ブログ「教育の広場」(第2マキペディア)

 2008年10月から「第2マキペディア」として続けることにしました。

ゼミの在り方

2006年01月16日 | サ行
 大学のゼミナールが同じ先生のゼミなのに3年生と4年生とでは別々に組織されているらしいという事を知ってびっくりしたのは随分前の事です。一体、何時ごろからどういう理由でそうなったのでしょうか。誰か知っている人は教えて下さい。

 私の考えでは、ゼミというのは上級生が下級生に教える所にその一大長所があるのです。学年別のゼミではこの長所がなくなってしまいます。少し大げさに言うならば、ゼミは昔の若者宿を受け継ぐものなのです。

 ゼミのあり方ではもう一つ問題があります。これは昔からの事で今に始まった事ではありませんが、法経の学部のゼミは一人の先生を中心としたギルド的・閉鎖的なゼミですが、文系の学部のゼミはその先生を指導教官としない生徒でも参加できる開放的なゼミです。又、一人の先生が複数のゼミを開講しています。

 ゼミの趣旨から言うとやはり法経のギルド的なゼミの方がよいと思います。私の知っている教授でもたいていはギルド的なものの方がよいと言っています。文系の学部ではなぜ今のような開放的なゼミをしているのでしょうか。これを変えることはできないのでしょうか。

 (メルマガ「教育の広場」2002年02月27日発行)