秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

協力雇用主会

2010-11-24 | 保護観察
罪を犯し、刑に服した人を積極的に雇用していこう、
と理解を示してくださる会社をつなぐ協力雇用主会。

さらに理解を深めていただくために、今日は滋賀刑務所の見学会でした。

 
刑務官の説明を受けてから館内見学。
イヤホンガイド装着って便利ですけど、観光地みたい。

滋賀刑務所は、4分の1が窃盗犯という初犯受刑者用の刑務所です。
平均刑期は3年8ヶ月とそんなに長くはいません。
そのため、刑務所での懲役のお仕事で有名な箪笥や御輿など手の込んだものは造りません。
木工製品なら鍋敷きやまな板程度でした。

布団カバーなどをミシン縫製する工場に配属されるのは、精神的に落ち着いた人なんだそうです。
でないと針などで自分に刺したり、人の耳を突いたりなんて事故につながることもあると聞きました。

地場伝統工芸のつづら織りをしている人もいました。
こうした高等技術のない人は、
ショッピング紙袋などを分業で作ったり、小豆の選別をしたり、
いろんな仕事があるもんです。

  

昭和41年に新しく建替えられた時に、玄関前に設置された詩碑には、
「母ありて われあり 悲しくもなつかし
  サトウハチロー」

普通には縁のない刑務所です。
協力雇用主の方々も初めての見学でいろいろ思われたことでしょう。

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