秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

水のチカラ

2009-07-26 | 世情雑感
朝起きたら、天気予報と違ってとてもいい天気だった。
シーツはじめ洗う、洗う、どこに干そうかというほど大洗濯に追われていました。

ところが10時前から突然ゲリラ豪雨、夕立なんてものではありません。
ベランダに干したものを中に入れたりあわてました。

1時間もしないうちにやんでくれたからよかったけれど、あの大粒雨ではすごい雨量になると思います。

この1週間、西日本各地で被害がもたらされほんとお気の毒です。
命を落としたり家が壊れなくても、水が引いたあとの始末はものすごく大変でしょう。
心よりお見舞い申し上げます。

点滴石をもうがつ・・・雨だれの水もぽたぽたと落ち続ければ岩も削れます。
これはまだ静かでいい。

水が量を持った時の力はすさまじいものがあり、ここ数年のニュースをみていると恐ろしいですね。

たぶん雨の降りようは、以前のようにしとしとではなくなり、今後も恐怖を感じさせるほどの激しいものとなっていくことでしょう。
対応といわれても、日本の風土では、至る所に砂防ダム?

中国も、オーストラリアも水不足、もちろん砂漠地帯も。
降るところにはあふれるほど降るのに、降らないところは全く降らず世界的には水不足です。
これが今世紀、もっとも怖いことかもしれない。

かつて4大文明は黄河・インダス川・チグリスユーフラテス川・ナイル川と大河の脇に栄えました。

そして古今東西、水の利権をめぐって争ってきたのですよね。
ライバルの語源はラテン語rivus(小川)の派生語rivalisu、
同じ川の水利用をめぐって争うものという意味だそうです。

日本は太陽エネルギーはじめ、エコ技術は進んでいます。
海水淡水化プラントや高分子分離膜など水技術は素晴らしいのだけれど、その市場は2025年で1兆円と予想されているそうだ。

いっぽうフランスは上下水道施設の管理・運営ビジネスでなんとその100倍なんだって。

21世紀は水の世紀とも言われています。
天変地異も含め、水の果てしないチカラ、今後も目が離せません。

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
祟りとミソギの雨 (いやさかの木)
2009-07-26 23:00:11
じつはいま、福岡にいたりします。
避難勧告がでていたわりに、今日はほとんど降りませんでした。
にもかかわらず、マンホールから水が噴出してたりして、24日の豪雨のすさまじさが感じられます。今日の大宰府周辺の雨の影響もあるんでしょうが。
河川の水位も高くて、実家の近くの川で、今日行方不明の方がでました。
この状態でまたおなじような豪雨がくるとかなりヤバイですね。
此花区の此花は、梅。こちらも梅雨前線です。
梅といえば天神。
福岡の中心街・天神も水に浸かったし、
日本三大天満宮のうちのふたつが、被害を出した山口県防府市の防府天満宮と、太宰府市の太宰府天満宮。
また防府には玉祖神社があり(八尾市のは、ここから勧請した神社です)神功皇后にゆかりです。皇后の出産地といわれる宇美八幡の宇美も、大規模な土砂くずれで交通が寸断されているようです。
さらにいえば、洪水警報が出ている那珂川は、イザナギが黄泉から帰ったときにミソギをし、神生みをしたといわれてるとこで、那珂川ぞいの住吉神社がわれこそは元宮だといってるのは、この伝説にもとづくものです。
歓楽街の中洲の方がはるかに有名ですが(笑)。
悪石島の日食の雷雨がイザナミの黄泉がえりを示すならば、24日の記録的豪雨は、まさにイザナギのミソギの雨だったのかもしれませんね。



返信する
いやさかの木さんへ (おざさ)
2009-07-27 09:45:13
早めの夏休みですね。
富士山での日食いかがでしたか?
ブログでのご報告楽しみにお待ちします。

このたびの大雨被害、山口県防府市、広島、長崎の壱岐、福岡近辺の地名を見聞きすると、古代の事象について詳しくないものにとっても、つながりありそうな気がしてました。

運悪くトカラの悪石島で皆既日食が雨で見れなかったことにも因縁を感じます。

最近、葛城王国のことが気になって調べてました。
生田神社の稚日女姫って、丹生都比売神ですよね。
水銀をはじめとする金属採取で、紀ノ川をのぼり葛城や吉野あたりに勢力をもたれたのでしょうか?
その葛城王国(秋津州)って、神武東征によって葛城あたりの大王の地位から連立政権で后を出す家にポジションが変わった?
神武~開化までの9代のうち6人までが后をだしているし、神功皇后の母も葛城高顙媛となってます。
そして仁徳天皇妃は、葛城襲津彦の娘。
葛城襲津彦も含め、とても興味がわきます。
返信する
邪馬台国 (ミミー)
2009-07-30 17:50:55
先日、元市大のI先生の傘寿のささやかなお祝いを、同期でさせて頂いたのですが、80歳で新たに万葉集研究の成果を刊行されて、1冊ずつ頂きました。その時に、魏志倭人伝なんかのお話をして、魏志倭人伝の記述は、方角が間違っているのか、距離が間違っているのかなどささやかな疑問点をお聞きしました。先生は邪馬台国畿内説です。箸墓古墳の出土品は本物だろうとのご意見など、興味深く感じるお話をお聞きしました。おざささんんが前から書いていらっしゃることと合わせて、興味深く感じましたが、私は不勉強なので、お二人のお話に感じ入るばかりです。
ところで、関西でのゲリラ豪雨、私は帰宅途中で2回被害に遭いました…。(そのI先生にお会いしてお話をお聞きした日もです。これも何か…)
返信する
ミミーさんへ (おざさ)
2009-08-01 09:02:15
万葉集の研究されておられる恩師ということは国文ご出身ですか?
私は古文、苦手でした。
いつも試験でトンチンカンな現代語訳をしてました。
万葉集もただ単に単語としていろんな知識を詰め込んでいただけで、その時代背景などがイメージできませんでした。
今この年になって、やっと防人という立場や、有名歌人のポジションが面白くなりました。

古事記や日本書紀といった歴史書とは異なり、万葉集から読み取れる隠れた歴史もありそうですね。
返信する

コメントを投稿