本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

放射能濃度。

2011-03-28 06:00:04 | web・メディア
'11/3/27 『中国新聞』
内閣支持は28%に上昇、世論調査 原発対応評価せず58%

 共同通信の全国電話世論調査によると、内閣支持率は28・3%で、先月中旬の前回調査から8・4ポイント上昇した。

 ▽原発対応を58%が評価せず

 共同通信が26、27日に実施した全国電話世論調査によると、福島第1原発事故への政府対応について「評価しない」とする回答が58・2%となり、「評価する」の39・3%を上回った。

 ▽被災者支援を57%が評価

 共同通信の全国電話世論調査で、東日本大震災の被災者支援での政府対応について「評価する」が57・9%となり、「評価しない」の39・2%を上回った。

 ▽67%が復興のための増税に賛成

 共同通信の全国電話世論調査で、復興財源のための増税について「賛成」とする回答が67・5%となり、「反対」の29・4%を上回った。

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副社長「お騒がせした」=相次ぐ訂正発表―放射性物質取り違え・東京電力
時事通信 3月28日(月)1時16分配信
 
「大変お騒がせして申し訳ない。なぜ間違ったのかよく調査したい」―。福島第1原発2号機のタービン建屋にたまった水の放射能をめぐり、誤った測定値を発表したことについて、東京電力の武藤栄副社長(原子力担当)は27日夜と28日未明、緊急記者会見を開いて頭を下げた。武藤副社長は26日にも別件で訂正発表しており、混乱ぶりを印象付けた。
 東電の説明では、サンプルの水を採取したのは26日朝。同日夕の測定で、分析機器から出た結果をうのみにし、セシウム134をガンマ線の特徴が似たヨウ素134と取り違えたという。
 放射能は時間の経過に伴って減少する。当初発表されたのは採取時点までさかのぼって計算した数値だったが、半減期が約2年のセシウム134に対し、ヨウ素134は約53分と短いため、逆算した数値が極端に高まった。
 本来ならば、他の物質に比べてヨウ素134が突出していることを疑問視すべきだった。国の原子力安全委員は「通常では考えられない物質が出ている」と東電に問い合わせていた。
 武藤副社長は会見で「再評価する必要があるとは思っていた」と述べ、自身でも数値を疑っていたことを明らかにし、「他に発表した数値に誤りがあるかも、もう一度検討したい」と話した。
 これに先立つ27日午後の会見では、原発事故収束までの見通しに関して「残念ながら何カ月、何年と言えるまで具体的な方策、スケジュールは詰まっていない」と述べた。 

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*東電の言うことのどこをどう信用したらいいのかよくわからない。社長は心労で今リタイア中である。この緊急時に倒れるような人をいつまでもトップに置いていても邪魔なだけだろう。ご本人が早いとこ勇退されて後続に権限を譲ったらどうか?
 しかし副社長も見るからに頼りないし、記者団からは「外部に事態の収拾を委託したらどうか」との質問が飛んだが、東電は「いや、自分たちでやる」とそれを拒否したそうだ。まるで駄々っ子だ。
 無傷だった頃の写真と比べたら、福島の原発の今は廃墟そのものだが、中にはまだ悪魔的な妖怪?が力を温存したまま潜んでいるのである。

 3マイルでは1週間、チェルノブイリでさえ2週間で一応「片をつけた」というのに、福島では2週間を越えてもまだ「収束までのスケジュールなど出せる段階ではない」と言うのだから、我々も数字が上がっただの下がっただの言われてそれに日々反応して一喜一憂していても無意味である。
 その数値だって、やれコバルトだセシウムだと一日で発表が2転3転しているのである。私は初期の段階で「東電に当事者能力はあるのか!?」と疑問を投げかけたが、これは決して杞憂ではなかったことが現実の推移で明らかになりつつある。

 そう言えば最近NHKの論説も東電に対して若干厳しくなった。あくまで『若干』である。これまでがべったり過ぎたのである。

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メルトダウンまとめサイトによれば冷却の流れは: ↓

① 電源回復
② 配線・機器の点検
③ 通電
④ 照明の復旧
⑤ 計測器・中央制御室の復旧
⑥ ポンプなど冷却設備の点検
⑦ ポンプなどの補修交換
⑧ 原子炉・使用済み燃料プールの水循環システムの再稼動
⑨ 海水による熱交換システム再稼動
⑩ 冷温停止

2011/03/21 11:18 @フジテレビ 知りたがり! より

・・ということであるから、(仮に全てが順調に進んだとしても!)まだまだ先の長い話である。その間どんどん放射能は排出され続ける。

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検視済みの3割身元不明 体格や服装で確認呼び掛け 

 東日本大震災で犠牲者の多い宮城、岩手、福島の3県で警察が検視を終えた遺体のうち、約3割は身元が確認できていないことが28日までの警察庁のまとめで分かった。

 各県警は身元不明遺体のうち、所持品などから推測される氏名をホームページ(HP)で公表しているが、さらに人定につながる物がない遺体についても、HPで体格や服装などの公開を始めた。遺族らによる身元の確認を呼び掛けている。

 警察庁によると、3県では約1万550体の検視を終えたが、うち約2810体の身元確認ができていない。

 宮城県警は18日から氏名を推測できない遺体について体格や身長、服装、所持品などの一覧をHPに掲載。福島県警も27日から同様の情報を公表し、岩手県警も実施する方向で検討している。

 警察庁の27日午後9時現在のまとめによると、死者は1万804人、家族が警察に届けた行方不明者は1万6244人で計2万7048人に上った。3県の死者は宮城6565人、岩手3213人、福島968人。行方不明者は宮城6144人、岩手4682人、福島5414人となった。
2011/03/28 05:49 【共同通信】

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東日本大震災:無数の遺体、安置台なく 過酷な中、続く捜索活動--府警 /京都  毎日jp2011/3/27地方版
 ◇「早く遺族の元に」

 行方不明者の捜索が続く東日本大震災の被災地に府警の広域緊急援助隊が入り、活動を続けている。これまで2次にわたり約400人が派遣され、過酷な環境の中で、行方不明者の救助捜索や犠牲者の検視、身元の確認をしている。震災直後に宮城県入りし、検視活動にあたった江河和彦警視(捜査1課)に体験を聞いた。【林哲平】

 第1陣として派遣された検視班19人が14日朝、遺体安置所となった同県気仙沼市立新城小学校の体育館で目にしたのは信じられないような光景だった。無数の遺体がブルーシートを敷き詰めた床に並ぶ。安置台すらなく、被災した民家から持ち込まれたと思われるカーテンやシーツでくるまれていた。

 遺体の前で手を合わせ、医師と遺体に向き合う。多くは近くの介護施設に入所していた高齢者だ。室内履きを履いたままの人や、カテーテルを挿入したままの人、中にはランドセルを背負った小学生の女の子も。ほとんどが水死。「逃げる間もなくあっというまに津波に襲われたのだろう」と最期を思いやる。断水の続く中、なんとかしてポリバケツ1杯の水を入手、顔の泥を落として再び手を合わせるのがやっとだった。

 日没までに42体の検視を終え、所持品や生き残った施設職員からの聞き取りなどで身元確認を進めた。「感情を入れると、とてもできる仕事ではない。検視官としての目を保つため、無意識のうちに冷静であろうと努めていた」と作業の過酷さを振り返る。

 警察庁によると、26日午前10時現在、宮城県内の死者は6097人に上り、行方不明者も6237人を数える。大規模な火災の影響もあり、見つけても搬送できないままの遺体も多数あったという。「これから腐敗が進む遺体の収容や身元確認はますます難しくなる。早く遺族の元に返してあげたいのだが」

 府警の第2次派遣隊も宮城県などで活動を続けている。

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保安院 炉心溶融 震災当日に予測
2011年3月28日 『東京新聞』朝刊

 経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の十一日夜、東京電力福島第一原発事故に関して、三時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが二十七日、分かった。また翌十二日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。政府文書や複数の政府当局者の話で判明した。

 溶融の前段である「炉心損傷」を示すヨウ素検出で、政府内専門家の間では危機感が高まり、応急措置の即時実施が迫られる局面だった。

 しかし菅直人首相は十二日早朝、原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長と予定通り現地を視察。政府与党内からは、溶融の兆候が表れた非常時の視察敢行で、応急措置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方も出ている。初動判断のミスで事態深刻化を招いた可能性があり、首相と班目氏の責任が問われそうだ。

 政府原子力災害対策本部の文書によると、保安院は十一日午後十時に「福島第一(原発)2号機の今後のプラント状況の評価結果」を策定。炉内への注水機能停止で五十分後に「炉心露出」が起き、十二日午前零時五十分には炉心溶融である「燃料溶融」に至るとの予測を示し、午前三時二十分には放射性物質を含んだ蒸気を排出する応急措置「ベント」を行うとしている。

 保安院当局者は「最悪の事態を予測したもの」としている。評価結果は十一日午後十時半、首相に説明されていた。

 この後、2号機の原子炉圧力容器内の水位が安定したが、十二日午前一時前には1号機の原子炉格納容器内の圧力が異常上昇。四時ごろには1号機の中央制御室で毎時一五○マイクロシーベルトのガンマ線、五時ごろには原発正門付近でヨウ素も検出された。

 事態悪化を受け、東電幹部と班目氏らが協議し、1、2号機の炉内圧力を下げるため、ベントの必要性を確認、四時には保安院に実施を相談した。また菅首相は五時四十四分、原発の半径十キロ圏内からの退避を指示した。

 だが東電がベント実施を政府に通報したのは、首相の視察終了後の八時半で、作業着手は九時四分。排出には二つの弁を開く必要があるが、備え付けの空気圧縮ボンベの不調で一つが開かなかった上、代替用の空気圧縮機の調達に約四時間を費やし、排出が行われたのは午後二時半だった。

 与党関係者は「首相の視察でベント実施の手続きが遅れた」と言明。政府当局者は「ベントで現場の首相を被ばくさせられない」との判断が働き、現場作業にも影響が出たとの見方を示した。
◆いずれ回答する

 原子力安全委員会の班目委員長の共同通信に対する書面回答 現在、事態の収束に全力を傾注している。一方、社会への説明責任を果たすことの重要性も重々認識している。今般の質問には答える立場にないものも含まれているが、プラントの状況は時々刻々と変化し、対応に当たっては予断を許さない状況にあり、正確な見解を申し述べることが必要と考えているものの、十分に吟味し、責任を持った回答を作成できる状況にない。今後、状況が一応の安定を取り戻した状態となり、対応が可能となった段階で対応を行う。ご理解のほどよろしくお願いします。
◆視察と関係ない

 東京電力の広報担当者のコメント (応急措置である「ベント」の実施に時間がかかったのは)福島第一原発の現場の放射線量が高かったから(ベント実施を)入念に検討したためだ。ケーブルの仮設など準備作業に時間を要した。(ベントのタイミングと)首相の来訪は関係がない。

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*「空から素人が見に行ってる場合じゃねえだろう!?」という我々一般の常識の方が正しかったのである。つまり管は無能な上非常識なのである。

今は自衛隊機も上空飛行が危険なため、米軍無人機が24H態勢で原発を監視しており、米軍経由の情報が日本政府に渡されている。

「東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。
 この幹部によると、米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとし て、提案を受け入れなかったとみられる。」

 震災発生直後の米政府と日本政府間のやりとりは読売のスクープだったことは以前述べた。日本政府はこの事実を否定し、他社はそれに従ってこの記事を黙殺している。
「廃炉は当然。冷却材を投下して直ちに福島原発をおシャカにしろ」というのが米側の忠告だったが、東電と日本政府はまだ「直して使う!」つもりだったのか、この貴重なアドバイスを退けた。

cf.匿名党

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cf.ニコニコ動画アーカイブ

 ニコニコ動画では今(19:30現在)東電の記者会見ライブ中継中・・だったがもう終った。また深夜やる。

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*現在(↓下線部が出典不明で問題らしい)審査中のウィキペディアACジャパン(旧名公共広告機構)の「2011年東北地方太平洋沖地震の際の放送」によれば: ↓

 2011年3月11日に2011年東北地方太平洋地震が発生した際、その影響でほぼすべてのスポンサー企業がCM放送を自粛したため、大半のCMがACのCMに差し替えられている。ACジャパンの担当者によると、クライアントである一般企業の約70%以上が自粛しているという[12]。

その結果、ACのCMは民放各局で大量に放送された。これにより全国の視聴者から問い合わせが殺到し、視聴者に不快な思いをさせたとしてACジャパンがお詫びを発表する事態になった[13][12]。お詫び文章には「抗議が来た」というような記述はないが、実際には苦情が殺到していたという。苦情の内容は、「同じCMばかり流れてしつこい」「サウンドロゴが不快」「(がん検診を促すCMなど)内容が地震にそぐわない」という旨のもののほか[14]、「企業の自粛であまったCM枠を買いあさっているのか」[15]、「そんなCMを流すのに税金を使うなら、少しでも被災地に回せ」[14]などという的外れなものもあったという[16]。一方で、上記NHKとの関係の節の通り、会員企業の中に国からの交付金を給付されているNHKも含まれているので、やはり的を得ているともいえる。[要出典]中には刃物を持って押しかけるという脅迫電話をかけた者もいる[14]。

ACジャパンはお詫びを発表したほか、テレビ各局にサウンドロゴの削除も依頼しており[15]、実際にサウンドロゴなしのCMも放送されるようになった[14]。

ACジャパンはお詫びの文章において、被災者を応援するCMを制作することを発表した[13]。CMは6本用意される予定で、通常はCMの制作に月単位の時間がかかるところを2 - 3日に短縮している[14]。

・・とまあ、そんなことで、同じCMばかり流すことへの抗議が殺到したようである。

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 ↓ これは私のサイトの数字で、この2週間は毎日200名前後の訪問者がある。多謝。(私はいつも多いときしか公表しない。あちゃ。w)

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