横浜などで最高気温18度超
神奈川県内、春の陽気も丹沢は雪景色
2/27(日) カナロコ
大山山頂の雪景色を楽しむ登山者
街中は春の陽気、山上は雪景色─。神奈川
県内は27日、晴天に恵まれて気温が上昇
し、4月並みの暖かさとなった。一方、1
~3月が積雪期の丹沢では、標高1000メー
トル以上の稜線(りょうせん)部に多くの
雪が残り、登山者が冬の展望を楽しんでいる。
【動画と写真】
神奈川県内の積雪の様子(2022年1月7日)
大山山頂(標高1252メートル)は数十
センチの積雪。雪化粧した丹沢の主稜線や
富士山、南アルプスの大パノラマが広がり、
ちょっとした雪山気分を味わえる。
県立秦野ビジターセンターは「ここ数年で
は積雪量が多いシーズンになっている。吹
きだまりや北面で凍結箇所があり、軽アイ
ゼンやロングスパッツを携行してほしい」
と話している。
27日の最高気温は、横浜と海老名、藤沢
で18度を超え、4月上旬~中旬並みとな
った。
湘南の海の安全「熱い思いで守る」
海保の新巡視艇「うみかぜ」入港
2/27(日) カナロコ
湘南海保に入港した巡視艇の
新うみかぜ(第3管区海上保
安本部提供)
湘南海上保安署(藤沢市江の島)に新たな
巡視艇「うみかぜ」(全長約20メートル、
25トン)が入港した。28年間現役を続
けた旧うみかぜに代わり、21日から湘南
の海の安全確保に当たっている。
【動画】
無人の小型観光船で横須賀・猿島へ
世界初の運航実証実験
新うみかぜは広島県尾道市の木曽造船で製
造された。新型コロナウイルス感染拡大を
踏まえ、新たに感染症患者などを収容でき
るスペースが設けられたほか、新型の夜間
監視装置も装備されている。
海洋レジャーが盛んな相模湾で、人命救助
をはじめ、密漁の取り締まりなど幅広い業
務を担う。
旧うみかぜ(全長20メートル、23トン)
は1994年に就役、28年間で地球約6・
4周分(13万8184海里)を航行し、
今月14日に引退した。
新型コロナ感染拡大のため、新うみかぜの
入港式典は3月1日に関係者のみで実施す
る。同保安署の佐藤毅次長は「旧うみかぜ
の船名を引き継ぎ、これからも熱い思いで
湘南の海を守っていく」と話している。
鶴岡八幡宮に「鎌倉殿の13人大河
ドラマ館」 3月1日オープン、
出演者の衣装や小道具も
2/27(日) カナロコ
登場人物を紹介するデジタルサイネージを
備えた「鎌倉殿の13人大河ドラマ館」
(推進協議会提供)
NHKドラマ「鎌倉殿の13人」の世界を
体感できる展示「鎌倉殿の13人大河ドラ
マ館」が3月1日、鶴岡八幡宮境内(鎌倉
市雪ノ下2丁目)にオープンする。報道陣
向けに25日、内覧会が開かれた。
北条義時役を演じる小栗旬さんら、出演者
が着ていた衣装、使った小道具が展示され
ているほか、登場人物の経歴が表示される
デジタルサイネージ(電子看板)も見られ
る。ドラマの雄大な背景映像をバックに番
組で登場する「合議制」を体感できるなど、
ドラマを見た人も、見ていない人も楽しめ
る空間に仕上げている。
主催する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」鎌
倉市推進協議会の担当者は、「コロナ禍で
直接、接触することのない仕組みを目指し
た。デジタル技術を駆使した映像展示を楽
しんでほしい」と来場を呼び掛けている。
開催期間は来年1月9日まで。入館料は大
人千円。小中学生500円。問い合わせは、
入場券販売管理センター電話0467
(39)5306。
8年前の死亡事故、忘れない
平塚・土屋小、神奈川初「セーフ
ティプロモーションスクール」に認証
2/27(日) カナロコ
セーフティプロモーションスクール
に認証された平塚市立土屋小学校の
児童ら=同市土屋
児童生徒の安全や防災教育に力を入れてき
たとして、平塚市立土屋小学校(同市土屋)
が「セーフティプロモーションスクール」
に指定された。2014年10月に起きた
授業中の男児の死亡事故を教訓に、学校生
活の安全を推進してきた同校の活動が評価
された。神奈川県内では初の認証となり、
14日の認証式では、五十嵐透校長が協定
書に署名した。
セーフティプロモーションスクールは児童
生徒の心身の安全や防災教育、交通安全活
動などに力を入れ、中期目標・計画を基に
実践して七つの指標を満たした学校に対し、
大阪教育大学学校安全推進センター(同府
池田市)内の協議団体が認証する仕組み。
同小では14年10月、図工の授業中に正
門前の公道で絵を描いていた男児が、送迎
に来た別の保護者の車にひかれて死亡する
事故が起きた。その後、正門前に保護者の
車両が複数台駐車することが常態化してい
たことも明らかになった。
事故などを踏まえ、同校は教職員の安全管
理能力の向上を図ったほか、21年度から
セーフティプロモーションスクールの指標
に基づく活動を本格化させた。
海老名の立体駐車場、相模川氾濫時
の避難場所に無料開放へ
2/27(日) カナロコ
海老名市と協定を締結した
商業施設の立体駐車場
=海老名市扇町
神奈川県海老名市は、台風などで相模川が
氾濫する恐れがある場合に市内商業施設の
立体駐車場を市民向けの緊急避難場所とし
て無料開放してもらえるよう、11施設を
所有する10社と協定を結んだ。2019
年10月の台風19号の教訓を生かし、市
内の高台避難場所として計約6600台分
を確保した。
市によると、相模川の氾濫による浸水想定
区域は市役所や海老名駅周辺など市内の半
分を占める。19年の台風19号では上流
の城山ダム(相模原市緑区)の緊急放流で
市内を流れる相模川が氾濫の危機に直面し、
市は約5万4千人に避難指示を出した。過
去最多の約5千人が避難したが、避難所の
駐車場が満車で避難できなかったケースが
あったという。
協定を結んだ立体駐車場は、ららぽーと海
老名(同市扇町、1660台)やビナウォー
ク(同市中央、1230台)などで、ほと
んどが浸水区域内にあるため、利用は2階
以上に限定し浸水の可能性がある1階部分
は閉鎖するという。
内野優市長は「スムーズな避難を実現して
いきたい」と話している。
大山ケーブルへアクセス向上
「大山バイパス」3月全通
バスもすれ違いやすく
2/27(日) 乗りものニュース
伊勢原大山ICからほぼ直結
全通間近の大山バイパス
(画像:神奈川県)。
神奈川県は2022年2月22日(火)、伊勢原
市で建設を進めている「大山バイパス」に
ついて、3月20日(日)14時に全線開通す
ると発表しました。
【「大山バイパス」のルートと
工事状況を見る】
大山バイパスは、大山阿夫利神社の参道で、
大山ケーブルへのアクセスを担う県道大山
板戸線をバイパスする、約3kmのバイパス
道路です。
丹沢・大山地域への玄関口であり、県内の
主要な観光ルートのひとつであることから、
2020年で一日あたり約3600台の交通がある
ほか、バスも多く通行しています。しかし
現道はセンターラインの無い狭隘な道路で、
車のすれ違いも困難であることから、ラッ
シュ時や観光シーズンを中心に渋滞が発生
していました。
県は1991(平成3)年に事業着手し、2011
(平成23)年までに大山側の約1.6kmが供
用済み。伊勢原駅北口から大山ケーブル下
まで直行する、神奈中バスの「伊11系統」
などがこのバイパスを経由しています。今
回、残る市街地側の約1.4kmが今回開通し
ます。
バイパスの南側起点は、大山板戸線の石倉
橋交差点から200mほど南に入った場所に新
設される交差点。新東名の伊勢原大山ICか
ら取り付け道路を通じてほぼ直結する形で
す。そこから大山小学校西側まで、狭隘な
旧道をバイパスして2車線道路で快適に走行
可能となります。
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