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ネパール大地震

2015-05-09 18:15:01 | 日記
ネパール地震、震度は4~5程度 脆弱な建物、被害拡大
カトマンズ 2015年5月7日 sankei

ネパールの大地震で、震源から約80キロ離れたカトマンズ盆地の揺れは
震度4から5強程度と、地震の規模(マグニチュード7・8)から考えら
れる想定より小さかったことが、日本の研究者らの現地調査でわかった。
強度の弱いれんが造りの建物が倒壊し、多くの死者を出す要因になったよ
うだ。

地震後、現地には愛媛大、東京大、新潟大、九州大などの研究者が入った。
愛媛大の森伸一郎准教授が7日、カトマンズ盆地の約800の建物の倒壊
状況を調べた結果、「震度4から5強程度だったと考えられる」と説明し
た。東京大の目黒公郎教授によると、ゆっくりした揺れが続く「長周期地
震動」で高層の建物に被害が出やすく、寺院などでの塔の倒壊につながっ
たとみられる。

一方、価格の安い日干しれんがを積み上げただけの建物が多く、低層でも
倒れたようだ。目黒教授は「日干しれんがは瞬時に壊れる。逃げ出しにく
い、粉々に崩れて生存空間ができにくい、ほこりで息ができないという三
重苦を招いた」と指摘した。

東大の清田隆准教授は、カトマンズ市内では同じ地区でも、もともと地盤
が軟らかいエリアで倒壊の被害が多かったと報告。調査に歩くと「家の危
険度を見てほしい」と住民らが集まってきたとし、「小さなひび割れも怖
がるなど混乱を招いている。診断技術を広める必要がある」とした。

震源地周辺の地滑りの状況を調べた新潟大の福岡浩教授は「地下水が少な
い乾期の終わりで被害は少なかったが、雨期に入れば大きな被害が起こり
うる」と強調。土砂崩れで川がせき止められ、山間部にダム湖ができた可
能性がある。現地にたどりつくことが難しく、詳しい調査は進んでいない
が、決壊すれば下流地域で土石流の恐れがあるという。

森准教授と福岡教授は7日、カトマンズでマダブ・ネパール元首相や政府
関係者らに調査結果を報告。森准教授は取材に、木やれんが、石などで文
化財を造るネパールの伝統を生かしつつ、「外観を変えずに、内側を補強
して強度を高める方法を日本が伝授することも可能だ」と提案した。







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