山本副も高市も同じ穴のムジナとして名乗りを上げた

2007-07-25 11:14:51 | Weblog

 破廉恥発言を繰返す懲りない軽量大臣の面々

 松岡前農水大臣が国会で「法律に基づいて適切に処理しています」と領収書を公開しなかった事務所費は、実は芸者の花代を適切に処理したものだと(このとおりに言ったかどうか分からないが)、本人から聞いた話だとして山本農水副大臣が発言した問題。

 具体的にどういったか、J-CAST ニュース≪領収書が出ない芸者の花代 ご祝儀?それとも何なのか≫が詳しく紹介している。一部引用。

 <山本副大臣の発言は、副大臣の地元福井県内の演説会であった。「松岡さんだってね、(事務所費)500万(円)の使い道、たいした話じゃない。(略)『何に使ったの』と言ったら、昔から『赤坂でみんなに大臣になったら飲ませる』と赤坂の芸者に行く際に、20万、30万って花代だけどって(発言のまま)、花代は領収書くれんのですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」と語った。>

 全体的な記事内容はJ-CAST ニュースの記者が<「花代」は本当に「領収書をくれない」のだろうか。>と関係者に取材したところ、<花代単体の領収書は出ないことが多いが、花代や飲食代を含む領収書は出るということのようだ。>といったものとなっている。

 山本発言が波紋を呼んだあとの、というよりもマスコミに物議をかもす発言として取り上げられたあとの副大臣の釈明を同記事は次のように記している。

 <朝日新聞朝刊(7月22日)によると、山本副大臣は7月21日、「『政治とカネ』に絡んで自民党に逆風が吹いているので、会場の人を和ませるために冗談を言った」「話した内容は事実ではなかった」として発言を撤回した。同じ7月21日の日本テレビ系列の取材に対しては山本副大臣は「うそというか、うそをついた覚えはないけども、発言は適切じゃなかったということで、誤解を受けるということで取り消させて頂きたい」と話し、その模様がニュースで報じられた。>

 「花代は領収書くれんのですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」が事実としたら、大臣就任祝いに飲ませるということならポケットマネーで支払うべきところを、領収書が貰えないから事務所の光熱水費に化けさせたということとなって、明らかに経費の付け替えとなる。自殺した者の生存中の芸者(遊びか、単なる飲食だったのか不明だが、女を抱かせてこそ仲間内で男を上げることができると考える男がいるのも事実である)の話題を持ち出すのは死者に対して不謹慎といった問題ではなくなる。光熱水費の正体はナントカ還元水なのか芸者の花代なのか、徹底的に解明すべきだろう。

 また事実かどうかの問題とは別に、「『政治とカネ』に絡んで自民党に逆風が吹いているので、会場の人を和ませるために冗談を言」うべく選択した話題がごく親しい仲間内で話すなら、秘密を知っていたということで勲章にもなるだろうが、<地元福井県内の演説会>で話す内容として考えた場合、政治問題とはまったくかけ離れた「花代は領収書くれんのですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」とは、そのセンスたるやあまりにも軽すぎる。当たり前の政治家のセンスとは決して言えないだろう。我々はこのようなセンスのない国家議員、副とはいえ、大臣を抱えている。情けない話ではないか。

 センスは人間性に深く関わっている。政治家として当たり前のセンスを持たない人間が副大臣を務めている。安倍首相と人間性とセンスの点で同じ穴のムジナなのだからということなら、任命されて当然の副大臣ということになって、納得もいく。

 山本農水副大臣の女房だとかいう高市早苗内閣府特命相が「私も的確に言葉を選ばないで発言してしまうことがある」と、どのような〝話題〟を持ち出すか、その人間のセンスの問題ではなく、的確な言葉の選択問題にすり替えて一見山之内一豊の妻張りの夫擁護を見せていたが、今朝の日テレ24(7.7.25)での記者会見では、「エー、本人も不適切であったと、大変申し訳ないと思っております。副大臣ということでございますが、その重みを十分に噛みしめて、適切に言葉を選ぶべきであると考えております」

 「私も的確に言葉を選ばないで発言してしまうことがある」と夫婦の問題であるなら許されもするが、政治家同士であるなら許されない、自分という人間を基準に免罪しておきながら、舌の根も乾かないうちに自分のことは棚に上げて「適切に言葉を選ぶべきであると考えております」とするのは、〝適切な言葉選び〟となっていない矛盾発言であろう。そのことに気づかない軽薄さである。

 「松岡さんだってね、(事務所費)500万(円)の使い道、たいした話じゃない。(略)『何に使ったの』と言ったら、昔から『赤坂でみんなに大臣になったら飲ませる』と赤坂の芸者に行く際に、20万、30万って花代だけどって(発言のまま)、花代は領収書くれんのですよ。それを事務所費で払っていたという話だった」を「適切に言葉を選」んで話すとしたら、どういう言い回しになるのか、教えてもらいたいものだ。

 「適切に話題を選ぶべき」とすべきところを、「適切に言葉を選ぶべき」とする薄汚い誤魔化し。「適切に話題を選ぶべき」とした場合は、話してはならないことを話してしまったと事実の可能性が生じるから、「適切に言葉を選ぶべき」と言葉の使い方の問題として非事実化に加担する。記者会見に何食わない顔で立ちながら、その顔のウラで狡猾なインチキを演じていた。単純に言葉の使い方の問題と把えてたいとしたら、センスの点であまりにも単純ということになって、特命どころか、国会議員すら務める資格を失う。

 どちらであっても、山本副と高市何食わぬ女は人間性とセンスの点で似た者夫婦、同じ穴のムジナ夫婦であるとだけは確実に言える。

 「女性は産む機械」発言の柳沢。「奥さん方に分かりやすく言えば、小沢一郎の顔を取りますか、安倍信三の顔を取りますか?どちらが奥さんの趣味に合いますか」と「1俵1万6000円の日本の標準米が、中国では7万8000円で売られている。どっちが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」発言の麻生。そして山本副の前農水省松岡の事務所費芸者花代説、さらに安倍御大の赤城農水相の一番少ない年の事務所経費を取り上げて「800円、月800円の光熱費って、おかしいでしょうかね?」と付け替えかどうかの問題をさもたいしたことのない金額の問題にすり替えた恥知らずな薄汚い誤魔化し。

 任命権者たる安倍首相を筆頭に内閣を占める面々が懲りもせずに低劣なセンスを曝して恬として恥じないその人間性。同じ穴のムジナ性。逆立ちさせたって、連中には「規律を知る凛とした」態度・姿勢は期待できないだろう。

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