本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

駕籠に乗る人担ぐ人。

2008-09-03 20:33:42 | 政治
1.今日の珠ちゃんテレビでは昨日とは打って変わってゴリゴリの麻生派モード・臨戦態勢へ変身~切替わった河野太郎も世襲議員の一人である。
 というかオヤジ洋平氏は大金持ちの現衆院議長で、若い人は知らないかも知れないが彼はかつて金権腐敗の自民党を飛び出して『新自由クラブ』という新党を立ち上げ、最大で三十名を超える議員集団の統帥としてぶいぶいいわしていたものだが、やがては党勢も衰え限界を感じて自民へ復党し、河野派という一派閥の長へおとなしく納まることとなり現在に至っている。その後引退への花道として衆院議長の座を与えられて党籍離脱し、結果河野派の派閥の長の座を譲られたのが、今や時の人たる良血・麻生太郎67歳なのである。

2.一部自制心のない報道はやれ太郎グッズがどうのアキバのメイドがどうのと早くも麻生人気を煽り始めたが、仮に今後近い将来麻生がパンクしたとしても奴らが責任を取ることなどは一切あり得ない。奴らはこうして言論垂れ流しで飯を食っている見下げ果てた卑しい連中なのである。

3.「政・財・官」癒着構造の一角を担う財界は安倍ポンが組閣すればこれを持ち上げ「期待感」を表明して応援し、福田が出れば福田を、麻生が出れば麻生をといった具合に盲目的、無条件に(←とは言っても財界有利の政策の実行等を注文はするが)自民党政権を支持し、これに恥ずることなく莫大な資金を注ぎ込むわけだが、その金の出所の大元はと言えば消費社会に於いて彼らが日夜売りまくる玉石混淆の商品代金以外ではなく、つまりは個々商品を購入して料金を支払い続ける我々一般消費者が担保・保証しているものである。言ってしまえば共産党支持者でも知らぬ間に自民党へ強制的にカンパさせられているわけである。企業献金などというものは民主主義ではないのだ。

 自民党の支持率など今や民主党を下回っていることを思えば、財界のしていることは社会的富を私し、一部の政党へ横流しすることに他ならず、いわば「社会的富の簒奪・横領」と言って差し支えない乱行・悪行なのであるが、遺憾ながら我が国の現行政治資金規正法(←ザル法だ!)ではこれは違法でも何でもなく、そうであればメデイアは収入源を一に財界からの広告収入に頼っている手前これには絶対服従で逆らえないし、逆らおうという素振りさえ見せないのである。

 報道の基本は、スポンサーが右と言えば右、左と言えば左を向くことなのであるからこれは任侠道のヤクザ社会と変わらない。ときの権力者・自民党に歯の浮くようなおべんちゃらを使いまくる「野太鼓報道」が蔓延る原因がここにある。他方スポンサーのない筈のNHKは「官製放送局」そのものであって、例えば安倍ポンがダメ出しすれば番組を平気で中止する「偏向放送局」なのでこれが「日本は社会主義国じゃないか?!」とときに西側メディアによって揶揄される一因になっているのである。

4.最後に一言付け加えておくと、麻生と言えばゴリゴリのタカ派でおまけに口が軽いから妄言・失言が多い。だからこの点野党は追及する材料に事欠かないだろう。

 有名なところでは「戦前戦中の『創氏改名』は朝鮮人が自ら望んで行ったことだ」という2003年の発言など、その見解に今でも自信があるならこれを訪韓して韓国民の前で正々堂々と言ってみたらどうだ?!
 その結果在韓公館が焼き討ちされ更には日韓国交断絶に至ったとしても、責任は私ではなく口ひん曲げの麻生本人が取らなければならないことは言うまでもない。

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福田“投げ出し”自公脳死 ゲンダイネット9/2

 安倍前首相に続く2代連続の無責任な政権投げ出しに国民はあきれている。福田首相は辞任会見で「ねじれ国会や野党の反対があって」と泣き言を並べたが、行き詰まるのは1年前の就任時から分かっていたこと。それなのに未練がましくダラダラと政権にしがみつき、何もせず、何もできずに政治や景気や国民生活をグチャグチャにしてしまった。もはや自公連立の政治は脳死状態。自民党に政権担当能力や資格はない。福田辞任の後に誰がなっても、すぐさま逃亡することになるのは目に見えている。今すぐ解散・総選挙で民意を問い、民主党に政権を明け渡すしかない。

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「ポスト福田」の最有力・麻生はすぐに辞任に追い込まれる ゲンダイネット9/2

 自民党内は早くも「ポスト福田」で走り出した。今のところ、最右翼は麻生太郎幹事長(67)で本人もヤル気満々で、党内も「麻生総裁」で固まっている。ところが、シナリオ通り、スンナリ決まるのか。土壇場で阻止されるという見方も強い。麻生氏が幹事長になったことで執行部を外された面々が反麻生で一致し、総裁になってもすぐに辞任に追い込まれる可能性だってある。

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福田首相辞任 民主議員に衆院選へ向け不安芽生える
9月2日21時52分配信 毎日新聞

 福田康夫首相の退陣表明を受け自民党が総裁選に突っ走る一方、対抗する民主党の議員たちの間に不安が芽生えている。近づく解散を前に有権者の関心が総裁選ばかりに向き、新総裁へのご祝儀ムードの中で衆院選が行われたら……。「(退陣の)時期を選んだ」と強調した福田首相。「われわれにとっては最悪のタイミング」と警戒する声も上がる。【日下部聡、神澤龍二、町田徳丈】

 「自民党の総裁選劇は面白いが、国民の皆さんはだまされないでほしい。マスコミの皆さんもご注意を」

 2日夕、東京・有楽町の緊急街頭宣伝から戻った民主党国民運動委員長の小沢鋭仁衆院議員は、麻生太郎幹事長や小池百合子元防衛相の写真が1面に踊る夕刊各紙を見つめながら言った。

 ある衆院議員の男性秘書(45)は「やられたの一言だ。辞任というカードを最悪のタイミングで切られた」と厳しい見方をする。

 民主党の代表選は21日。今のところ小沢一郎代表の無投票3選の確率が高い。自民党は総裁選を翌22日に持ってきた。「派手に盛り上げて注目を集めよう」。総裁選の日程には、そんな意図が見え隠れする。「麻生さんや小池さんら、話題の人をゾロゾロ集める総裁選を民主党代表選にぶつけられたら、こちらは完全にかすんでしまう」と秘書は悲観的だ。

 強気の議員もいる。「自民党は注目を集めようという戦略なのでは」との記者の問いを、枝野幸男衆院議員は一笑に付した。「皆さん(報道機関)に見透かされてるんじゃ、意味ない。ハハハ」

 ガソリン税問題などを追及してきた川内博史衆院議員も「国民は、小泉(純一郎)さんに1回だまされてますから、『もうだまされないぞ』と思っている。政権交代を求める声は弱まらない」と断言する。

 大塚耕平参院議員は「茶番をやっている社会情勢ではない。総裁選なんかせず、さっさと麻生さんに決めて、国会を開こうと言いたい」。

 民主党は、国会閉会中は隔週だった「次の内閣」の会合を、自民党総裁選が終わるまでは毎週開くことを決めた。政調会長の直嶋正行参院議員は2日の記者会見で「相手が総裁選をやっている間、きちっと政策の議論をしていることを国民に見せる」と意図を説明した。

 「顔がむっつりした小沢一郎(民主党)代表と、むっつりしながらも楽しそうな麻生さんのポスターでは、差は一目瞭然。次の一手を誤ると取り返しのつかないことになる」。先の秘書は、こうも言った。

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 ある衆院議員の男性秘書(45)は「やられたの一言だ。辞任というカードを最悪のタイミングで切られた」と厳しい見方をする。(再掲)

 ↑ 署名入りの記事だからまさか丸ごとの天ぷらではないだろうが、民主党議員の秘書がこんな泣き言を本当に言っているのだとしたら、これは相当レベルが低い。この秘書は、政敵に都合の良い絶好のタイミングで攻勢を仕掛けてくれる敵将リーダーがいるとでも思っているのか、生きているうちに少しは頭を使え。

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