本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

アヒルの決闘ではなく・・。

2005-10-19 11:11:37 | 
*¥500DVDで"High Noon"(真昼の決闘)を見た。
 最初字幕がなかなか出なくて困った。何回も見ているしストーリーもわかっているつもりだから「字幕が邪魔でねえ!・・・w」ときざな台詞の一つも吐いてみたいところだったが、実際には字幕がないと全然わかんないのだった!

*全編緊迫したシーンの連続でやはりこれは名画だと思った。
 何より、先日見た『市民ケーン』のような持って回った分別臭さはない映画だったのが良かった。昔はどちらかと言えば『市民ケーン』の方が好きだったような気がするから、年と共に好みは変わるのだろうか?

*街の人たちは何たらかんたら言っても結局は、任期切れ寸前の老保安官を厄介者扱いして見捨てる。シンパシーを感じるのは手が利かない老人、14歳の少年、アル中などで、判事などは街を悪し様にののしって真っ先に去るところなど笑わせる。

*孤立無援の保安官を救ったのは、一旦は彼を見捨てて"Noon Train"に乗り込んだ平和主義者の新婦だったというのも風刺が効いている。彼女は父と兄を銃で殺され、クェーカー教信者になった人だった。

*で、クェーカー教ってどんなんだったろうかと思って検索したら、そうそう新渡戸稲造が信者だったのは有名な話だったな、と思い出した。

*よく街を数人連れ添って自転車で(ヘッドギアを付けて)走り回っているのはモルモン教の信者たちで、彼らは海外布教が義務付けられているから日本にもやって来ているのである。昔は駅頭とかで話し掛けられることもあったが今はそういうことはやっていないようである。 ちなみに彼ら信徒を喫茶店に誘っても絶対付いて来ない。珈琲やお茶の刺激物は禁止だからである。

*クェーカー教に関してはここ→が詳しい。


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