秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

イノシシもシカも出る里秋深し

2020-10-31 01:50:57 | 日記

住宅地でもイノシシ対策
3町で目撃情報や講習会
タウンニュース

箱わなを見学する講習会の参加者
=大磯町東小磯

田畑を荒らして農作物に被害を与えるだけ
でなく、近年は住宅地にも出没しているイノ
シシを寄せ付けないために、大磯町で10月24日
と25日に鳥獣害対策の講習会が開かれた。二宮
町と中井町でも市街地での目撃情報が寄せられ、
町が注意を呼び掛けている。

大磯町保健センターで24日午前に座学があり、
かながわ鳥獣被害対策支援センターの職員が
住宅地における獣害対策の方法について解説。
やぶの繁茂や山林・竹林の放置が、動物にねぐ
らやひそみ場を作らせる原因になっていると話
した。また、収穫しないままの庭の果樹や家庭
菜園の農作物、地域ねこのえさの放置は餌付け
と人馴れにつながるため、餌付けを断ち、地域
ぐるみで対策に取り組むことが重要だと伝えた。

午後には東小磯の台町地区を受講者と県・町の
職員ら約30人が歩いて回った。公園や駐車場の木、
空き地の草むら、民家の垣根、果樹などの現状を
点検。「イノシシの目線は人の膝から下あたり。
地面からその高さの見通しをよくすることが住宅
地における防衛の第一歩」と、同センターの石川
智弘さんが具体的な環境整備の仕方を説明した。
「みかんや柿が落ちて餌になる。ひそみ場とセット
になると、どんどん集まってくる。イノシシをゼロ
にするのは無理。住宅地に来させないような環境を
整えることを目指して」と訴えた。道路にはイノ
シシの足跡も確認された。地域点検は25日に西小磯
東と高麗でも行われた。

遭遇したら刺激しない

一色地区が県の鳥獣被害対策重点地域になって
いる二宮町では、市街地での目撃情報が2018年
に5件、19年は11件、今年は10月初めまでに9件
寄せられた。緑が丘、中里、百合が丘などに出没。
町生活環境課によると、一色小学校付近の住宅地
で今月、イノシシが道路を走っていたとの情報が
あったという。菜園に被害が及んだ松根地区では
住民が町から箱わなを借りて設置した。

中井町では10月2日、井ノ口でイノシシに接触さ
れてけがをした人がいたという。企業団地グリー
ンテクなかいにも出没しており、町は企業と協力
して対策を実施。ホームページなどで町民に注意
を促している。

イノシシは元々、警戒心が強く、臆病な性質。
もしも遭遇したときは、落ち着いて背中を見せ
ずにゆっくりとその場から離れる。ウリボウに
は近づかない。刺激を与えないことが大事で、
追い払おうとしたり、犬に威嚇させたりするの
はかえって危険を招くという。

国府小学校
食べて学ぶ地場産品
大磯産牛肉の給食を堪能
タウンニュース

大磯なごみ牧場の畜舎

大磯町立国府小学校(児童数637人)で、大磯
産和牛を使った給食が10月22日から提供されている。
新型コロナウイルスの影響を受けた県内畜産業を
支援するとともに、子どもたちに地元産の牛肉に
ついて学んでもらおうという県の取り組み。同校
では同じ国府地区にある「大磯なごみ牧場」から
牛肉の提供を受けた。12月までの間、月1回献立
に並ぶ。

「やわらかくて、おいしい」。正午過ぎの給食の
時間、大磯なごみ牛のビーフカレーをほおばった
児童らが満面の笑みを浮かべた。「たくさん良い
お肉を頂いたので、いつもよりお肉を多めにしま
した」と栄養教諭が語るボリューム満点のカレー
はおかわりが相次ぎ、食缶があっという間にカラ
になった。食事中に担任教諭が大磯産の牛肉で
あることを児童らに説明し、生産過程や生産者
からのメッセージを映した紹介動画も上映。秋山
実校長は「国府地区でつくられたお肉を食べて、
大人になっても地元を愛する人になってほしい」
と語った。この日は中崎久雄町長らも同校を訪問
し同じ給食を味わった。また同様の取り組みとして、
大磯小学校と国府小学校の給食で県内産メバチ
マグロとシロサバフグも提供されている。

命考える機会に

大磯なごみ牧場は、子牛を生産・育成して市場
出荷する繁殖経営を行っている牧場。普段は直接
食肉の提供を行っていないが、今回は「子ども
たちの食育につなげたい」と自ら行政へ働きか
けたという。代表の渡辺紗緒里さんは2015年
に開業。妹との姉妹経営で、大磯で離農した酪農
牛舎を改築し、繁殖牛を購入して黒毛和種の生産
を始めた。大磯町初の牛肉の生産農家ということ
で町からの期待も高い。現在は4人のスタッフで
繁殖牛60頭を飼育。生後10カ月の素牛を年40〜50頭、
群馬県の市場へ送り出している。

「牛に優しく、人に優しい」をモットーに、牛の
免疫力を高める飼料管理や、牛が幸せに過ごせる
生活基準の向上などに努めている渡辺さん。地域
に寄り添った農業を目標に、地元の子どもたちの
職場見学なども受け入れてきた。「食育を通じて
子どもたちが知識を持った消費者に成長し、安
な食肉を選べる世の中にしていきたい」と話し、
「今回の給食が、普段いただいている命について
考える良い機会になってもらえれば」と思いを
語った。

給食でなごみ牛を味わう児童

「大磯マコモ」お墨付き
県のブランド品に登録
タウンニュース

秋が旬の大磯産マコモタケ

大磯町の新しい特産品として栽培されている
マコモタケが、品質に優れた県内の農林水産物
や加工品のしるしとなる「かながわブランド」
に登録された。「大磯マコモ」のブランド名で
生産と消費の拡大に期待がかかる。

マコモタケはイネ科の植物。高さ2メートル
ほどに株が成長し、その根元に膨らんだ白い
茎の部分を食用にする。9月下旬から11月上旬
ごろまで収穫できる。

大磯町内では、休耕田や耕作放棄地の活用を図
るために町が2013年にマコモタケの試験栽培
を行った。翌年から農家が本格的な栽培に乗り出し、
大磯の土地に適した品種や育成方法を研究。現在
は大磯マコモ研究会に所属する生産者3人が、
マコモタケのPRや販路拡大にも取り組む。

西小磯の17アールの水田で作付けをする同会代表
の西方安雄さんは「ブランド登録を機に、取材や
店からの注文が増えている。最盛期に入り、今年
は11月中旬ごろまで収穫できそう。大磯マコモの
知名度を上げていきたい」と話す。

ヘルシーで万能

ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なマコモ
タケは、シャキシャキとした食感が特徴。淡白
でほのかな甘みがあり、和洋中どの料理にも使え
る万能野菜だ。特に油との相性がよく、天ぷらや
きんぴら、炒め物に適している。サラダや和え物
に生で食べてもおいしい。

かながわブランドは、県とJAなどの生産者団
体でつくる、かながわブランド振興協議会が
審査して登録を決定する。▽消費者にアピール
できる安全性と商品としての特徴がある▽統一
した生産・出荷基準を守り、一定の品質を確保
していることなどが条件。10月8日に開かれた
審査会で大磯マコモとJA湘南が開発した「あさ
つゆ工房ジェラート・ソフトクリーム」が新規
登録され、登録品は69品目120品になった。

大磯マコモは大磯駅前にある「地場屋ほっこり」
やJA湘南の大型農産物直売所「あさつゆ広場」
=平塚市寺田縄=などで取り扱っている。11月
中旬頃まで販売予定。

生産者の西方さん=大磯町西小磯の水田

コロナ対策技術実証、ハマスタで始まる 
初日観客1万6千人余
10/30(金) カナロコ 

大規模イベント再開に向けた技術実証が
行われた横浜スタジアム=横浜市中区

大規模イベントの再開に向けた政府の新型コロナ
ウイルス感染症対策の技術実証が30日、横浜
スタジアム(横浜市中区)で始まった。プロ野球・
横浜DeNAベイスターズの公式戦を行う11月
1日までの3日間、収容人数の50%としていた
上限を大幅に緩和。球場内外に最先端機器を設置し、
マスク着用率や人の動き、飛沫(ひまつ)の広が
り方などをデータ化し、イベント開催のガイド
ライン策定に役立てる。

【写真で見る】ハマスタ実証・スタンドに設置
されたCO2測定器

国内初の取り組みで、県や横浜市に加え、IT
大手のディー・エヌ・エー(DeNA)などが
参加している。球場内に高精細カメラや二酸化
炭素(CO2)測定器などを整備。トイレや飲食
店の混雑状況をリアルタイムで把握できる。感染
者と濃厚接触した可能性を知らせる厚生労働省の
スマートフォン向け接触通知アプリ「COCOA
(ココア)」の利用率も測定する。

初日は今季最多の1万6594人が来場し、週末は
8割以上に増える見通し。ベイスターズの木村
洋太副社長は「お客さまと協力しながらコロナに
打ち勝てる生活をつくっていきたい」、横浜スタ
ジアムの藤井謙宗社長は「コロナ禍での新しい観戦
スタイルがさまざまなスポーツで広がっていける
取り組みにしたい」と意義を語った。

黒岩祐治知事や西村康稔経済再生担当相らも視察
に訪れた。黒岩知事は「官民が連携し最先端の技術
を融合させた検証となった。感染拡大防止と経済
活動の両立を進めて来年の五輪、必ずや成功に導
きたい」と語った。

縁ある海老蔵さんらが熱演 
閉館控えた小田原市民会館
10/30(金) カナロコ 

「男伊達花廓」で五郎蔵を演じる市川
海老蔵さん=小田原市民会館(市提供)

来年7月末に閉館する小田原市民会館(同市本町)
の記念事業として、歌舞伎公演「市川海老蔵・古典
への誘(いざな)い」が29日、開かれた。新型
コロナウイルスの感染拡大防止のため、通常定員
の半数とした客席を埋めた市民らは、次期「十三代
目団十郎」の熱演を見守った。

9月から始まった全国公演の最終日で、「寿式三番叟
(ことぶきしきさんばそう)」「男伊達花廓
(おとこだてはなのよしわら)」の演目を披露した。

演目の間の成田屋一門による「御目見得口上」では、
海老蔵さんが二代目団十郎が市内に今も残る「うい
ろう」の薬で体調が回復したことからつくった演目
「外郎(ういろう)売」を、父の十二代目が復活さ
せたエピソードを披露。「そのような小田原で千秋
楽を迎えた。ありがたいこと」と小田原との縁を
かみしめた。

 

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