横浜市が子育て世帯支援 省エネ住宅
購入に最大100万円補助
転入・定住促進へ
2/4(土) カナロコ
横浜市庁舎
横浜市が2023年度当初予算案に計上
した子育て世代への住宅購入補助事業を
巡り、省エネ性能の高い住宅の購入や住
み替えを対象とすることが分かった。子
育て世代の転入・定住促進と同時に、光
熱費抑制や健康面でも利点がある省エネ
住宅の普及も目指す。
市建築局によると、対象は断熱等級6、
7を満たすなど省エネ性能が高い住宅で、
新築時や改修時に最大100万円を補助
する。23年度は事業費約1億円を計上。
補助対象者への調査を通じて事業効果を
分析し、今後の本格実施につなげる。補
助要件の詳細は検討中。
高齢者向けの住宅改修補助は福祉分野で
も充実していることから、「地域活性化
や転入による税収増を期待し、子育て世
代に対象を絞った」と説明した。
補助要件の二つの等級は国が昨年10月
に創設したもので、等級7が最高レベル
に当たる。光熱費を抑制し、脱炭素に貢
献するだけでなく、快適性が高いことも
特徴。窓の結露を防ぎ、ハウスダストの
原因となるカビやダニを抑えることがで
きるため、アレルギー性疾患などの症状
軽減も期待できるという。
ありがとう川崎球場、最後の照明塔撤去
1993年夏の高校野球神奈川大会決勝、
元球児ら名勝負語る
2/5(日)カナロコ
撤去される照明塔をバックに記念
撮影する(左から)若杉さん、
白坂さん、斉藤さん、金沢さん
=富士通スタジアム川崎
旧川崎球場(富士通スタジアム川崎、
川崎市川崎区)で、残っていた球場時代
の照明塔が撤去された。プロ野球、社会
人野球、高校野球で数々のドラマの舞台
となってきた同球場。その歴史を記憶に
残そうと、撤去前日の1月29日、19
93年夏の高校野球神奈川選手権決勝を
振り返る座談会が、富士通スタジアム川
崎の主催で開催された。
【写真で見る】超満員となった1993
年の高校野球神奈川大会決勝
川崎球場で夏の高校野球決勝が行われた
のは、原辰徳(巨人監督)擁する東海大
相模高が決勝最多得点記録を作った76
年、翌年の77年。そして、雨続きで日
程が押して横浜スタジアムから移った
93年。中でも同年の横浜商大高-横浜
高の決勝は、名勝負として高校野球ファ
ンの間で語り継がれている。
■泣いたのはこの時だけ
座談会に参加したのは、当時の横浜商大
監督・金沢哲男さん(64)、商大の名
ショートでオリックス、阪神、横浜ベイ
スターズなどで活躍した斉藤秀光さん
(47)、横浜のエース左腕で関東学院
大から中日に進んだ白坂勝史さん(47)、
2年生捕手で出場した若杉聖一さん
(46)の4人。商大出身のアナウン
サー黒沢幸司さんの司会で、試合の映像
を見ながら当時を振り返った。
「前の日が雨で、当日は快晴でものすご
く暑かった」と4人。特に金沢さんの記
憶は鮮明で、二回の先制点につながる場
面は「あの頃の横浜は、ウエストボール
もそんなには外してこない。だからここ
はエンドラン。でもランナーがサインを
見逃してるんだよ(笑)」。若杉さんは、
中堅の守備位置を少し前に出した直後に
そこに打球が飛んだ場面で“小倉ノート”
に触れ、「(当時の)小倉清一郎コーチ
のデータで、いろいろ聞いていた」。斉
藤さんはゲームセットの瞬間を「2アウ
トでもう大丈夫だろうと思っていて、野
球をやってて泣いたのはこの時だけ。負
けて泣いたことはなかったし、プロでも
泣くことはなかった」と懐かしんだ。
■きれいだったカクテル光線
この年、夏の決勝3連敗の屈辱を味わっ
た横浜は、翌年の夏を制し、その後98
年に春夏全国制覇の黄金期を迎える。白坂
さんは「改めて試合を振り返ると、全力を
出して、勝負は時の運。とても勉強になっ
た」。関東学院大に進み、今は会社員生活
(松浦企業・横浜市鶴見区)を送る若杉さ
んは「下級生で出た試合で負けてしまった
が、翌年は先輩方や保護者の気持ちと一緒
に優勝させてもらった。その後の横浜の歴
史を作っていけた」と感慨深げだった。
最後は4人が川崎球場に感謝のメッセージ。
鎌倉学園高時代、社会人東芝時代も同球場
でプレーした金沢さんは「小学生の時にこ
こで初めてプロ野球を見て、カクテル光線
がきれいだったのを今でも覚えている。思
い出深い照明塔がなくなるのは残念ですが、
本当にありがとうございました」と話した。
横須賀・久里浜沖で連絡船「にしき」
座礁し浸水 乗組員3人救助
2/4(土) カナロコ
横須賀海上保安部(資料写真)
4日午前10時45分ごろ、横須賀市
久里浜沖の海上で、新島と式根島を結
ぶ連絡船「にしき」(69総トン)が
座礁したと118番通報があった。横
須賀海上保安部の巡視船が浸水してい
た同船から乗組員3人を救助し、けが
人や油の流出はなかった。
同保安部によると、同船は横浜市内で
の定期修理を終えて式根島に向かう途
中で、乗客は乗せていなかった。
逗子斜面崩落3年 地元学生「ここで
起きたことを忘れず、伝え続けていく」
2/5(日) カナロコ
「防げる被害をなくしたい」との思い
を胸に、再発防止にできることを話し
合う学生たち=1月、逗子市逗子
通学や通勤で多くの市民が使う歩道で、
女子高生が土砂に巻き込まれ亡くなった
神奈川県逗子市の事故から3年。地元の
学生団体「3・11つなぐっぺし」は同
じような被害を防ぎたいと、身近な斜面
の危険調査や発信を続けてきた。今月か
らは手作りの献花台を新設。「献花台は
人の気持ちを取っておける。ここで起き
たことを忘れず伝え続けていく」。同世
代の命を思い、決意を新たにしている。
【写真で見る】崩落事故発生時間に、
現場前で献花と黙とうがささげられた
木製の献花台は幅50センチ、高さ30
センチ。市道を管理する市と相談した上
で、4日に設置した。生徒の命日の5日
には早速、色とりどりの花束で埋め尽く
された。
この間、現場には花やジュースなどが絶
えず、事故直後から近隣住民が献花台を
置き管理してきた。しかし、老朽化が進
み一度撤去することになり、再発防止の
活動を続けてきた「つなぐっぺし」が引
き継ぐことに。製作した一人で団体代表
の田島太地さん(17)は「現場の斜面
は工事が終わったが、この事故は絶対忘
れてはいけない」との思いを込めた。
「つなぐっぺし」は逗子市や葉山町の中
高生らが2013年に発足。東日本大震
災などの被災地に欠かさず足を運び、現
地の今を伝え地域防災につなげるライブ
の企画などを続ける。亡くなった女子高
生は、小学生の頃、別の東日本大震災支
援活動に参加。中には一緒にボランティ
アに取り組んだメンバーもいる。日頃学
生が多く使う道で、大切な命が失われた
事故の衝撃は、計り知れなかった。
終焉の地大磯町
3年ぶり 新島襄碑前祭
「同志社の志 受け継ぐ」
タウンニュース
終焉之地碑に献花する八田総長ら
明治時代の教育家・新島襄の命日にあた
る1月23日、大磯町にある新島襄終焉之
地碑で3年ぶりに碑前祭が催された。学
校法人同志社の主催で毎年、卒業生や
大磯町民らが参加して行われていたが、
新型コロナウイルスの影響で2年にわ
たり中止が続いていた。
同志社大学設立のために奔走していた
新島は病に倒れ、1889年12月から
大磯にあった百足屋(むかでや)旅館
の別館・愛松園で療養を始めたが回復
せず、翌月23日に妻・八重らに見守ら
れながら46歳で他界した。終焉之地碑
は、1940年に新島の門下生らによ
り旧百足屋の敷地内に建てられたもの
で、碑文を愛弟子の徳富蘇峰が揮毫し
ている。
規模縮小で実施
3年ぶりの碑前祭は、まだコロナが完全
に収束していないことから参列者を同法
人や校友会の代表者らに限定し、規模縮
小で実施した。新島が亡くなった午後2
時20分に参列者全員で黙とうを捧げ、碑
前に代表者らが献花。讃美歌や大学の校
歌は声を出さずに黙想を行った。同法人
の八田英二総長は「今を託された我々一人
一人が新島先生の熱い志を受け継ぎ、発展
させて、同志社教育を完成に導いていく」
と挨拶、町を代表して参列した池田東一
郎町長は「新島先生の信念と行動力に学
び、自分も教育や子育てに力を入れた町
政運営をしていきたい」と述べた。
式典後、八田総長は「3年ぶりに碑前祭
を開催することができて感慨深い。同志
社と大磯町の関係もさらに深めていけれ
ば」と笑顔で語った。
食育と苗字を学ぶ
にのみや町民大学講座
タウンニュース
二宮町で、2月に生涯学習センター
ラディアンのミーティングルーム2
で開催する「にのみや町民大学講座」
2講座の参加者を募集している。生涯
学習ボランティア学級講座部会の企画・
運営。
2月9日(木)の講座は「元気なから
だは食事から」。午後1時30分から3時
30分まで。二宮町食生活改善推進団体
ヘルスメイト二宮が講師を務め、体を
元気にするバランスの良い食事のとり
方について学ぶ。
2月25日(土)は「ルーツのヒント
貴方の苗字」が催される。午後2時か
ら4時まで。苗字の発祥や由来、難読
苗字、地域分布、参加者の苗字の由来
について、藤沢生涯学習人材バンク
講師の新藤正則さんが解説する。
いずれも参加費200円、申し込み先着
順で定員20人。問い合わせは同町生涯学
習課【電話】0463・72・6912へ。
ホストファミリー募集
大磯ロータリークラブ
タウンニュース
留学生向けチラシより
社会奉仕団体の大磯ロータリークラブ
では、大磯町に今年8月から来年7月
までの1年間滞在する海外からの青少
年交換留学生(高校生)を受け入れる
ホストファミリーを募集している。
同クラブの瀬戸亨一会長=人物風土記
で紹介=は「大磯で異文化を体験し、
将来、国際的に活躍する若者を育成す
る事業。趣旨に理解ある家庭に、ぜひ手
を挙げてもらえれば」と話している。
2月16日(木)に説明会を開催。問い合
わせは同クラブ事務局【携帯電話】
090・5777・4819、または
メール(【メール】oisorc@oboe.ocn.
ne.jp)へ。
3年ぶりに町内を快走
大磯一周駅伝
タウンニュース
勢いよくスタートを切る選手たち
大磯町で1月15日、新春恒例の「第69回
大磯一周駅伝大会」と「第10回大磯小学
生駅伝大会」が開催された。新型コロナ
の影響で実施が見送られ、3年ぶりとな
った今大会。出場した選手らは沿道から
の声援を背に受けながら、久しぶりの大
磯路を力強く駆け抜けてたすきを繋いだ。
大磯運動公園をスタート・ゴール地点に
した21・4Kmのコースに17チーム(地区
11チーム・団体6チーム)が挑んだ大磯
一周駅伝では、星槎STが1時間16分15
秒で総合・団体優勝、中丸Aが1時間19
分31秒で総合準優勝・地区優勝、総合3
位は生沢Aとなった。また、6区で星槎
STの新田華寿樹さんが区間新記録を出
した。
小学生も力走
大磯運動公園内の周回コースで行われた
大磯小学生駅伝大会でも、小学生8チーム
が元気いっぱいに力走した。優勝は「中丸
キッズA」、準優勝は「ダッシュ桜」、
3位は「ハシレンジャー」だった。
息を呑む 火渡り
満福寺に山伏が集結
タウンニュース
市内中里の満福寺(藤原慈舟住職)で
1月28日、コロナ禍で中止となってい
た”火渡り”が3年ぶりに行われた。
この行事は、初不動の縁日にあたる
1月28日に1年間の厄をすべて焼き払
い新しい年を迎えようというもの。
この日は、藤原住職と丹沢山塊から集
まった約15人の山伏が本堂での護摩修
行を行い、山伏問答や宝斧式などが行
われた。その後、境内の庭に積まれた
旧年のお札やしめ飾りに火がつけられ、
読経の中、素足の藤原住職と山伏が無病
息災を願い火渡りを行った=写真。参拝
者は、息を呑んで見守っていた。火渡り
には、一般参拝者も参加し、無病息災や
家内安全などを祈願した。
森林の難関を駆け抜ける
トレラン大会 地元で開催
タウンニュース
過去の大会の様子
いこいの森(小田原市)と丸太の森
(南足柄市)で行われている「いこ丸
パークトレイル・ランニングシリーズ」
が2月18日(土)に【1】いこいの森、
3月18日(土)に【2】丸太の森で開
催(ともに午前10時〜)。現在、参加
者を募集している。
平地とは異なる自然環境を走るレース
で、【1】は1周1・7Kmコースを5周
/10周を走り、タイムを競う。【2】は
4時間耐久で「ソロ男子」「ソロ女子」
「2〜5人チーム」各部門で周回数を
競う。【1】は定員70人で参加費4千円、
【2】は合計70組でソロ4千円、2人
チーム7800円など。
大会参加方法など詳細は同レースのホーム
ページ(https://parktrailrunning.amebaownd
.com/)で確認を。
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