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本の話 2018年・夏

2018年08月05日 21時05分23秒 | 読書のまとめ

今年に入り読んできた本を、ここでまとめてみました

 

相変わらず伊集院静さんと池井戸潤作品ばかり

ハイ!同じ作家を飽きるまで読み続けるのが私の癖です

 

 

このエッセイは週刊文春「二日酔い主義」の最終巻だそうです

ギャンブラーで大酒飲み・・

なのに、お花に詳しくて文章がとっても美しい

そんな伊集院静さん

「お金が無いお金が無い」って書いていたら

故郷のお母様が心配して

「お金に困っているのなら何とかしますよ!」と言って来て

とても反省した・・とか

 

 

次は・・

談合をテーマにした池井戸作品「鉄の骨」

 

  

中堅ゼネコンの若手社員が

現場から、いきなり談合課といわれる部署に異動になり・・

仕事のため会社のため一生懸命やっているだけなのに

談合の現場に深く関わるようになってしまう・・


談合なんて古いテーマだなぁー!なんて思っていましたが

読んでいた時、ちょうどリニアモーターカーの談合事件もあり

談合の知識が全くなかった私でも分かりやすく

銀行員の恋人との関係は、ちょっと胸キュンでしたし

さすが池井戸潤さんですね~

緊迫感でドキドキしながら楽しく読んでしまいました

ちなみに、この作品は

吉川英治新人賞を取っています

 

長編の後は、ちょっと軽いエッセイを・・

筋金入りにキッチリされている下重さんの生活術

 

 

「使い捨ての輪を断ち切る」とか

「スーツケースひとつのシンプルな旅」とか

「旅に出て無駄のない暮らしを訓練する」とか・・

雑な私にも参考になることが少しだけ有りました

 

 

そして・・

以前から読みたかった伊集院さんのご両親の物語

上巻では、ご両親が初めて出会った青春時代が素敵ですし

お母様のご両親と弟さんが朝鮮半島に戻るまでの出来事など

ドラマチックでグイグイ読めてしまいます

 下巻では・・

朝鮮戦争で大混乱している半島に単身乗り込むお父さん!

実話を基にした命がけの壮絶物語

何しろ伊集院さんのお父さんは頭が良くて勇敢で家族愛に溢れ

戦争の描写はとてもリアルで伊集院さん渾身の作品だと思います

 

 

この作品を読んでいる時期

たまたま歴史的な「米朝首脳会談」が有り・・

連日TVで朝鮮戦争の事や韓国と北朝鮮の歴史についても

今までになく詳しく放送していて・・

あまり良く分かっていなかった半島の歴史も

少しだけ詳しくなって

このお話の背景も良く理解できるようになったのでした

とはいえ・・

この小説は政治的なお話ではなく深い家族愛の物語なのです

最後は私、また泣いてしまいましたぁ~

 

コメント (2)
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