秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

全財産を町に寄付する篤志家

2020-01-12 00:56:57 | 日記

「教育の迎賓館」へ 
大磯に横溝千鶴子記念研究所オープン 
全遺産を町に寄付
1/11(土) カナロコ

篤志家の故・横溝千鶴子さんの旧邸宅を改装し
オープンした「横溝千鶴子記念教育研究所」
=大磯町東小磯

神奈川県大磯町に長年住み、全遺産を町に寄付した
篤志家の故・横溝千鶴子さんの旧邸宅が、「横溝
千鶴子記念教育研究所」(同町東小磯)に生まれ
変わってオープンした。教育や障害者福祉の分野
で生涯にわたり20億円以上を寄付したという横溝
さん。豪華な内装や調度品もそのままで、不登校の
子どもたちへの支援の場としても活用される。生前
に横溝さんとゆかりのあった関係者は「教育の迎賓
館になってほしい」と期待を寄せている。

7日にオープンした教育研究所は、元五輪選手や
ベストセラー作家らも住む高級住宅地の一角に立
つ2階建て(延べ床面積約290平方メートル)
の洋館。玄関の吹き抜けにシャンデリアが飾られ、
2階には茶室も。生前、馬術が趣味で集めたという
馬をかたどった美術品のコレクションも残し、展示
コーナーを設置した。

関係者によると、横溝さんは南足柄市出身で、小田
原市の高校で教員を8年務めた。その後、東京都内
で厨房(ちゅうぼう)設備の会社を夫婦で設立した
という。

「『人間は1人では生きられない』と言い、自分の
ための蓄財はせず、親族にも遺産を一切残さず、
全財産を寄付に投じた」と振り返るのは生前に交流
のあった元町長の三好正則さん。米寿の記念として
2007年、南足柄市に10億円を寄付した。大磯
町にも6億円を寄付し、知的障害者の就労支援施設
などの建設費に充てられた。

横溝さんは13年1月に93歳で亡くなった。その後、
三好さんが遺言執行者となり、遺産約1億円と旧邸宅、
土地が町に寄付されることになった。

町の教育研究所は、町立小中学校教員の研修の場と
して1994年に設置。不登校に悩む児童生徒の適応
指導教室も併設するが、町内の民間幼稚園を間借りし
ている状態が続いていた。横溝さんが教員育成に熱心
だったこともあり、旧邸宅を活用することになった。

施設は1階が事務室と教員研修用のスペース。2階
の学習支援室「つばさ」が不登校の子どもたちの居
場所となり、保護者からの相談なども受け付ける。
庭の畑には今後、野菜を植える計画という。

リビングには豪華なソファが置かれ、キッチンは横溝
さんが使っていた当時のまま。鈴木義邦所長は「子ど
もたちがエネルギーをためる場所。学校ではなく家の
ような内装だからこそ、子どもたちも落ち着いて通え
るだろう」と期待。三好さんも「横溝先生は生前、
教育現場の現状を憂えていた。自分も思いは先生と
同じ。教員が新たな教育スキルを身に付ける場とな
ってくれれば」と語った。

伊藤博文旧邸「滄浪閣」再建の夢託す 
元地権者、大磯町に1億円寄付
1/11(土) カナロコ

2024年度の全面公開に向けて整備事業が進む
「明治記念大磯邸園」の旧滄浪閣=大磯町西小磯

初代宰相を務めた伊藤博文(1841~1909年)
の旧本邸「滄浪閣(そうろうかく)」(神奈川県
大磯町西小磯)の地権者だった女性が、大磯町に
1億円を寄付した。女性の夫はかつて滄浪閣の再建
を夢見て土地を購入したが、夢半ばで他界。国や町
などは滄浪閣を含む明治時代の元勲ゆかりの地を
「明治記念大磯邸園」として一体的整備を進めており、
2024年度の全面公開を目指す。亡き夫の願いを
行政に託し、女性は「夫が残してくれた滄浪閣。再建
した姿を見たい」と願う。

伊藤博文の旧邸「滄浪閣」庭園再生へ 
国交省が基本計画案

大磯邸園の整備に使ってほしいと多額寄付したのは、
綾瀬市の不動産管理会社を経営する女性(82)。
町が6日に開催した賀詞交換会で、中﨑久雄町長から
表彰状が手渡された。

滄浪閣は1896年、伊藤が別邸として建設し、
翌年に東京から本籍地を移した。当時の有力政治家
らが足しげく「大磯詣で」を重ね、立憲政治黎明
(れいめい)期の舞台となった。伊藤の死後、朝鮮
の李王家に譲渡されたが関東大震災で倒壊した。

現在の建物は1926年に再建された。大正時代の
モダニズムの雰囲気を漂わせた外観で、木造平屋建
ての洋室棟と和室棟に分かれる。戦後に増築され
大磯プリンスホテル別館のレストランとして長ら
く利用されたが、2007年に営業終了。一時は
町が買い取りを目指したものの、財政難で断念した
経緯もあった。

女性の夫は30年以上にわたり綾瀬市内で社会福祉
法人の運営に携わってきた。歴史好きでもあり、
「滄浪閣を再建して、超一流の老人ホームにしたい」
と購入を決断。しかし、直後の世界的不況で計画は
頓挫し、病気も患って夢の実現も困難になった。

滄浪閣は荒廃が進み、女性は「私も夫もずっと苦し
かった」と振り返る。マンション建設や飲食店とし
ての活用など、多くの事業者が土地購入の話を持ち
込んだが、夫は首を縦に振らなかった。

政府は17年、滄浪閣と周辺にある大隈重信邸や
陸奥宗光邸、西園寺公望邸を大磯邸園として再整備、
保存活用する方針を閣議決定した。夫は夢を託す形
で国への売却を決めたが、その直後の同年3月、
81歳で亡くなった。

町は昨年12月、寄付された1億円のうち8千万円
を公共施設整備基金に積み立てた。大磯邸園のうち
町が管理する園内の松林や緑地の整備に充て、残り
2千万円は子育て支援や教育の分野で活用するという。

国は今夏、陸奥邸と大隈邸の庭園部分を先行して公開
する予定。一方で老朽化の激しい滄浪閣の公開は見送
られ、修復に向けた道筋はまだ見えない状況だ。女性
は「歴史を伝え、子どもたちの将来のために役立て
てほしい」と訴えた。

「江の島に自分の名を」 
観光案内板資金が目標の2倍に 
一番人気は弁天橋付近
1/11(土) カナロコ

案内板が設置される予定の3カ所(藤沢市提供)

今夏、東京五輪セーリング競技が開催される江の島
に新たな観光案内板を整備するために神奈川県藤沢
市が活用したクラウドファンディング(CF)が、
目標額100万円の2倍を上回る約216万円に達
した。市はこれを原資として本年度内に島内3カ所
の案内板を設置する。

CFは昨年11月15日から同12月19日の間に
1口につき1万円、8千円、5千円、3千円の4種
類で実施。寄付者数が最も多かったのは案内板に名前
が刻まれる1口1万円で、184人(寄付金額199万
円)だった。

案内板を設置する3カ所のうち、名前を刻む場所の
一番人気は、江の島弁天橋付近(江の島側)で応募
者数は96人。新江ノ島水族館付近51人、片瀬江の
島観光案内所付近37人と続いた。

「江の島に自分の名前を残したい」との申し出が予想
を超えたことを踏まえ、市は東京五輪を契機とした
観光活性化、レガシー(遺産)づくりに弾みをつけ
たい考えだ。

箱根山火山ガス 「落ち着いた状態」 
東海大が観測
1/11(土) カナロコ

噴気活動が続く大涌谷で行われた火山ガスの
定点観測(東海大理学部大場武研究室提供)

噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)の
箱根山(神奈川県箱根町)で10日、火山ガスの
定点観測が行われた。採取したガスの成分を分析
した東海大の大場武教授は「火山活動は落ち着い
た状態が続いている」との認識を示した。

観測地点は、火口などからの噴気活動が活発な大涌
谷と周辺の噴気地帯の計2カ所。火山活動の盛衰の
指標となるガスの成分比を測定した結果、「2カ所
とも昨年12月の調査時とほぼ同様で、やや低下傾
向を示していた」という。

ただ、警戒レベル1への引き下げに伴って昨年11月
に立ち入り規制が緩和された大涌谷園地の状況につい
ては、「噴気の影響で風向きによってはガスの臭い
が強い。観光の際は安全対策が欠かせない」と指摘
した。

3町612人が門出
新成人も祝賀会企画

昨年の新成人=中井町

大磯・二宮・中井3町で612人(男性310人・
女性302人)の若者が、晴れて大人の仲間入り
をする。中井町では1月12日(日)、大磯町と
二宮町では成人の日の13日(月・祝)に祝賀行事
が催される。

大磯町

県の調査のまとめによると、大磯町の新成人は272人
(男性130人・女性142人)。町主催の式典と
新成人で構成する実行委員会が企画した記念のつど
いが、大磯プリンスホテルで午後1時30分から開か
れる。恩師からのメッセージの紹介やティーパーティー
(懇談)など。今年も着物の着くずれを直すボラン
ティアが協力する。

二宮町

251人(男性124人・女性127人)が成人式
を迎える。祝賀会は生涯学習センターラディアンで
午前11時から。新成人代表が「二十歳の決意」を発表
するほか、家族による手紙の紹介、若者たちの実行
委員会が運営する懇親会などが予定されている。

中井町

89人(男性56人・女性33人)が門出に立つ。成人の
つどいは農村環境改善センターで午前10時開始。実行
委員会の推薦を受けた男女1人ずつの代表者が今後の
抱負や夢などを語る。式典後に参加者全員での記念撮影、
立食パーティーを行う。

ピーク時の6割

県内の新成人は前年より128人少ない9万1511人
(男性4万7142人・女性4万4369人)。
調査開始以来、最多だった1992年と比べて約4
割減少した。

新成人が生まれた頃の出来事には、世界人口60億人
突破、コンピュータ西暦2000年問題などがあった。
同年からハッピーマンデー制度が導入され、成人の
日が「1月15日」から1月の第2月曜日へ移った。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする