覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

レーゼル、マズア、ゲヴァントハウス管のシューマン ピアノ協奏曲

2008年01月17日 | 音楽
・今週は毎日寒くて参っています・・・。この冬はこれまでが割合に暖かかったせいか余計に堪えます。ただ寒いだけならまだしも、今日のように風が強いと、もう・・・。(以下、音楽と関係ないどうでもいい話がダラダラと続きますので読み飛ばしてください。)

・寒いのはわかっていたのですが、髪が大分伸びたので床屋に行ってきました。子供の頃から通っていた床屋さんが数年前に廃業してしまい、近所の別の床屋に行ってみたのですが今一つ馴染めず、それからはもっぱら10分1000円の床屋に行っています。頭を洗ってくれない、髭を剃ってくれない、熱い蒸しタオルが無いのを諦めれば、ちゃんとこちらの注文通りにやってくれるので私には十分です。

・床屋さんといえば親父さんと世間話をするのが一つの楽しみでしたが、このチェーンの場合、同じ店に行ってもまず同じ人に当たった事がありませんし、10分ですから余計な話をしている暇もありません。以前に一人だけ話し好きの人に当たった事がありましたが(元々普通の床屋に勤めていたので話をしながらじゃないと何となくやりにくいんですよ、と言ってました)、次に行った時にはいませんでした。スタイルに馴染めなかったのでしょう。

・行く度に思うのは、人が違うとこんなにも差があるのか、ということです。同じ様に注文しても切る長さも違えば出来上がった髪型もちょっとずつ違う。手順や手際も違えば、後で頭を洗ったときに出る髪の切りくずの量も違います。十人十色ですから当たり前の話なんですけどね・・・。

・どうでもいい話をダラダラと失礼しました・・・。今日聴いたのはレーゼルとマズアによるシューマンのピアノ協奏曲。昨年、レーゼルのBOXを入手してからいろいろと聴いてきましたが、実に素晴らしい演奏が揃っていて聴くたびに感心させられています。今回のシューマンもそう。レーゼルの質実なピアノに、しっとりとどこか懐かしい響きを聴かせてくれるオーケストラが絡み合う。聴き終えてとても温かい気分になるシューマンでした。

・レーゼル好きの方に・・・。レーゼルはブラームスの独奏曲をかなりまとまって録音しているのに協奏曲の録音が無いのが残念・・・と思っていらっしゃる方も結構多いのでは、と勝手に思っているのですが、実はひっそりと出ておりました。しかも第2番! あまり馴染みのないオーケストラとの共演ですが、比較的最近の録音で状態もよく、期待通りの見事な演奏を聴かせてくれています。HMVでまだ入手できるようです(http://www.hmv.co.jp/product/detail/1471094)。
ちなみに第1番も海賊盤でこっそり出ていました。こちらはなんとザンデルリング!との共演。正規で出てくれないかなあ・・・。
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ロストロポーヴィチ、カラヤン、ベルリン・フィルのドヴォルザーク チェロ協奏曲

2008年01月16日 | 音楽
・カラヤンとロストロポーヴィチによるドヴォルザークのチェロ協奏曲、定評ある名盤です。今回聴いてみて、ロストロポーヴィチのチェロが凄いのは言うまでもありませんが、オーケストラがやはり抜群にうまいですね。ちょっとしたソロの巧みなこと! 技術はもちろん、表現のセンスの良さに感動してしまいます。気持ちがこもってます。もちろんカラヤンの指示があっての事とは思いますが、それを表現するだけの腕が無きゃこんな風にはいきません。これだけ雄弁なオーケストラが演奏していると、やはりロストロポーヴィチぐらいの人でないと食われてしまいそうです。曲の間中、しきりに感心しながら聴いていました。さすがベルリン・フィル!
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ベルティーニとベルリン・ドイツ響のマーラー 交響曲第6番「悲劇的」

2008年01月11日 | 音楽
・ベルティーニとベルリン・ドイツ響によるマーラーの「悲劇的」のライヴ録音を聴きました。感想は・・・とにかく凄いものを聴いちゃったな、という感じ。テンポが速いこともありますが、とにかく全曲に漲る切迫感はなかなか他の演奏から聴けるものではありません。何かただならぬ空気が漂っています。この曲からこういう強い衝撃を受けたのはテンシュテットとロンドン・フィルの録音(全集に入っているほう)を聴いた時以来かもしれません。ベルティーニのマーラーはケルン放送響との全集が素晴らしかったので注目していましたが、今回の壮年期のライヴも実に聴き応え十分な演奏でした。

・今日のニュースから。参議院で否決されてもまた衆議院へ持ってきて可決されちゃうんですね・・・。こういうのって「あり」なんでしょうかね・・・。
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ルプー、プレヴィン、ロンドン響のグリーグ ピアノ協奏曲

2008年01月09日 | 音楽
・久しぶりにグリーグのピアノ協奏曲が聴きたくなってルプーとプレヴィンの演奏を聴いてみました。ルプーのクリスタルのような硬質の音色とタッチはこの曲にピッタリ。終楽章でのテクニックの冴えに圧倒されました。プレヴィンとロンドン響の演奏もいいですね。フルートの冴え冴えとしたソロが耳に残ります。

・デッカらしいブルートーンというのか、ちょっとひんやりした感じの録音もこの曲に似合っているような気がします。グリーグ=北欧=ひんやり?という私の単純な思い込みが大きいのかもしれませんが・・・。
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マリナーとアカデミー室内管のブラームス 交響曲第3番

2008年01月08日 | 音楽
・このお正月に聴いた中ではマリナーとアカデミー室内管のブラームスが印象に残っています。去年の暮れにN響アワーでやっていましたね、マリナーのブラームス。あの時は第4番でしたが今回聴いたのは第3番。

・重厚なブラームスを求める方には物足りないかもしれませんが、こんなに優しく爽やかで美しいブラームスはなかなか無いと思います。耳あたりが良いというのはマリナーのイメージ通りなのでしょうが、ここまで徹底的に磨いてくれれば大きな魅力です。こういうブラームスも素敵だなと思いました。
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クーベリックとウィーン・フィルのシューベルト 交響曲第3番

2008年01月07日 | 音楽
・今年のウィーン・フィルの「ニュー・イヤー・コンサート」、なかなか好評だったようですね。指揮のプレートルはニュー・イヤー史上初のフランス人でなおかつ最高齢での登場という話題性もありました。私も録画をしてまだ全部見たわけではないのですが、つまみ見をしただけでも、確かにここ数年のコンサートとは一味違うかなという印象を受けました。恒例の「青きドナウ」なんか特に。会場が非常に盛り上がっているのが伝わってきました。

・プレートル、ウィーンでの人気は凄いようですね。今年のニュー・イヤーをきっかけに日本でも人気に火が付くかもしれません。ヴァントやザンデルリンクといった人がいなくなり、いわゆる「長老」が最近いませんから。プレートルというとフランス物を思い浮かべますが、レパートリーはかなり広いようで近々ウィーン響でブルックナーの8番!も振るそうです。日本で人気の高いブラームスやマーラー(ウィーン・フィルと演奏しているようです)あたりのライヴ録音などが正規で出てくると面白いですね。

・ちなみに今回聴いたのはプレートルではなくクーベリック。ウィーン・フィルと共演したシューベルトの交響曲第3番です。私はこの曲が大好きなんです。短い曲ですが愛らしく聴いていてウキウキしてきます。クーベリックの指揮はキビキビとして気持ちがいいですし、往年のウィーン・フィルのチャーミングな響きも楽しめます。終楽章のちょっとしたアクセントもウィーン風といった感じ。クーベリックとウィーン・フィルは必ずしも良好な関係ではなかったようですがこの演奏はとても素敵です。
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トスカニーニとNBC響のベートーヴェン 交響曲第9番

2008年01月06日 | 音楽
・あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

・今年の正月は体調不良で元日から寝込んでしまいました。ようやく回復しましたが、いやはや、健康が何よりということを改めて思い知らされました。

・毎年大晦日はベートーヴェンの第9を聴く事にしているのですが今回はおあずけ。年が明けてからトスカニーニとNBC響の1939年のライヴ演奏を聴きました。今からおよそ70年前!の録音ですが意外なほど録音は鮮明です。この年、トスカニーニとNBC響が行った伝説のベートーヴェン 交響曲全曲演奏会、いやあ、まさに「凄演」とでも呼びたくなる物凄い演奏が揃っています。「英雄」「運命」、そして今回聴いた第9、どれも火の玉のような演奏で、うっかり触れると大やけどをしそう。それだけに聴き終えた後の満足感も大きいです。ただ、今回の第9、好みとしてはもうちょっとゆっくりやってくれてもよかったかな、と思う所も・・・。全曲約62分!ですからね。

・新年早々寝込んでしまった私ですが「しっかりせんか!」とトスカニーニからはっぱをかけられたような気がします。
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