本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

神戸で6歳の少女が殺された事件に思う。

2014-09-27 10:32:14 | 社会
 ☆日本と中国との間で、友人を捜すインターネット上のサイト。神戸市の小1女児の切断遺体発見で、兵庫県警の聴取の男と氏名など一致する人物も登録していた
 【神戸小1女児不明】重要参考人の男? ネットで中国人の恋人探しか
MSN産経WEST:2014.9.24 11:03

 神戸市長田区長田天神町の草むらで、近くに住む市立名倉小1年、生田美玲(みれい)さん(6)の切断遺体が見つかった事件で、兵庫県警が重要参考人として取り調べている近所の男(47)と氏名や年齢などが一致する人物が、主に日中間での友人を捜すインターネット上のサイトに登録していたことが分かった。異性との出会いを求めていた形跡がうかがえる。この人物は「結婚相手メルトモ募集」と自己紹介しており、趣味を書き込む欄には「メール」としていた。

【続報】47歳男は容疑を否認…何重にも梱包、遺体かなり傷み


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    保育所の遠足で芋掘りした生田美玲さん(平成25年10月撮影)

 【神戸小1女児不明】近所の47歳男の逮捕状請求 死体遺棄容疑で 兵庫県警
MSN産経WEST:2014.9.24 11:16

男は容疑を否認 袋から男の診察券

 神戸市長田区長田天神町の草むらで、行方不明だった同区の市立名倉小1年、生田美玲(みれい)さん(6)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警長田署捜査本部は24日、重要参考人として発見現場近くに住む無職の男(47)の取り調べを始め、死体遺棄容疑で逮捕状を請求した。容疑が固まり次第、逮捕する方針。男は否認しているという。

 捜査関係者によると、ポリ袋の中から、男の名前が書かれた診察券が見つかったという。捜査本部は美玲さんの死因を調べ、殺人容疑でも調べる。

 捜査本部によると、遺体はかなり傷んでおり、性別は判別できない状態だったが、捜査本部は、美玲さんの家族と遺体の組織片を鑑定したところ、DNA型が一致した。

 遺体は頭部や両手がついた胴、両足部分など5つ前後のポリ袋に小分けされた状態で見つかった。ポリ袋は半径数メートルの範囲に無造作に置かれ、何重にも梱包(こんぽう)されていた。口はひもなどではなく、袋自体で縛られていたという。

 中に頭部や両手がある胴、両足などがあったが、腰の部分だけ見つかっていない。遺体は切断されたとみられる。また、ポリ袋の中から、遺体や美玲さんが身に着けていたワンピースや、サンダル、下着などが見つかった。遺体は服を着ていなかったという。

 美玲さんは今月11日、下校後に行方不明になり、県警が12日に公開捜査に踏み切っていた。

「お姫さまごっこ」好き、近所の人にかわいがられていた…美玲さん無念

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 以上産経からの2本の引用終わり。

 安倍がこの国を史上かつてない程おかしくしている背景には、この国の人々のすること為すこと全てに、回復不能(又は百歩譲ってすこぶる付きで困難)な【歪みと亀裂】が走っているように、私には思えてならない。

 とは言っても【神隠し】その他の摩訶不思議な各種失踪事件は、今このネット社会で初めて引き起こされたものではない。【科学的】解決や【真相究明】が困難だった時代には(←そうは言ってもそれは江戸期以前に限った話ではなく、つい最近にも頻発しているのである。)少女や或いは一家全員が或る日忽然と行方を眩ませることが仮にあったとしても、それらは闇から闇へと葬り去られ忘れられてしまった可能性が少なくない。

 常人には理解困難な方法で、ときに人は他者を平気で?殺傷するわけであるが、それは【出会い系】がどうだこうだと言う前に、そういう歪んだ欲望に駆られる人間はいつの時代にもいて、そして彼(彼女)は傍目通常・普通の社会生活を営んでいるその時点で既に【普通ではない】一種【病人】と化しているのである。

 では猟奇的にバラバラにするのではなく【普通に殺す】ことなら許されるのか。殺してもいいのか。

 かつて橋本現大阪市長が何かの折に「人一人殺したら(その人間は)死刑ですよ!」と言明したことがある。彼が死刑廃止論者かどうか私は知らないが、「猟奇的」ではない「普通の」殺人だったら、死刑制度のある日本はもとより、昨今の欧米諸国は国を挙げて実行しているではないか。今嫌疑のかかっている彼にしても、今回突然「怪しい」とされたわけではなく「実は前から行状がおかしかった」のだと、まるで「待っていました!」と言わんばかりにここ数日の報道は吼え立ててその証拠を論っているのだが、今我々の社会にはそういう「危ない」人間たちが多数・複数、日頃街中を闊歩しているのである。ただ、警察にしても人権問題もあることだし、彼ら「危ない」人間たちが周囲から疑われるとおりの「犯罪予備軍」であったとしても、事前の嫌疑で捜査したり、ましてや「事前拘束」などは出来やしない相談なのである。報道にしてもこれは同じことだ。「事件化」されない限り警察も報道も動けないし動くべきでもないのだ。
 
 今世間を見れば違法ドラッグや酒の勢いで人を殺傷する事件も頻発している。自転車を疾走させて老女を跳ね飛ばし殺してしまった女もいる。「事件化」されることなく終わった「犯罪またはそれに近い粗暴行為」など日常茶飯事である。街を歩いていても電車に乗っても「自分さえ良ければ他人のことなどどうでもいい。構っていられるか! こっちは忙しいんだ!」とスマホ狂いをしている連中ばかりが目立ってしょうがない毎日である。

 哺乳類全てのDNAは自分と異なる他者のDNAを抹消~抹殺すべく日々奮闘努力していると・・そうとでも解釈するしかないということなのだろうか?!

 「人類は戦争が好きなのだ」という筒井康隆のかつての指摘を、私は改めて思い起こした次第である。ここに「好き」と言ってもそれは自分や自分の縁故知人が殺されることではないことは以前指摘した通りだ。

 「奴は敵だ。敵は殺せ」(埴谷雄高)なのである。

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☆cf.過去に起こった日本の猟奇殺人は⇒ここ
☆ウィキペディア【バラバラ殺人】事件は⇒ここ
☆試しに今検索にかけたら【出会い系交流サイト比較ナビ】というところがあった。但しここは18歳以下は禁止のサイトである。
☆cf.過去に日本で起こった謎の失踪事件=【神隠し】。

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(9/26【金】追記:) 今朝のテレビでは「子供の命をどう守るか」が重要だと、NHKも民放も言っていた。
 これが言外に前提としているのは「社会全体は健全なのに(!)陰に隠れるようにして≪一部の異常者≫が存在しており、≪彼らから≫どう子供たちを守るのかが問題だ」という立論の仕方である。つまりは『社会(学的)病理学』という視点・観点の全き欠如なのである。

  ☆【社会病理学】について、Weblioにはこうある。 ↓
 犯罪・非行・自殺・離婚・家出・失業・スラム・貧困などの問題を社会の病気ととらえ,これらの現象を社会学的方法を用いて研究する学問。

 今の世界全体が病んでいないのだと、いったい、どこの誰が断言出来ると言うのか?!
 今の世界はモラルも公衆道徳もへったくれもない世の中ではないのか。企業も個人も「金目」に走り、その先頭に立っているのが、馬鹿なくせして偉そうに(!)踏ん反りかえっている国会山・県議会山の猿たちなのである。

 もう40年も昔の話になるが、他国へ迄出掛けて他国民らを大量に殺傷することを日常とする「大人たち」には、「子供たち」を「教育する!」資格など最初からあり得ないのだと、これはマルクーゼがその著書の中で言っていたことだ。

 ☆cf.社会病理学入門の一例としては⇒ここ
 ☆cf.ウィキペデイア『逸脱』は⇒ここ


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