覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

リヒテルとボロディン四重奏団のシューマン ピアノ五重奏曲

2011年04月21日 | 音楽
・1985年12月15日、モスクワのプーシキン美術館でのライヴ録音。演奏も録音もライヴの臨場感たっぷり。特に第3楽章から第4楽章にかけての高揚感は本当に素晴らしい。このアルバム、当日演奏されたリヒテルのソロによる「花の曲」やリュドミラ・ベルリンスカヤとの連弾での「東洋の絵」などシューマンの佳曲が楽しめる素敵な選曲だ。

Schumann: Music Festival Decem
クリエーター情報なし
Melodiya
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クリップスとウィーン響のマーラー 大地の歌

2011年04月18日 | 音楽
・先日記事にしたフランス国立放送管とのライヴに続いてクリップスの新譜が発売になった。ウィーン響とのマーラーの大地の歌。以前Orfeoから出ていたものとは別の1964年6月14日のモノーラル・ライヴ録音。クリップスの遺族が保管していたテープからのCD化という事だが、マスタリングのおかげか鑑賞に問題はない。オーケストラもソロも明瞭だ。これが仮にORFのマスターテープからOrfeoがCD化していたら、あのレーベル特有の何となく薄い感じの音質になっていたのかもしれないのでかえって良かったのかも。

・この録音、ヴンダーリヒとフィッシャー=ディースカウの共演というのが嬉しい。二人ともそれぞれこの曲の名演を残しているが、まさに夢の共演。しかし、二人ともなんと素晴らしい声なんだろう・・・。専門的な事は何も分からないが、この声、歌唱を聴いているだけで感動してしまう。よくぞ残っていてくれました、と感謝したくなる絶頂期の記録だ。

・クリップス指揮のウィーン響も絶好調。一曲目からライヴらしい熱気に満ち溢れている。何も知らないで聴けばウィーン・フィルの演奏じゃないかと思うくらい、弦や木管が往年のウィーンのオーケストラの音色なのも感激ポイント。終楽章のオーケストラの長い間奏も魅力的な音色で奏でてくれる。これからこの曲を聴く時にクレンペラー盤とともに手に取る回数が多くなるだろうな。
Mahler: Das Lied Von Der Erde
クリエーター情報なし
Deutsche Grammophon


ヴンダーリヒが歌っているクレンペラーとフィルハーモニア管の大地の歌。こちらも超名盤。
マーラー:交響曲「大地の歌」
クレンペラー(オットー),マーラー,フィルハーモニア管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン


フィッシャー=ディースカウが歌っているバーンスタイン、ウィーン・フィル盤。こちらもまた超名盤。
Mahler: Das Lied von der Erde / Bernstein, Vienna Philharmonic Orchestra
Dietrich Fischer-Dieskau,Gustav Mahler,Leonard Bernstein,James King
Decca
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アックス、ティルソン・トーマス、サンフランシスコ響のベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番

2011年04月17日 | 音楽
・とにかく素晴らしい! いい演奏を聴いたなあ、という何とも言えない幸せな気分になる。アックスはプレヴィンと共演したベートーヴェンの協奏曲全集も素敵な演奏だったが、今回の演奏もお見事。音色もテクニックも申し分なく、つくづくいいピアニストだなと思う。日本では今一つ人気がないようだが・・・。ティルソン・トーマスとサンフランシスコ響の演奏もピアノにぴったりと寄り添い爽やかで心地良い。いやあ、サンフランシスコ響ってこんなにいいオーケストラなんだ、と感激。録音も優秀。終演後の観客の熱狂も納得の名演! おすすめです。
Beethoven: Symphony No 5, Pian
クリエーター情報なし
San Francisco Sym
コメント (2)
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