2007/12/13-21:23 橋本会長再任せず=後任は外部から-NHK経営委
『時事通信』
NHK経営委員会は13日の会合で、来年1月に任期切れとなる橋本元一会長を再任しないことを全会一致で決めた。副会長や理事ら現執行部の内部昇格も見送り、今後はNHK外部から招く方向で後継会長の人選を本格化させる。候補者を数人に絞り込んだ上で、25日の次回会合で内定したい考えだ。
============
■こんにちは、がんばってます!
山内さん、昭和25年生まれ、57才。兵庫県尼崎市出身。その3.
「田舎で職を探して働きました。潜水夫を募集していたので応募しました。今治の海に連れて行かれ、水深5メートルほどの海に投げ込んだボンベのマウスを口にくわえて戻って来い、というのが試験でした。海中でマウスを口にくわえて息を吸う、というのができない。みんなパニくってしまうんです。3人応募者がいて、結局合格したのは僕だけ」
「地上でやる土方の仕事を海の中でするわけです。潜水の仕事は2時間以上したらあかん、と決まっています。1日1万円の仕事でしたが、実は業者には2万円出していたんですね、どうりで社員の車は高級車ばかり。雪の降る夜中、20分だけ仕事してくれと言われて、海中に沈む鉄のH管を2本、地上に上げる仕事をしたこともあります」
「まとまった金が入ると遊びに出かける。そんな生活をしていました。ある日、田舎に帰ったとき、フェリーから降りようとしたら親父の親戚と偶然会ったんです。『どこへ行っておったんじゃ。お袋の葬式じゃ』と怒鳴られて絶句。病院で肝臓破裂おこして死んだ。穴という穴から血が吹き出て、毛穴からもまっ黒い血が流れて死んだんやと聞きました」
「愛媛県人はね、みんなすごくいい人なんだけど『働けんやつはあかん』という風潮がものすごく強い。神社の祭りには金を出すか人を出すか、どちらかしなくてはならない。親父は仕事が忙しくて行かれない。金を出す余裕もない。お袋は体が悪くて参加できない。気丈夫なお袋にとっては、近所の無言の圧力に耐えきれなかったのだと思います。それでいて周囲に辛くあたることもできない。限界に達していたのでしょう。僕が最後にお袋と会ったときは、僕と親父を間違えるほどの錯乱状態だったんです」
「本来なら僕が面倒みなくてはならないのにね、仕事のある親父は、お袋を精神科の病院に入院させるしか方法がなかったんです。お袋の病院での最期を想い、また錯乱状態だった家でのお袋のことを思い出し、悔やんでも悔やみきれない。自分がお袋を殺したようなものです。せめて家で、家族に看取られて死なせてあげたかった・・・」
============
今回はここまで。
cf.〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋2-5-23 釜ヶ崎解放会館1F
釜ヶ崎炊き出しの会
(TEL)06-6631-7460 (FAX)06-6631-7490
(振替)00990-8-302431
以上本文は(発行)'07.11.20からの引用です。
『時事通信』
NHK経営委員会は13日の会合で、来年1月に任期切れとなる橋本元一会長を再任しないことを全会一致で決めた。副会長や理事ら現執行部の内部昇格も見送り、今後はNHK外部から招く方向で後継会長の人選を本格化させる。候補者を数人に絞り込んだ上で、25日の次回会合で内定したい考えだ。
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■こんにちは、がんばってます!
山内さん、昭和25年生まれ、57才。兵庫県尼崎市出身。その3.
「田舎で職を探して働きました。潜水夫を募集していたので応募しました。今治の海に連れて行かれ、水深5メートルほどの海に投げ込んだボンベのマウスを口にくわえて戻って来い、というのが試験でした。海中でマウスを口にくわえて息を吸う、というのができない。みんなパニくってしまうんです。3人応募者がいて、結局合格したのは僕だけ」
「地上でやる土方の仕事を海の中でするわけです。潜水の仕事は2時間以上したらあかん、と決まっています。1日1万円の仕事でしたが、実は業者には2万円出していたんですね、どうりで社員の車は高級車ばかり。雪の降る夜中、20分だけ仕事してくれと言われて、海中に沈む鉄のH管を2本、地上に上げる仕事をしたこともあります」
「まとまった金が入ると遊びに出かける。そんな生活をしていました。ある日、田舎に帰ったとき、フェリーから降りようとしたら親父の親戚と偶然会ったんです。『どこへ行っておったんじゃ。お袋の葬式じゃ』と怒鳴られて絶句。病院で肝臓破裂おこして死んだ。穴という穴から血が吹き出て、毛穴からもまっ黒い血が流れて死んだんやと聞きました」
「愛媛県人はね、みんなすごくいい人なんだけど『働けんやつはあかん』という風潮がものすごく強い。神社の祭りには金を出すか人を出すか、どちらかしなくてはならない。親父は仕事が忙しくて行かれない。金を出す余裕もない。お袋は体が悪くて参加できない。気丈夫なお袋にとっては、近所の無言の圧力に耐えきれなかったのだと思います。それでいて周囲に辛くあたることもできない。限界に達していたのでしょう。僕が最後にお袋と会ったときは、僕と親父を間違えるほどの錯乱状態だったんです」
「本来なら僕が面倒みなくてはならないのにね、仕事のある親父は、お袋を精神科の病院に入院させるしか方法がなかったんです。お袋の病院での最期を想い、また錯乱状態だった家でのお袋のことを思い出し、悔やんでも悔やみきれない。自分がお袋を殺したようなものです。せめて家で、家族に看取られて死なせてあげたかった・・・」
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今回はここまで。
cf.〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋2-5-23 釜ヶ崎解放会館1F
釜ヶ崎炊き出しの会
(TEL)06-6631-7460 (FAX)06-6631-7490
(振替)00990-8-302431
以上本文は(発行)'07.11.20からの引用です。