鎌倉 鶴岡八幡宮で菖蒲祭、無病
息災を祈願 6年ぶりに伝統の舞楽も
5/5(月) カナロコ
コロナ禍から6年ぶりに披露され
た「菖蒲祭」の舞楽=5日、鎌倉市
雪ノ下の鶴岡八幡宮
「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれる
5日にちなんだ「菖蒲祭」が同日、鶴岡八
幡宮(鎌倉市雪ノ下)で行われた。大型連
休中で観光客でにぎわう中、無病息災を祈
る伝統の舞楽も6年ぶりに披露された。
【写真で見る】コロナ禍から6年ぶり
に披露された「菖蒲祭」の舞楽=5日、
鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮
男児の成長や立身出世を願う「端午の節
句」は、武士道を重んじる「尚武」とか
けて菖蒲の節句とも呼ばれている。
八幡宮では歴史書「吾妻鏡」に文治3年
(1187)年に神事が執り行われた記
録もあり、800年以上にわたって菖蒲
の節句を祝ってきたとされる。
境内の舞殿で行われた神事では、魔よけの
効果があると信じられているショウブの葉
を奉納し、祝詞を奏上した。
舞楽はコロナ禍で中断していたが復活。古代
中国の故事にならい、矛を手にした踊りや、
笙(しょう)や太鼓の演奏とともに優雅な舞
いが披露され、多くの観光客がスマートフォ
ンのカメラなどを向けていた。
相模国府祭、五穀豊穣願い6神社が参集
虎の皮を使った恒例の「座問答」
5/5(月) カナロコ
相模国府祭で披露された「座問答」
=5日、大磯町国府本郷
旧相模国の6神社が参集する神奈川県指定
無形民俗文化財の祭典「相模国府祭(こう
のまち)」が5日、大磯町内で執り行われ
た。古式ゆかしい神事が披露され、出席者
は五穀豊穣(ほうじょう)や国家安泰を祈
った。
同祭典は千年以上の歴史があるとされる。
旧相模国の一之宮・寒川神社(寒川町)、
二之宮・川勾神社(二宮町)、三之宮・比々
多(ひびた)神社(伊勢原市)、四之宮・
前鳥(さきとり)神社(平塚市)、平塚八
幡宮(同)と六所神社(大磯町)が集い、
大磯町国府本郷の神揃(かみそろい)山や
馬場公園で神事を行った。
神揃山では、同祭典の見どころの一つで、
相模国一の神社の座を巡る寒川神社と川勾
神社との争いを神事化した「座問答」が行
われた。
互いに虎の皮を使って一番と主張するが、
決着が付かず、比々多神社の「いずれ明年
まで」との仲裁で解決する様子が披露され
た。
平塚市に住む50代の男性は「祭りの重み
を感じられ、面白かった」と話した。
横須賀中央駅近く 9台絡む事故
で8人が軽傷 酒気帯び運転容疑
で男を現行犯逮捕
5/5(月) カナロコ
横須賀中央駅近くの事故現場
=5日午後1時25分ごろ
5日午前11時15分ごろ、横須賀市若松町
の県道で、路線バスなど計9台が絡む多重事
故が起き、子どもを含む男女10人が病院に
搬送された。うち8人が軽傷という。
【動画と写真を見る】路線バスに追突した
車、反対車線側に飛び出す形で止まった車
…横須賀中央駅近くの事故現場
横須賀署によると、乗用車はバスに追突。そ
の後、対向車線から逃走しようとして別のバ
スやタクシーなどに次々とぶつかり、計7台
が巻き込まれた。乗用車は約200メートル
離れた路上で走れなくなった。
署は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、
追突した乗用車を運転していた大阪市浪速区、
自称会社員の男(31)を現行犯逮捕した。
通報で駆け付けた署員が呼気を調べたところ、
基準値の3倍を超えるアルコールが検知され
たという。
調べに対し、男は容疑を認めている。乗用車
には別の男性が同乗していたという。
現場は京急線横須賀中央駅近くの繁華街。
横浜 わっしょい…帆船日本丸で小学生
25人が帆を広げる体験イベント
5/5(月) カナロコ
力を合わせてロープを引き、帆を
広げる児童=5日、帆船日本丸
帆船の帆を張る「展帆」を子どもたちに体験
してもらうイベントが5日、横浜・みなとみ
らい21(MM21)地区で一般公開されて
いる国指定重要文化財「帆船日本丸」で開か
れた。
参加した小学生25人は青空の下、船員らの
アドバイスを受けながら、「わっしょい」と
掛け声を合わせてロープを引っ張り、約27
畳分の帆を広げた。船上で実際に使用する
ロープの結び方や投げ方も学んだ。
横浜市西区に住む秋元璃大さん(10)は
「ロープを引っ張るのは固くて重かったが、
どのくらいの力を使えば帆が上がるのかが分
かった」と笑顔で振り返った。
同様の催しは年に数回実施しており、主催し
た帆船日本丸記念財団の広報担当者は「楽し
みながら日本丸のことを知ってもらえたら」
と参加を呼びかけている。
「曲水の宴」紀貫之をまつる
熊本市の「代継宮」で平安時
代の宮中行事…地元局のアナ
ウンサーらが歌を詠む
5/5(月) 読売オンライン
曲水の宴で、和歌をした
ためる参加者たち
平安時代の宮中行事を再現した「曲水の宴」
が4日、熊本市北区の代継宮で開かれた。観
覧者たちは、十二単に身を包んだ女性たちの
優美な姿に見入った。
【写真】太宰府天満宮で「曲水の宴」…平安
時代の宮中行事を衣冠束帯や十二単の姿で再
現、多くの参拝客が見入る
曲水の宴は、小川を流れる酒杯が自分の前を
通り過ぎるまでに歌を詠む神事。平安時代の
歌人・紀貫之をまつる同宮が、2010年から開
催している。
今年は平安貴族に扮した地元テレビ局のアナ
ウンサーら7人が歌人として小川のそばに着席。
琴の音色が流れる中、歌題の「ワラビ」に合
わせて短冊に和歌をしたため、観覧に訪れた
親子連れらは歌人の写真を撮るなどして楽し
んでいた。
初めて訪れたという市民(86)は「平安朝の
みやびさが良かった。来年以降も見に来たい」
と笑顔だった。
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