本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

忸怩たる思い。

2007-06-09 21:58:58 | 社会
 *写真はNYタイムス6/9からヒラリーさんですが、ハリケーン・エイズに行かれたようです。

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緑資源農地担当理事を聴取 東京地検 熊本の大型事業を統括

2007年6月8日 東京新聞夕刊

 農林水産省の独立行政法人「緑資源機構」の官製談合事件で、東京地検特捜部は八日、農水省OBで、機構農用地業務部の担当理事から任意で事情聴取した。機構が熊本と島根の両県で進める大型事業をめぐり、林道工事だけでなく、農地整備事業でも官製談合の疑いが浮上しており、特捜部は、入札実態や政界関係者からの口利きの有無などについて、理事から詳しい説明を求めたもようだ。

 関係者によると、機構は一九九九年から熊本県阿蘇地方で、森林と農地を一体的に整備する総事業費百五十億円の大型事業を展開。数年前から農地の区画整理工事や農林道整備工事を発注しているが、地元業者でつくる協議会を中心に、不正な受注配分が繰り返された疑いが持たれている。

 このうち林道整備工事については、機構前理事高木宗男容疑者(59)=独占禁止法違反容疑で逮捕=ら森林業務部門の幹部が関与しており、高木容疑者は特捜部の調べに、機構側が受注配分を最終的に承認し、出先機関が事実上の予定価格を漏らしていたことなどを認めているという。

 一方、農地の区画整理工事の入札でも、機構の農用地部門が統括し、業者間の受注配分を承認していたとされる。特捜部の聴取を受けた理事は農水省中国四国農政局長で退官後、〇五年に機構理事に就任した。

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折口会長『処分逃れ』容認 コムスン社長辞任 譲渡は当面凍結

2007年6月9日 東京新聞朝刊

 訪問介護最大手のコムスン(東京)が厚生労働省から事業所指定の打ち切り処分を受けた問題で、親会社のグッドウィル・グループの折口雅博会長は八日、都内で記者会見し、ヘルパー数を偽るなどの虚偽申請で指定を取り消される前に廃止届を出して処分を逃れていた行為は、組織ぐるみだったことを認めた。グループ内の別会社、日本シルバーサービスへの事業譲渡については、厚生労働省の指導に従って凍結すると表明。コムスンの樋口公一社長は引責辞任する。 

 折口会長は一年間報酬を返上するが、続投する。

 折口会長は、外部への事業譲渡について「お客や従業員に好ましいのであれば検討する」と述べるにとどめた。「お許しいただけるなら続けていきたい」と介護事業への執着を示しており、グループ内での譲渡に依然として含みを残している。

 自ら事業所の廃止届を出す処分逃れは、ほかの事業所への処分拡大を回避するため樋口社長が判断。報告を受け、折口会長も容認していた。

 また、会見に同席した樋口社長は、コムスンの半分近くの事業所が、指定取得時の申請書を紛失していることを明らかにし、ずさんな経営実態が露呈した。樋口社長は厚労省の指導や改善指摘事項を完了した時点で正式に辞任する。

 折口会長は会見の冒頭、「多大なご心配とご迷惑をお掛けしたことを心よりおわび致します」と謝罪。自身が続投することに関しては、「辞任すべきぐらいのことをしてしまったと思うが、チャンスをお与えください」と訴えた。今後、グッドウィル・グループの社外取締役を追加選任し、経営への監視機能を高めることを検討するほか、各都道府県庁に謝罪行脚する方針という。

 コムスンは各地でヘルパーの数を偽って申請し、事業所の指定を不正に受けていたことが発覚。六日、厚労省から同社の事業所の新規指定や更新を認めないとする行政処分を受けた。これに対し、グッドウィル・グループはコムスンを日本シルバーサービスに譲渡すると発表。グループ内での事業移し替えによる “脱法的行為”との批判が高まり、厚労省は七日に凍結するよう指導した。

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 厚労省のやることはすべて悪の温床『日刊ゲンダイ』6/8号。

 介護老人を食い物にした「コムスン」の手口は悪辣そのもの。組織的に利用者を水増しし、雇っていないヘルパーを登録し、介護報酬を不正請求して年間800億円を売り上げボロ儲けしていた。利用者からの悪評殺到に慌てた厚労省はコムスンの事業所の新規指定と更新を許可しないことを決めた。ところがコムスンの親会社グッドウィルはグループ内の子会社に全事業を譲渡するという姑息さに出た。そもそもこの会社、ディスコで名を馳せ、「お客さまを喜ばせるのはディスコも介護も同じ」「介護はエンターテインメント」と豪語する人物がこの分野に乗り出して生まれた。六本木ヒルズに本社を構え、頭にあるのは金儲けだけ。こんな商売を厚労省はこれまでなぜ放置してきたのか。国民が払った介護保険料は悪徳業者によっていいように食い荒らされている。デタラメ社保庁の「消えた年金」問題と同様、厚労省のやることはすべて悪の温床になっている。

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 デタラメ発覚!共済年金“特別扱い”『日刊ゲンダイ』6/8号。

「消えた年金」騒動に輪をかけるような新たなデタラメ実態が発覚した。3700億円を投じて全国に建てられた「グリーンピア」が破綻してパーになっているのに、国家公務員の共済年金は絶対に損をしない方法で運用されていた。そのカラクリは……。社保庁のデタラメ、無責任は底なしだ。

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 *年金制度というものは役人たちを信用し切って運用を任せていたりするととんでもない事態に陥ってしまうことが(最近漸くというか)全社会的な一般常識として(!)身をもって了解されて来たようである。w

 いわゆる『年金』は一見したところ『一種積立金~共済金』的性格を担っているかのような体裁を伴ってはいるが、現実には納められた年金は納めた当人たちの老後を待つことなど更々なく、右から左へと役人たちの思うがままに酒池肉林的放蕩三昧に浪費され蕩尽され尽くして来たから、いざ年寄りだらけの世の中になってしまって、それみたことかと今更あわててみてもどうなるというものでもなさそうだし、いったいこの国はどうなってしまうのだろうか?

 例えば農協でも商店街でもいいが、加入者たちは自分たちで月々(かどうか?)僅かずつ掛け金を拠出し合って、それを自分たちの代表に管理して貰い、何かの折にーー農家で言えば野菜が値崩れしたときとか、商店街なら街ぐるみの安売り企画のときとかにーー一斉に有効活用されるものだと思うが、年金や税金の場合、それは確かに彼らお役人たちは(別にセンキョで選ばれたわけではないが!)我々の代表であるには違いないが(!)「名門校」でいったい何を学んで来ることやら、やること為す事悉くが私利私欲に立脚した行き当たりばったり的諸方策で、事前の「試算」なども全てが手前味噌のご都合主義・机上の空論だったりするわけであり、私らは「なんなんだ、これは!」とただただ呆れ返ってしまうばかりだが、呆れ返っていても世の中少しも良くならないのだから、とりあえずは「何はなくても江戸むらさき♪ではなく政権交代だ」と私は思うんだけどね。あっそ♪

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 *さて今日のムービーですが、昨秋の西成区山王市場商店街の夜の様子を少しだけご覧頂きましょう。厳寒の時期ではないので、割合気楽に(?)一夜だけのダンボールハウスをみなさん準備しておられますね。最後角を曲がると煌々と明かりが灯っていますが、これが知る人ぞ知る『飛田シネマ』(左側・洋画)と『飛田東映』(右側・邦画)という映画館で、毎週火と金は終日500円の料金です。お金のある人はドヤより安いのでここを利用したりします。w




 場所ですが→この辺りです。


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