本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

トビタシネマ上映中。

2010-06-08 23:44:49 | 
1.アンダーワールド:ビギンズ(2009年)

 これも(人気が出たから)『後から作られた前史』でシリーズ最終版である。
 この映画は日本でも去年公開されたばかりだが、私はこの『女処刑人』の人気シリーズを多分一度も見ていないので今一つ理解が及ばなかった。
「ヴァンパイアと狼族との、長きに亘る人智の及ばぬ争闘の歴史」などと言われても、こちらとしては全然ピンと来ないから「あっそ♪」と思うだけでそれで別段どうということもないのである。でも一応全部見た。あちゃ。

cf.Felista

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2.クロコダイル・ダンディinL.A.

 これは一種ヘビーな「おふざけ映画」ということだろうか。別にこの種の映画が嫌いというわけではないが、夜行ったからちょうど眠くなる時間帯にこの映画がすっぽり嵌ってしまって、結局大部分寝ていた。

クロコダイル・ダンディーin L.A.(2001) - goo 映画クロコダイル・ダンディーin L.A.(2001) - goo 映画

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3.チェイサー(2008年)

 実在した連続猟奇殺人事件を(そのままではないが)題材とした、なんとも凄惨な韓国映画である。ストーリー展開にも救いはなく、わが日本映画では興行面や見せ掛けだけのヒューマニティへの配慮等でここまで残虐な作りにはならないのではないかと思われる。まさに「映画は現実である」(ゴダール)を地で行くような映画であり、この映画に比べたら日本のヤクザ映画や北野作品の暴力性・残虐性などちゃんちゃらおかしく感じられてしまうのである。韓国映画界でも既存のシステムの瓦解~斜陽化は進行しているとのことで、こういう型破りな映画の登場する土壌は充分にあるのである。この映画の翻案権争奪戦ではあのディカプリオが勝利したとのことである。

 警察ー検察の失態・腐敗や法の不備・盲点なども作中幾度となく描かれるが、だからと言ってそれを社会派きどりで追求するという姿勢は見られない不思議な魅力がこの映画にはある。警官崩れで今はデリヘル業の雇われ社長をしている主人公を始め、登場人物には誰一人としてまともな者はおらず、強いて上げれば殺される被害者やその家族だけが「まとも」なのである。

 いや、映画の主人公はむしろ殺人魔ヨンミンの方で、彼を必死にチェイスする警官崩れの女衒ジョンホも警察・検察も、彼の一挙一動に翻弄され続けるのである。「逮捕状なしでの逮捕は12時間以内に証拠が上がらない限り即釈放」という法律が韓国にはあるらしく、ヨンミンは過去にも逮捕された経歴があるがその都度「嫌疑不充分」で釈放されていた。今回も釈放された彼が(追尾の女刑事がボケッとしている間に)新たな惨劇を生むという救われない展開になっている。
 ちなみに日本では犯罪を現認されない限り令状なしの逮捕は執行出来ない。
「現行犯逮捕」というやつである。

cf.@nifty映画

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『景気の谷』は09年3月 戦後最大級の後退
2010年6月8日 『東京新聞』朝刊

 内閣府は七日、景気の山や谷を判断する「景気動向指数研究会」を開き、二〇〇七年十月に始まった景気後退局面で、景気の谷は〇九年三月だったと判定した。景気の後退期間は十七カ月間で、過去平均の十六カ月とほぼ同じ。〇八年九月のリーマン・ショックをきっかけに輸出が大幅に減少し、景気は戦後最大級の急激な落ち込みとなった。

 景気の山から谷までに、景気の現状を示す景気動向指数の一致指数は20・2%下落した。一カ月当たりの下降率は1・2%で、比較可能な一九八〇年以降、最も大きかった。

 一方、景気の谷から一年間の一致指数の上昇率は21・4%で、回復ペースも最も速い。生産回復が主因だが、設備投資や雇用は力強さに欠け、研究会座長の吉川洋・東大教授は「落ちるのも、上がるのも輸出の影響が大きかった」と総括した。

 急激な景気後退は、統計手法の課題も浮き彫りにした。指標で極端な値が出た場合、変動幅をなだらかにする「刈り込み」と呼ばれる処理を毎回行っている。実施した今年三月時点で、一致指数は一〇一・五とリーマン・ショック時の水準(九八・二)を回復した。だが、刈り込みをしない試算値は八八・七だった。吉川教授は「ただちにリーマン・ショック以前の水準に戻ったと理解するのは慎重であるべきだ」と述べた。

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党内反発で?安住氏翻意「小沢氏の考え方踏襲」

 民主党の安住淳選挙対策委員長は8日、参院選で改選定数2以上の選挙区に複数の候補者を擁立した小沢一郎前幹事長の方針を踏襲し、候補者の絞り込みは行わない考えを表明した。

 7日には「どうしても共倒れする」などの状況を前提に、方針見直しの可能性に言及したが、8日の日本テレビの番組では「小沢氏の考え方を踏襲する。(改選定数が2人以上の選挙区では候補者)2人で頑張っていこう、というのが基本線だ」と述べた。これに先立ち、党本部で記者団に、「候補者はフルスピードで走っている。急に止まるのは大変」とも語った。

 安住氏の7日の発言に対しては、高嶋良充参院幹事長が8日の記者会見で「現在の支持率をみれば共倒れするところは一つもない」と反論するなど、党内で強い反発が出ていた。
(2010年6月8日22時00分 読売新聞)

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勉強会「創生日本」、新党と連携方針

 保守系の国会議員で作る勉強会「創生日本」(会長・安倍元首相)は8日、自民党本部で総会を開き、たちあがれ日本、日本創新党の両党と夏の参院選で連携する方針を決めた。

 保守勢力を結集し、民主党の単独過半数を阻止する狙いがある。両党も連携に前向きで、10日にも正式に発表するという。8日の会合には、自民党と無所属の議員計約20人が参加した。
(2010年6月8日22時22分 読売新聞)

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表紙を変えただけと批判する谷垣自民も表紙を変えないと
【政治・経済】
2010年6月8日 『日刊ゲンダイ』掲載

 自民党は目の色を変えて今回の代表交代劇を批判している。谷垣禎一総裁が「選挙前に表紙を変えるのは古い手法だ」と言えば、石破政調会長も「表紙を変えただけだ」と援護。衆院の早期解散を要求している。
 小泉政権以降、安倍・福田・麻生と3代続けて表紙を変えた政党がよく言ったものだが、谷垣自民党がこんなに必死なのは、政党支持率がちっとも上向かないからだ。
 それどころか、7日のNHK世論調査は先月より1ポイント減の17.0%、ANNの世論調査も4ポイント減と下落の一途。党内の混乱はヒドい。
 政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「自民党内では、鳩山首相のまま参院選に突入すれば民主党政権は自滅する、という楽観論も多くありました。普天間問題と政治とカネで攻めれば大丈夫だという考えです。ところが、矛先を向けてきた2人が辞めてしまったから、状況が一変した。以前から党の改革を口にしていた議員らは『それ見たことか!』と怒り心頭です。ただ、今さら改革しようにも、執行部批判をしていた河野太郎氏は幹事長代理になって何も言わなくなってしまっている。打つ手はありません」
 困った谷垣総裁は材料を必死に探したのだろう。菅政権の顔ぶれについて、「今まで以上に左翼的だ」なんて苦しい批判をしている。このままでは、参院選の結果は火を見るよりも明らかだ。
「首相が交代しなければ自民党は45議席くらいは取れたかもしれないが、いまや35議席がやっとでしょう」(有馬晴海氏=前出)
 自民党もなりふり構わず表紙を変えたいところだろうが、舛添や与謝野が去って“顔”もいない。やはり滅びゆく政党だ。

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cf.民主党(1998-)

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