・タワーレコードの店頭で見つけた一枚。録音データが正しければ初出音源らしいのですが、コーガンとコンドラシンのこの曲の録音は手持ちのブリリアントの10枚組ボックスにも入っていたんです。この時代のロシアの録音データって結構怪しいものが多いので、もしかしたら同じ音源かもしれないと思ったのですが、店頭の視聴機で聴いてみるとモノーラルながら非常に音質が良かったので、これなら買い直してもいいか、と思いきって購入。家に帰ってから手持ちの音源と比べてみましたが、演奏時間も少し違うし楽章間のノイズや終演後の拍手の感じも違うので、どうやら別の音源のようです。
・肝心の演奏ですが、ライヴだからとはいえ、ソロもオーケストラも実にテンションが高い。第1、第3楽章のような比較的静かな楽章でもそうなんですから、第2、第4楽章のような急速楽章での熱気は壮絶の一言。しかもテクニックの完成度はライヴとは思えません。オーケストラとのやり取りはまさに丁々発止。コンドラシンとモスクワ・フィルだからこそのサポートでしょう。音質もライヴ録音としては最上級のモノーラル。凄い録音が出てきたものです。
・amazonではこのCDの扱いが無いようなので代わりにスヴェトラーノフと共演した時のDVDを。こちらもテンション高いです。凄い事をやっているのですがコーガンは最後までポーカーフェイス・・・。映像ならではの楽しみがあります。
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