだ自軍兵を対岸の孫権・劉備連合軍の元へ船で流し、連合軍に疫病を蔓延させる。これが原因で劉備軍は撤退、だが諸葛孔明だけは赤壁に残った。そんな中、孫権軍司令官・周瑜と孔明はお互いの首をかけての謀略を展開、周瑜は曹操軍2武将の謀殺、孔明は3日で10万本の矢の収集に成功する。やがて曹操軍に潜伏していた孫尚香が帰還、決戦へ向けて本格的な準備が始まり……。
三国志史上最も有名な合戦「赤壁の戦い」を映画化した『レッドクリフ』の後編。前作は戦いに至るまでの経緯や人間ドラマが中心となったが、今作ではいよいよ本格的な戦闘が展開される。期待の合戦シーンはダイナミックかつ大迫力。ジョン・ウー監督の作品らしく戦場では火計による爆発が多発し、そんな中で猛将たちが一騎当千の活躍を見せる。前半の周瑜と孔明による知謀の競い合いも見ごたえがあって面白い。一方ドラマ面では前作同様、周瑜と孔明をその中心に置きつつも、周瑜の妻・小喬や孫尚香ら女性陣がアクセントを加えている。オリジナル要素を加えつつ、壮大なスケールの作品に仕上がった。
・・ということであるが、要は娯楽巨編=一大スペクタクルなのである。
面白いと言えば面白いが、言ってしまえば冗長だから二部構成になっただけの話で、絶賛する程の価値はない単なるお遊び映画に過ぎないのである。
話はちょっと違うが『ベン・ハー』が名画であると言われて否定はしないけれど「今更衝迫力なんてねえよ」と言いたいような感じと似ているのであって、私はこのpartⅡを見たくて今回トビタに行ったわけだが、内容というか実質的な重さとしては、偶然ながら他の2本の方が遥かに勝っていたのである。
レッドクリフ PartII -未来への最終決戦- - goo 映画
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2.ニュームーン トワイライト・サーガ
背景に吸血鬼の一族と狼族との間の永年に亘るいがみ合い~死闘があって、間に立った人間(女子高生)が双方の男に惚れられて「イッツ インポッシブル!」と言ったかどうか、しばいば悪夢にうなされて悩むという、見ているこっちが困っちゃうような話である。笑。相思相愛なのは主人公の二人だが、対抗馬である狼男のマッチョな彼も、アリスというドラキュラ女その他もみなそれぞれ魅力的な出演陣で、前作を見ていない私にもなかなか楽しい映画だった。
goo映画によれば: ↓ ↓
転校生のベラは、妖しいほどに美しいクラスメイト・エドワードと恋に落ちる。だが彼は、100年以上も生き続けてきたヴァンパイアだったのだ…。彼の正体を知っても、恋心を止められないベラは、エドワードのそばにいるために自分もヴァンパイアになりたいと思い始める。だが自分と同じ苦しみをベラに味あわせたくないエドワードは、彼女の前から姿を消してしまう。最愛の人を突然失い、ふさぎこむベラ。そんな彼女の心を癒したのは、幼なじみのジェイコブだった…。
全世界で8500万部を突破した、ステファニー・メイヤーの超ベストセラーを映画化した第2弾。前作で世界的アイドルとなったロバート・パティンソン扮するエドワードは、自分が恋人に危険をもたらすことに耐えられず、失踪。そして彼の去った後、狼男のジェイコブがベラに急接近する。女子高生を吸血鬼と狼男が奪い合う、これぞファンタジーの極地ともいうべき三角関係が描かれるのだが、その反面、繊細な心情描写は妙にリアル。特に初恋にのめりこむあまり、身勝手で無謀な行動に走るヒロインの危うさには、ヒヤヒヤさせられるはずだ。この耽美な虚構と10代独特のリアリティの融合が、本シリーズの魅力だろう。出場は少ないが、あの“元”天才子役ダコタ・ファニングが顔を見せるのも見逃せない。
・・である。
ニュームーン/トワイライト・サーガ - goo 映画
cf.☆最新作”The Twilight Saga: Eclipse”(WP紙の批評とあらすじ)
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3.バッド・デイズ(ネタバレ注意)
原題は”City of Industry ”(1997)で「バッド ディズ」という「印象批評」みたいな(?)邦題は安直であまり良くない。この場合の「of」は「同格のof」で、直訳すれば「都会即ち工業(産業)」ということになるのだろうか、「(ロスアンジェルスという)巨大都市は巨大産業の坩堝だが、中にはこういう「産業」もあるんだぜ・・」という含意があるのだろう。確かに邦訳は難しい。
55年に製作された映画を現代風にアレンジしたものということだが、導入部が持って回ったような筋立てで一風変わっている。まず如何にも悪そうな男が手馴れた手つきで車を盗む。彼の向かった先が妻子持ちの男のところで、二人は(夫の更生を望む妻には内緒で)パームスプリングでの宝石強奪を計画しているのである。これに家庭のある男の兄と(運転手として)新しいメンバーが加わって強盗は実行に移され成功するのだが、話はまだ本筋には入らないのである。
この新しいメンバーの若造が実はマフィアに多額の借金のある札付きのワルで、山分けでは取り分が少な過ぎるからと即成メンバーの皆殺しを図るが、席を外していた主人公だけが辛くも命をとりとめ、以後復讐を目指すというストーリー展開となっている。
要はギャング同士の内輪揉めの話なのだが、見ている我々は背後に巨大組織がある若造には反感を抱き、逆に(「こんないい女房がいるのに・・」と死んだ仲間を惜しんだ程の)「俄か未亡人」しか味方に持たない孤軍奮闘の主人公には、なぜか最初から親近感以上の好意を感じるように仕向けられてしまうのである。
映画瓦版では: ↓ ↓
1955年に製作されたジャン・ピエール・メルビルのギャング映画『賭博師ボブ』のアメリカ版リメイクだというが、内容はどう見ても深作欣二監督作『いつかギラギラする日』なのはどういうわけ? 中年ギャング団の強盗に一枚かんだ若いチンピラが、仲間を裏切って獲物を持ったまま逃走。からくも生き延びたひとりの中年ギャングが若者を追って、最後は仲間の復讐をとげる物語だ。『いつかギラギラする日』の萩原健一と木村一八の対決が、この映画ではハーベイ・カイテルとスティーブン・ドーフの対決に置き換えられている。
反抗的で野心的な若いギャングが裏切る理由は台詞などで明確に描かれているわけではないが、それまでの彼の態度やギクシャクしたムードから、彼の突然の裏切りも不自然な感じはしない。思いがけず奪った金が少なかったことから、若者が強奪金の一人占めを狙った『いつかギラギラする日』の方が説明としては「合理的」に思えるのだが、「合理的」であることが必ずしも映画表現として優れているわけではないという証明だろう。
ひとり生き残ったハーベイ・カイテルが、殺された仲間のギャングの女房にかくまわれ、手渡された秘密のノートから裏切った若いギャングを追いつめて行く後半は、もう少し踏み込みが浅いような気がする。ハーベイ・カイテルと仲間の女房ファムケ・ヤンセンの関係が、「ギャングと仲間の女房」という関係から「男と女」の関係になりそうでならないもどかしさ。一線を越えないなら越えないままでもかまわないが、ふたりの気持ちの結びつきが「男と女」になってゆく様子が見えないので、カイテルがヤンセンを命懸けで助ける理由が弱くなる。ふたりの関係を『沓掛時次郎』ふうに追いつめて行けば、この映画の後半はグッと盛り上がったと思うのだが……。
裏切り者の若いギャング、スキップを演じたスティーブン・ドーフは、『ブラッド&ワイン』でジャック・ニコルソンと対決した若手俳優。大物俳優とからんでもまったく物怖じしない態度と芝居は大器の予感。映画の画面を支配する存在感で、しばしばベテランのハーベイ・カイテルを食ってしまうところも見える。やんちゃ坊主のような役が似合う人ですが、こうして完全な悪役を演じても嫌味のない俳優です。まだちょっとマイナーな匂いのする俳優なので、今後はメジャー作品に出て役柄の幅を広げてほしい。将来が楽しみな役者です。
ハーベイ・カイテルの役には、もう少しスピード感がほしかった。スキップの裏切りと警察の追尾から脱出し、殺し屋たちの襲撃から逃れながら、一転して反撃に向かう切り返し。追われる者から追う者への変身を、映画のテンポの違いとして描いてくれると、もっと面白かったかもしれない。ま、無い物ねだりですけどね……。
監督は『戦争の犬たち』『ゴリラ』『ハンバーガー・ヒル』のベテラン、ジョン・アービン。入り乱れる登場人物を巧みに処理して、よどみのないストーリー展開。でもあともう一息、もうひと押しがほしかった。
・・ということである。
一方同じくねたばれgoo映画によれば: ↓ ↓
引退を考えているロサンゼルスの三流ギャング、リー・イーガンは最後の仕事に宝石強盗を計画した。リーは兄のロイに助太刀を頼んだ。ロイはその筋で知られたプロのギャングだ。その他、妻子持ちのホーレイとスキップという二人の若者が集められた。周到な計画で襲撃は成功し、2300万ドル相当の宝石を手に入れたが、独り占めを目論んだスキップはリーとホーレイを射殺した。
ジャン=ピエール・メルビル監督の55年作品「賭博師ボブ」を現代風にアレンジした。監督は「湖畔のひと月」のジョン・アーヴィン。製作は「ストーリービル」のエヴゼン・コーラー。脚本はTVシリーズの脚本家として知られるケン・ソラーツ(製作も)。製作総指揮はバー・ポッター。撮影は「トイ・ソルジャー」のトーマス・バースティン。音楽は「ハーモニー」のスティーヴン・エンデルマン、美術はマイケル・ノヴォトニー。編集はマーク・コンテ。衣裳はエデュアルド・カストロ。主演は「レザボアドッグス」「真夏の出来事」のハーヴェイ・カイテル。共演は「スペース・トラッカー」のスティーヴン・ドーフ、「ビューティフル・ガールズ」のティモシー・ハットン、『ロード・オブ・イリュージョン』(V)のファムケ・ヤンセンほか。なお、エリオット・グールドがノンクレジットで出演している。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
・・となっている。
バッド・デイズ - goo 映画
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本格始動 小沢一郎2人区苦戦新人を集中テコ入れ
【政治・経済】
2010年7月1日 『日刊ゲンダイ』掲載
「増税反対」河村たかしも参戦
小沢一郎が、幹事長時代に2人目を擁立した2人区のテコ入れに動き出した。30日は宮城県を訪れ、苦戦が伝えられる新人候補を応援。1日にも、2人区の京都と兵庫に入る。最後の1週間で“小沢系候補”を一気に当選ラインに引き上げるつもりだ。
小沢が幹事長を辞任して以降、2人区の2人目は軒並み苦境に立たされている。執行部が組織もカネも現職に集中させ、2人目の新人候補は切り捨てられてしまった。新人候補の多くは小沢直系候補だ。
「今の民主党執行部は、まったく選挙が分かっていない。ド素人です」と、政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「選挙資金を平等に分配するのではなく、負けそうな重点地区に集中して投入する“選択と集中”は、選挙の基本です。複数区に2人の候補を立て、お互いに切磋琢磨して票の底上げを図るのは、かつて自民党もやっていたこと。小沢氏が幹事長を辞任して単独過半数を取れる体制を整えたのに、首相の増税発言や稚拙な選挙対策で台無しにしてしまった。揚げ句に、仲間が選挙を戦っているさなかに、枝野幹事長がみんなの党との連携に言及したりする。これでは士気が下がる一方ですよ。オウンゴールで議席を減らしているのです」
単独過半数を得ようと思ったら、2人区の1つや2つ独占しないと話にならない。執行部の方針転換で2人区の議席独占は難しい情勢だが、小沢はまだ逆転が可能だと信じているようだ。
●宮城、京都、兵庫…
小沢のテコ入れには、強力な助っ人も現れた。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけるという。小沢一郎と河村たかしは、もともと親しい関係だ。
「河村市長は、北海道を皮切りに、宮城、千葉、京都、大阪、兵庫など10選挙区に入る予定です。菅内閣の増税路線には真っ向反対の立場なので、減税を訴えることになると思います」(名古屋市政関係者)
これらの選挙区の新人候補は、ほとんど小沢が擁立した候補者だ。これで彼らが勝ち上がってくれば、党内の「小沢派」が増えることになる。民主党の議席を増やし、同時に小沢復権に向けて党内の足場を固めることもできる。「約束違反の増税はおかしい」と執行部に異議を唱える小沢と、“増税反対”の河村市長がタッグを組めば、無党派層の取り込みも可能だ。
枝野幹事長ら主流派は、小沢の執行部批判に逆ギレ。「小沢発言は大衆迎合だ」などと目くじら立てて反論し、党内分裂を印象づけてしまった。新聞・テレビが面白がって、バトルを煽るのは目に見えている。
執行部はケンカ腰になる前に、どうすれば議席を増やせるか、もう少し冷静に考えた方がいい。
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消費税:「増税還付」首相発言 与野党から批判 民主、1人区に危機感
菅直人首相が消費税を引き上げた場合の税金還付の年収水準(200万~400万円)に言及したことに波紋が広がっている。参院選では増税に対し地方の1人区で反発が強く、首相発言は低所得者向けへの配慮とみられるが、政府内でも「固まった数字ではない」とされ、与野党から批判が噴き出している。【坂口裕彦、念佛明奈】
首相は1日、熊本市で街頭演説し「所得の低い人に負担が重くならないような、軽減税率とか還付方式とか、いろいろ考えなければいけない」と強調した。ただ、前日に触れた還付対象の年収水準には言及しなかった。
首相の「還付」発言を巡っては、与党の国民新党の下地幹郎幹事長が1日の会見で「決まっていない段階で数字を挙げるのは非常によくない」と不満を表明。野党・自民党の谷垣禎一総裁も高松市で記者団に「相当発言がぶれる。400万円なら半分ぐらいの家庭が入る」と批判した。首相が年収水準への言及を控えたのは、不確定な数字がひとり歩きすれば野党の格好の攻撃材料になりかねないと警戒したためとみられる。
首相が還付対象の年収水準に踏み込んだのは、消費税増税論への反発を和らげる狙いがある。民主党執行部は、菅首相の「消費税率10%」発言後、内閣支持率が低下したことを受け、参院選への影響を分析。(1)改選数2以上の選挙区での上積みは限定的(2)自民党候補と一騎打ちとなる1人区でのてこ入れが必要との認識で一致した。
背景には、経済が疲弊する地方の1人区で民主党離れが加速しかねないとの危機感がある。小沢一郎前幹事長は1日、兵庫県朝来市での演説で「無駄を省けば財源はあると私はずっと言い続けてきた」と執行部の増税路線を批判した。小沢氏は1人区中心に全国行脚を続けており、「地方の悲鳴を聞いている」(周辺)という。
改選組のベテラン議員は「地方ほど消費税引き上げの影響は大きい。選挙戦では到底口に出せない」と指摘。民主党幹部は年収水準が「200万~400万円」の範囲で首相発言がぶれることに「下ぶれはいけない」と懸念を示した。
毎日新聞 2010年7月2日 東京朝刊
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外国人実習生死亡で過労死認定へ=全国初、勤務先を書類送検―鹿嶋労基署
7月2日15時42分配信 時事通信
外国人研修制度で来日し、技能実習生として茨城県潮来市の金属加工会社「フジ電化工業」で働いていた中国人男性=当時(31)=が死亡したことについて、鹿嶋労働基準監督署(同県鹿嶋市)は2日、違法な長時間労働などがあったとして、労働基準法違反容疑で同社と男性社長(66)を書類送検した。過労死も近く認定する方針。
外国人研修生問題弁護士会によると、外国人実習生の過労死が認定されるのは全国で初めて。
労基署によると、同社は2008年3月1日~5月31日、中国人男性に1月最大98時間の残業をさせ、ほか2人の外国人実習生も含め、残業が20時間を超えた場合、400円しか支払わなかったなどの疑い。
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2010.06.27 ~ 2010.07.03 3954PV 1532IP 5186位/1432593ブログ
2010.06.20 ~ 2010.06.26 4902PV 1591IP 5208位/1429947ブログ
2010.06.13 ~ 2010.06.19 3795PV 1307IP 6771位/1426671ブログ
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大軍を率いて赤壁へ進行してきた曹操軍。曹操は疫病で死んだ自軍兵を対岸の孫権・劉備連合軍の元へ船で流し、連合軍に疫病を蔓延させる。これが原因で劉備軍は撤退、だが諸葛孔明だけは赤壁に残った。そんな中、孫権軍司令官・周瑜と孔明はお互いの首をかけての謀略を展開、周瑜は曹操軍2武将の謀殺、孔明は3日で10万本の矢の収集に成功する。やがて曹操軍に潜伏していた孫尚香が帰還、決戦へ向けて本格的な準備が始まり……。
三国志史上最も有名な合戦「赤壁の戦い」を映画化した『レッドクリフ』の後編。前作は戦いに至るまでの経緯や人間ドラマが中心となったが、今作ではいよいよ本格的な戦闘が展開される。期待の合戦シーンはダイナミックかつ大迫力。ジョン・ウー監督の作品らしく戦場では火計による爆発が多発し、そんな中で猛将たちが一騎当千の活躍を見せる。前半の周瑜と孔明による知謀の競い合いも見ごたえがあって面白い。一方ドラマ面では前作同様、周瑜と孔明をその中心に置きつつも、周瑜の妻・小喬や孫尚香ら女性陣がアクセントを加えている。オリジナル要素を加えつつ、壮大なスケールの作品に仕上がった。
・・ということであるが、要は娯楽巨編=一大スペクタクルなのである。
面白いと言えば面白いが、言ってしまえば冗長だから二部構成になっただけの話で、絶賛する程の価値はない単なるお遊び映画に過ぎないのである。
話はちょっと違うが『ベン・ハー』が名画であると言われて否定はしないけれど「今更衝迫力なんてねえよ」と言いたいような感じと似ているのであって、私はこのpartⅡを見たくて今回トビタに行ったわけだが、内容というか実質的な重さとしては、偶然ながら他の2本の方が遥かに勝っていたのである。
レッドクリフ PartII -未来への最終決戦- - goo 映画
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2.ニュームーン トワイライト・サーガ
背景に吸血鬼の一族と狼族との間の永年に亘るいがみ合い~死闘があって、間に立った人間(女子高生)が双方の男に惚れられて「イッツ インポッシブル!」と言ったかどうか、しばいば悪夢にうなされて悩むという、見ているこっちが困っちゃうような話である。笑。相思相愛なのは主人公の二人だが、対抗馬である狼男のマッチョな彼も、アリスというドラキュラ女その他もみなそれぞれ魅力的な出演陣で、前作を見ていない私にもなかなか楽しい映画だった。
goo映画によれば: ↓ ↓
転校生のベラは、妖しいほどに美しいクラスメイト・エドワードと恋に落ちる。だが彼は、100年以上も生き続けてきたヴァンパイアだったのだ…。彼の正体を知っても、恋心を止められないベラは、エドワードのそばにいるために自分もヴァンパイアになりたいと思い始める。だが自分と同じ苦しみをベラに味あわせたくないエドワードは、彼女の前から姿を消してしまう。最愛の人を突然失い、ふさぎこむベラ。そんな彼女の心を癒したのは、幼なじみのジェイコブだった…。
全世界で8500万部を突破した、ステファニー・メイヤーの超ベストセラーを映画化した第2弾。前作で世界的アイドルとなったロバート・パティンソン扮するエドワードは、自分が恋人に危険をもたらすことに耐えられず、失踪。そして彼の去った後、狼男のジェイコブがベラに急接近する。女子高生を吸血鬼と狼男が奪い合う、これぞファンタジーの極地ともいうべき三角関係が描かれるのだが、その反面、繊細な心情描写は妙にリアル。特に初恋にのめりこむあまり、身勝手で無謀な行動に走るヒロインの危うさには、ヒヤヒヤさせられるはずだ。この耽美な虚構と10代独特のリアリティの融合が、本シリーズの魅力だろう。出場は少ないが、あの“元”天才子役ダコタ・ファニングが顔を見せるのも見逃せない。
・・である。
ニュームーン/トワイライト・サーガ - goo 映画
cf.☆最新作”The Twilight Saga: Eclipse”(WP紙の批評とあらすじ)
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3.バッド・デイズ(ネタバレ注意)
原題は”City of Industry ”(1997)で「バッド ディズ」という「印象批評」みたいな(?)邦題は安直であまり良くない。この場合の「of」は「同格のof」で、直訳すれば「都会即ち工業(産業)」ということになるのだろうか、「(ロスアンジェルスという)巨大都市は巨大産業の坩堝だが、中にはこういう「産業」もあるんだぜ・・」という含意があるのだろう。確かに邦訳は難しい。
55年に製作された映画を現代風にアレンジしたものということだが、導入部が持って回ったような筋立てで一風変わっている。まず如何にも悪そうな男が手馴れた手つきで車を盗む。彼の向かった先が妻子持ちの男のところで、二人は(夫の更生を望む妻には内緒で)パームスプリングでの宝石強奪を計画しているのである。これに家庭のある男の兄と(運転手として)新しいメンバーが加わって強盗は実行に移され成功するのだが、話はまだ本筋には入らないのである。
この新しいメンバーの若造が実はマフィアに多額の借金のある札付きのワルで、山分けでは取り分が少な過ぎるからと即成メンバーの皆殺しを図るが、席を外していた主人公だけが辛くも命をとりとめ、以後復讐を目指すというストーリー展開となっている。
要はギャング同士の内輪揉めの話なのだが、見ている我々は背後に巨大組織がある若造には反感を抱き、逆に(「こんないい女房がいるのに・・」と死んだ仲間を惜しんだ程の)「俄か未亡人」しか味方に持たない孤軍奮闘の主人公には、なぜか最初から親近感以上の好意を感じるように仕向けられてしまうのである。
映画瓦版では: ↓ ↓
1955年に製作されたジャン・ピエール・メルビルのギャング映画『賭博師ボブ』のアメリカ版リメイクだというが、内容はどう見ても深作欣二監督作『いつかギラギラする日』なのはどういうわけ? 中年ギャング団の強盗に一枚かんだ若いチンピラが、仲間を裏切って獲物を持ったまま逃走。からくも生き延びたひとりの中年ギャングが若者を追って、最後は仲間の復讐をとげる物語だ。『いつかギラギラする日』の萩原健一と木村一八の対決が、この映画ではハーベイ・カイテルとスティーブン・ドーフの対決に置き換えられている。
反抗的で野心的な若いギャングが裏切る理由は台詞などで明確に描かれているわけではないが、それまでの彼の態度やギクシャクしたムードから、彼の突然の裏切りも不自然な感じはしない。思いがけず奪った金が少なかったことから、若者が強奪金の一人占めを狙った『いつかギラギラする日』の方が説明としては「合理的」に思えるのだが、「合理的」であることが必ずしも映画表現として優れているわけではないという証明だろう。
ひとり生き残ったハーベイ・カイテルが、殺された仲間のギャングの女房にかくまわれ、手渡された秘密のノートから裏切った若いギャングを追いつめて行く後半は、もう少し踏み込みが浅いような気がする。ハーベイ・カイテルと仲間の女房ファムケ・ヤンセンの関係が、「ギャングと仲間の女房」という関係から「男と女」の関係になりそうでならないもどかしさ。一線を越えないなら越えないままでもかまわないが、ふたりの気持ちの結びつきが「男と女」になってゆく様子が見えないので、カイテルがヤンセンを命懸けで助ける理由が弱くなる。ふたりの関係を『沓掛時次郎』ふうに追いつめて行けば、この映画の後半はグッと盛り上がったと思うのだが……。
裏切り者の若いギャング、スキップを演じたスティーブン・ドーフは、『ブラッド&ワイン』でジャック・ニコルソンと対決した若手俳優。大物俳優とからんでもまったく物怖じしない態度と芝居は大器の予感。映画の画面を支配する存在感で、しばしばベテランのハーベイ・カイテルを食ってしまうところも見える。やんちゃ坊主のような役が似合う人ですが、こうして完全な悪役を演じても嫌味のない俳優です。まだちょっとマイナーな匂いのする俳優なので、今後はメジャー作品に出て役柄の幅を広げてほしい。将来が楽しみな役者です。
ハーベイ・カイテルの役には、もう少しスピード感がほしかった。スキップの裏切りと警察の追尾から脱出し、殺し屋たちの襲撃から逃れながら、一転して反撃に向かう切り返し。追われる者から追う者への変身を、映画のテンポの違いとして描いてくれると、もっと面白かったかもしれない。ま、無い物ねだりですけどね……。
監督は『戦争の犬たち』『ゴリラ』『ハンバーガー・ヒル』のベテラン、ジョン・アービン。入り乱れる登場人物を巧みに処理して、よどみのないストーリー展開。でもあともう一息、もうひと押しがほしかった。
・・ということである。
一方同じくねたばれgoo映画によれば: ↓ ↓
引退を考えているロサンゼルスの三流ギャング、リー・イーガンは最後の仕事に宝石強盗を計画した。リーは兄のロイに助太刀を頼んだ。ロイはその筋で知られたプロのギャングだ。その他、妻子持ちのホーレイとスキップという二人の若者が集められた。周到な計画で襲撃は成功し、2300万ドル相当の宝石を手に入れたが、独り占めを目論んだスキップはリーとホーレイを射殺した。
ジャン=ピエール・メルビル監督の55年作品「賭博師ボブ」を現代風にアレンジした。監督は「湖畔のひと月」のジョン・アーヴィン。製作は「ストーリービル」のエヴゼン・コーラー。脚本はTVシリーズの脚本家として知られるケン・ソラーツ(製作も)。製作総指揮はバー・ポッター。撮影は「トイ・ソルジャー」のトーマス・バースティン。音楽は「ハーモニー」のスティーヴン・エンデルマン、美術はマイケル・ノヴォトニー。編集はマーク・コンテ。衣裳はエデュアルド・カストロ。主演は「レザボアドッグス」「真夏の出来事」のハーヴェイ・カイテル。共演は「スペース・トラッカー」のスティーヴン・ドーフ、「ビューティフル・ガールズ」のティモシー・ハットン、『ロード・オブ・イリュージョン』(V)のファムケ・ヤンセンほか。なお、エリオット・グールドがノンクレジットで出演している。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
・・となっている。
バッド・デイズ - goo 映画
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本格始動 小沢一郎2人区苦戦新人を集中テコ入れ
【政治・経済】
2010年7月1日 『日刊ゲンダイ』掲載
「増税反対」河村たかしも参戦
小沢一郎が、幹事長時代に2人目を擁立した2人区のテコ入れに動き出した。30日は宮城県を訪れ、苦戦が伝えられる新人候補を応援。1日にも、2人区の京都と兵庫に入る。最後の1週間で“小沢系候補”を一気に当選ラインに引き上げるつもりだ。
小沢が幹事長を辞任して以降、2人区の2人目は軒並み苦境に立たされている。執行部が組織もカネも現職に集中させ、2人目の新人候補は切り捨てられてしまった。新人候補の多くは小沢直系候補だ。
「今の民主党執行部は、まったく選挙が分かっていない。ド素人です」と、政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「選挙資金を平等に分配するのではなく、負けそうな重点地区に集中して投入する“選択と集中”は、選挙の基本です。複数区に2人の候補を立て、お互いに切磋琢磨して票の底上げを図るのは、かつて自民党もやっていたこと。小沢氏が幹事長を辞任して単独過半数を取れる体制を整えたのに、首相の増税発言や稚拙な選挙対策で台無しにしてしまった。揚げ句に、仲間が選挙を戦っているさなかに、枝野幹事長がみんなの党との連携に言及したりする。これでは士気が下がる一方ですよ。オウンゴールで議席を減らしているのです」
単独過半数を得ようと思ったら、2人区の1つや2つ独占しないと話にならない。執行部の方針転換で2人区の議席独占は難しい情勢だが、小沢はまだ逆転が可能だと信じているようだ。
●宮城、京都、兵庫…
小沢のテコ入れには、強力な助っ人も現れた。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけるという。小沢一郎と河村たかしは、もともと親しい関係だ。
「河村市長は、北海道を皮切りに、宮城、千葉、京都、大阪、兵庫など10選挙区に入る予定です。菅内閣の増税路線には真っ向反対の立場なので、減税を訴えることになると思います」(名古屋市政関係者)
これらの選挙区の新人候補は、ほとんど小沢が擁立した候補者だ。これで彼らが勝ち上がってくれば、党内の「小沢派」が増えることになる。民主党の議席を増やし、同時に小沢復権に向けて党内の足場を固めることもできる。「約束違反の増税はおかしい」と執行部に異議を唱える小沢と、“増税反対”の河村市長がタッグを組めば、無党派層の取り込みも可能だ。
枝野幹事長ら主流派は、小沢の執行部批判に逆ギレ。「小沢発言は大衆迎合だ」などと目くじら立てて反論し、党内分裂を印象づけてしまった。新聞・テレビが面白がって、バトルを煽るのは目に見えている。
執行部はケンカ腰になる前に、どうすれば議席を増やせるか、もう少し冷静に考えた方がいい。
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消費税:「増税還付」首相発言 与野党から批判 民主、1人区に危機感
菅直人首相が消費税を引き上げた場合の税金還付の年収水準(200万~400万円)に言及したことに波紋が広がっている。参院選では増税に対し地方の1人区で反発が強く、首相発言は低所得者向けへの配慮とみられるが、政府内でも「固まった数字ではない」とされ、与野党から批判が噴き出している。【坂口裕彦、念佛明奈】
首相は1日、熊本市で街頭演説し「所得の低い人に負担が重くならないような、軽減税率とか還付方式とか、いろいろ考えなければいけない」と強調した。ただ、前日に触れた還付対象の年収水準には言及しなかった。
首相の「還付」発言を巡っては、与党の国民新党の下地幹郎幹事長が1日の会見で「決まっていない段階で数字を挙げるのは非常によくない」と不満を表明。野党・自民党の谷垣禎一総裁も高松市で記者団に「相当発言がぶれる。400万円なら半分ぐらいの家庭が入る」と批判した。首相が年収水準への言及を控えたのは、不確定な数字がひとり歩きすれば野党の格好の攻撃材料になりかねないと警戒したためとみられる。
首相が還付対象の年収水準に踏み込んだのは、消費税増税論への反発を和らげる狙いがある。民主党執行部は、菅首相の「消費税率10%」発言後、内閣支持率が低下したことを受け、参院選への影響を分析。(1)改選数2以上の選挙区での上積みは限定的(2)自民党候補と一騎打ちとなる1人区でのてこ入れが必要との認識で一致した。
背景には、経済が疲弊する地方の1人区で民主党離れが加速しかねないとの危機感がある。小沢一郎前幹事長は1日、兵庫県朝来市での演説で「無駄を省けば財源はあると私はずっと言い続けてきた」と執行部の増税路線を批判した。小沢氏は1人区中心に全国行脚を続けており、「地方の悲鳴を聞いている」(周辺)という。
改選組のベテラン議員は「地方ほど消費税引き上げの影響は大きい。選挙戦では到底口に出せない」と指摘。民主党幹部は年収水準が「200万~400万円」の範囲で首相発言がぶれることに「下ぶれはいけない」と懸念を示した。
毎日新聞 2010年7月2日 東京朝刊
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外国人実習生死亡で過労死認定へ=全国初、勤務先を書類送検―鹿嶋労基署
7月2日15時42分配信 時事通信
外国人研修制度で来日し、技能実習生として茨城県潮来市の金属加工会社「フジ電化工業」で働いていた中国人男性=当時(31)=が死亡したことについて、鹿嶋労働基準監督署(同県鹿嶋市)は2日、違法な長時間労働などがあったとして、労働基準法違反容疑で同社と男性社長(66)を書類送検した。過労死も近く認定する方針。
外国人研修生問題弁護士会によると、外国人実習生の過労死が認定されるのは全国で初めて。
労基署によると、同社は2008年3月1日~5月31日、中国人男性に1月最大98時間の残業をさせ、ほか2人の外国人実習生も含め、残業が20時間を超えた場合、400円しか支払わなかったなどの疑い。
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