覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ミルシテインのサン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番

2005年08月08日 | 音楽
・いつもコメントを下さるyurikamome122さんや、みー太さんのブログでサン=サーンスの話題が出ていたので、思い出して久しぶりにこのCDを取り出してみました。ほかの方のブログを拝見していて「あっ、あれを聴いてみよう」と思うことって、私はよくあります。

・サン=サーンスの曲で一番有名なのは「オルガン付き」交響曲でしょうか、それとも「動物の謝肉祭」、というよりその中の「白鳥」でしょうか? 私がよく聴くサン=サーンスの曲はこのヴァイオリン協奏曲第3番かもしれません。あっ、そういえば若い頃のリヒテルが弾いたピアノ協奏曲第5番「エジプト風」のCD(コンドラシンの指揮です)もよく聴きました。あれは凄かったです。音の悪さを超えてリヒテルの超絶技巧ぶりが味わえました。オーケストラも、なんだかとても異国情緒を感じさせていたように思ったのですが・・・これも久々に聴いてみようと思います。

・この演奏、とにかくミルシテインの目の覚めるようなテクニックと音色がたまりません! かっこよすぎます。速いテンポでズバズバ切り込んでゆく、その鮮やかさといったら!!!(うまく言葉にできないので記号でごまかしています) 第1楽章や第3楽章のピンと張り詰めた緊張感、それとは対照的に、美しい旋律を美しい音色でしっとりと聴かせてくれる第2楽章。曲の素晴らしさを最高度に生かした演奏だと思います。フィストラーリ指揮のオーケストラ(フィルハーモニア管)も実に歯切れの良い演奏でソロを盛り立てています。

・気持ちがもやもやしてスッキリしないときにこの演奏を聴くと、たとえ一時でもスカッと晴れ晴れとした気分になります。
コメント (2)
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