覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

Profilレーベルのライトナーとバイエルン放送交響楽団のCD

2005年04月29日 | 音楽
・先日、Profilというレーベルから出ているフェルディナント・ライトナー指揮のバイエルン放送交響楽団のCDが安くなっていたので購入しました。

・このProfilというレーベル、バイエルン放送交響楽団の録音を続々CD化していて、最近ではテンシュテットのライヴ録音が3枚リリースされたりと(これも凄い演奏でした)なかなか活発に活動しているようです。

・ライトナーのCDは2枚。一枚はハイドンの交響曲6~8番、もう一枚はモーツァルトの交響曲28,35番と「劇場支配人」というオペラが収録されています。まだハイドンの6番とモーツァルトの28番しか聴いていないのですが、これはいいですね。今流行の古楽器スタイルの演奏とは違いますが、かといって一昔前の大巨匠のような物々しい感じもしません。テンポも速すぎず遅すぎず、オーケストラの音色も暖かく技術的にも優れていて、安心して音の中に浸っていられます。安らぎを感じる、とでも言いますか、そんな感じです。

・元々の録音状態が良かったのでしょうが、このレーベルのCD(というかこのバイエルン放送交響楽団シリーズ)は音がとても鮮明で暖かみも厚みもあります。同じバイエルン放送交響楽団の録音でもOrfeoレーベルより好きです。マスタリングの違いって大きいですよね。もちろん、音の好みがそれぞれありますから一概にどれがいいとは言い切れませんが・・・。

・このレーベルからは近々ヴァントとバイエルン放送交響楽団の珍しいレパートリーも発売されるようですし、今後が楽しみです。これでお値段がもう少し安いとさらに嬉しいのですが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイドンの交響曲第88番

2005年04月26日 | 音楽
・先日店頭で見つけたムラヴィンスキーとレニングラード・フィルのハイドンの交響曲第88番を聴きました。ロシアン・ディスクというこのレーベル、最近見かけないと思っていたらムラヴィンスキーの録音に関しては本人や遺族の許可のないものだそうで、ということは「海賊盤」ということになるのでしょうか。そう言えばこのレーベルからはBMGやメロディアからは見かけない曲の録音を見たような気がします。ブルックナーの7番とかモーツァルトの40番とか。果たしてこのハイドン、本当にムラヴィンスキーの指揮なんでしょうか? なんか気になりますね。

・ディスクにはステレオと書いてありますが、聴いた感じでは擬似ステレオのようです。演奏は無駄のない、非常にスリムというか引き締まったものです。木管楽器もうまいですね。終楽章は速い速い! 私が今まで聴いた中では一番の速さでした。ハイドンの演奏に楽しさを求める方には違和感があるかもしれませんが、これはこれで立派な演奏であることは間違いありません。

・この曲の楽しい演奏と言えば、やっぱりクナッパーツブッシュのものでしょうか。ムラヴィンスキーとは正反対。最初から遅い遅い。終楽章は輪をかけて遅い!! 途中で止まるんじゃないかというくらい。それが最後の最後、足音一発、猛スピードで駆け抜けるという荒業!!! オーケストラがバラバラになろうがお構いなしという感じです。笑わして頂きました。私が持っているのは2種類、いずれもTAHRAから出ているもので一つはドレスデン国立管弦楽団と、もう一つはヘッセン放送交響楽団(現在のフランクフルト放送交響楽団だそうです)との物ですが、どちらの録音でも同じことをやっている!!!!!ので、お決まりだったんでしょうね。やっていることがより極端であるという点と音質の良さでヘッセン放送交響楽団盤の方がいいかもしれません。

・同時代の端正な模範的演奏という事ではフルトヴェングラーのスタジオ録音やミュンヒンガーとウィーン・フィルのものも良かったです。ミュンヒンガーのものは特にウィーン・フィルの美しさが楽しめました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あれっ?

2005年04月23日 | 音楽
・最近、クラシックの輸入盤を扱っているお店に行くと、ワーナーレーベルのセット物のCDがセールでかなり安くなっています。そこで私も以前から気になっていたアーノンクールとコンセルトヘボウ管のシューベルトの交響曲全集を手に入れました。

・この全集、通販のサイトや以前出ていた国内盤の情報を見ると、交響曲のほかに「イタリア風序曲」が収録されているようなのでてっきりそのつもりだったのですが、いざCDをあけてみると・・・・・ない!!!

・入ってないんです、序曲が。「ブックレットの記載漏れかな」などと淡い期待を持って念のために一枚ずつプレーヤーに入れてみましたが・・・・・やっぱり入ってない。これって、輸入盤の全集にはもともと入ってないのか、今回のセール用のプレスの際に除かれたのか、どっちなんでしょう?

・クラシックのCDって、再発されるたびに微妙にカップリングが変わったりしますよね。それがありがたいときもありますが、大抵はダブったりしてしまうことのほうが多いような気が・・・。販売戦略とはいえ、良し悪しですね。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凄かった! カラヤンの英雄

2005年04月21日 | 音楽
・あちらこちらでこのDVDの評判を読んで、是非見てみたいと思って入手してきました。ベルリン・フィル創立100周年記念演奏会のライヴです。

・仕事をしながらざっと見ただけですが、正しく評判どおりの凄い演奏ですね。音だけ聴いていても、その気迫に満ちた演奏に暫し作業の手を止めざるを得ませんでした。私はカラヤンの熱心な聴き手ではありませんが、こういう演奏を聴くと(見ると)「やっぱり凄い指揮者なんだな」と思います。

・指揮ぶりもカッコいいですね。初めのうちは「ちょっと気取ってるかな」なんて思ってしまいましたが、楽章が進むにつれて汗だくになりながら指揮する様子を見ていると、その緊張感に映像を見ているこちらまでが思わず「ゾクッ」とさせられる瞬間がありました。特に3楽章から4楽章にかかるところの表情と仕種! その絶妙なタイミング!!

・この記録は改めてじっくりと見ようと思います。そうそう、演奏が終わった後のカラヤンの笑顔がとても素敵でした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バルビローリのブラームス

2005年04月20日 | 音楽
・とりあえずブログを開設してみました。どのくらい続けられるかわかりませんが、気楽にやっていこうと思います。

・クラシック音楽が好きなので、自分が好きな曲のことやその日に聴いた音楽のことなどを記してみたいと思います。ただ、専門知識はまったくありませんしボキャブラリーも少ないのでうまく表現はできないと思いますが・・・。

・今日は、いや、もう昨日ですね、ジョン・バルビローリ指揮のウィーン・フィルの演奏でブラームスの交響曲第3番を聴きました。私はブラームス大好き人間で、特にこの曲はブラームスの交響曲の中で一番最初に好きになった曲なのでよく聴きます。

・ウィーン・フィルによるブラームスの交響曲全集の録音はいくつかありますが、ステレオ録音でウィーン・フィルの音色を楽しむにはこのバルビローリのものが一番だと私は思っています。弦楽器の艶やかさ、木管楽器の独特の音色(特にオーボエ)、聴いていて本当にうっとりとしてしまいます。

・バルビローリの指揮に関しては賛否両論あるようですが、私は好きです。第4番などは特に印象深い名演で、ため息のように始まるあの第1楽章、バルビローリの遅めのテンポによる表現が胸にしみて、こんなに切ない気分にさせられる演奏も少ないと思います。この曲を書いた晩年のブラームスの心境を思うと尚更です。

・バルビローリとウィーン・フィルの録音は少ないですが、このブラームスが録音されたのは本当に良かったと思います。もしこのコンビでマーラーの、それも第4番辺りが残っていたらなあ・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする