覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

アイヒホルンとバイエルン放送交響楽団のブルックナー 交響曲第5番

2005年11月30日 | 音楽
・気が付けばもう11月も終わり。早いものですねえ・・・。

・今日はアイヒホルン指揮のバイエルン放送交響楽団の演奏でブルックナーの交響曲第5番を聴きました。かねがね聴きたいと思っていたのですが長らく廃盤、最近になって再プレスされたようでめでたく入手できました。

・ブルックナーゆかりのザンクト・フロリアン聖堂でのライヴ。オーケストラの暖かい響きとホールの適度な残響が実に心地良く、アイヒホルンの指揮も奇を衒う事の無い誠実なもので、ブルックナーを聴く醍醐味を味わえる素敵な演奏でした。
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シューリヒトとウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲第7番

2005年11月15日 | 音楽
・昨日は仕事で浅草へ行ってきました。帰りに仲見世を通ってきたのですが、しかし、いつ行っても混んでますね。さすが日本を代表する観光地であります。

・今夜はカール・シューリヒト指揮のウィーン・フィルの演奏でベートーヴェンの「エグモント」序曲と交響曲第7番を聴きました。このCDにはほかにモーツァルトの「ハフナー」とメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢~スケルツォ」が入っているのですが、時間が無かったのでベートーヴェンだけ聴きました。

・シューリヒト・・・この人に出会わなかったら今のようにクラシックにのめりこむ事は無かったと思います。私にとっては恩人でもあり、また様々な意味で恨めしい人でもあります。

・この録音は確かウィーン・フィルが戦後初めてアメリカへ演奏旅行に行ったときの物。1956年12月10日、ニューヨークでの録音です。演奏は、もうただただ「素晴らしい!」の一言。颯爽としたテンポ、ピーンと張り詰めた緊張感。ウィーン・フィルが必死に演奏しているのがまざまざと伝わってきます。「喰らいつく」って、こういう状態のことを言うのでしょう。第7番の終楽章など、うっかり触れたらやけどどころではすまないような熱さ! 第2楽章のまさに「アレグレット」という絶妙なテンポ、第1、第3楽章の小気味よい躍動感。「ああ、この会場に居たかった」とつくづく思う記録です。

・ちなみに、アンコールと思われるメンデルスゾーンがこれまたびっくり仰天、唖然とする鮮やかな演奏!!! この日の聴衆はまるで魔法にかけられたような気分になったのではないでしょうか。

・このツアーでのブルックナーの7番も大変な名演だったとか。その録音、残ってないのでしょうか・・・。うーん、聴いてみたい・・・。
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クーベリックとバイエルン放送交響楽団のモーツァルト交響曲第40番

2005年11月10日 | 音楽
・このところ気持ちの良いお天気が続いています。昨日、一昨日と、いつもお世話になっている方の引越しのお手伝いに行ってきました。まずはお天気が良くて何より。その方の新居は数年前まで私が住んでいた家のすぐ近く。私がその街を離れて8年。すっかり景色が変わってしまいました。これからは度々この街へ通うことになるので、時々思い出の場所を辿ってみようと思います。

・今日はクーベリックとバイエルン放送交響楽団の演奏でモーツァルトの交響曲第40番を聴きました。先日の「アイネ・クライネ・・・」と同じく、超有名曲の定評ある名盤です。

・クーベリックの速過ぎず遅過ぎずの絶妙なテンポとオーケストラの暖かい響きがとても心地良く、いつまでも浸っていたいと思わせる演奏。いつもの弦の両翼配置も効果的です(特に終楽章)。よくこの曲から感じる、ある種異常な緊張感とか焦燥感からは遠いかもしれませんが、心にじわーっとしみてくるという点での訴えかける力の強さは格別だと思います。うん、やっぱりこのコンビは素晴らしい!
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ケルテスのモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

2005年11月06日 | 音楽
・今日は夕方からかなりまとまった雨になりました。昼頃家を出るときはかなり怪しい雲行きながらまだ降り出してはいなかったので駅まで自転車で出掛けたのですが、帰りは傘を差したもののすっかり濡れてしまいました。

・今夜はケルテス指揮のウィーン・フィルの演奏でモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を聴きました。ベートーヴェンの「運命」と並んで、クラシックに馴染みのない人でもどこかで一度は聴いた事があるであろう名曲。1963年の録音というと今から40年以上前になりますが、スピーカーからはとても瑞々しい音が流れてきました。デッカの優秀録音のせいだけではないでしょう。

・「そうそう、これこれ」と言いながら思わず微笑みたくなるようなごきげんな演奏。メリハリがはっきりしていながら荒くなるようなことはありません。何度も耳にした曲ながら、ウィーン・フィルの美しい響きを生かしたケルテスの溌剌とした演奏からは「おっ!」と耳を惹きつける魅力をたっぷり感じました。

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ルフェビュールのシューマン ピアノ協奏曲

2005年11月05日 | 音楽
・早いものでもう11月。せめて、その日に聴いた曲名だけでも書こうと思いながら、なかなかままならず、すっかり間があいてしまいました。この頃はアルコールが入るとやたらと眠くなってしまい、酷いときには、いつ、どうやって寝床に入ったかも覚えていない有様・・・。量が増えているわけではないのですが・・・。

・さて突然ですが、私はシューマンのピアノ協奏曲が大好きです。第1楽章冒頭のあのテーマから魅了されてしまいます。初めて聴いたのはルービンシュタインだったか、ケンプだったか。最近では昨年のN響定期で聴いたエレーヌ・グリモーの演奏が素晴らしかった! グリモーのこの曲はまもなくサロネン指揮のシュターツカペレ・ドレスデンとの新譜が出るのを心待ちにしています。

・今回はイヴォンヌ・ルフェビュールがポール・パレー指揮のフランス国立放送管弦楽団と共演した演奏を聴きました。生々しく鮮明なステレオ録音。往年のフランスのオーケストラらしい管楽器の独特な明るい音色が魅力的です。ピアノは所々ミスもありますが、力強さも優しさも兼ね備えた素晴らしい演奏。指揮者のものかピアニストのものかはわかりませんが、2楽章のあたりからかなりはっきりとした鼻歌が聞こえるのもご愛嬌。なんだか嬉しくなって2日続けて聴いてしまいました。

・ルフェビュールの演奏は初めて聴きましたが、この演奏は私のお気に入りの一枚になりそうです。シンプルだけど、どこかおしゃれなジャケットも素敵です。

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