覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

カラヤンとベルリン・フィルのチャイコフスキー交響曲第4番(1971年のEMI盤)

2005年08月02日 | 音楽
・高校時代の友人から暑中見舞いのはがきをもらいました。最近はすっかりメールでのやり取りの方が多くなってしまいましたが、やっぱり直筆のはがきや手紙を貰うとなんだかちょっと嬉しいものです。

・暑い日が続いていますが、そんな中、物凄く熱い演奏を聴きました。カラヤンとベルリン・フィルの演奏でチャイコフスキーの交響曲第4番。1971年のEMIへの録音です。この時、一緒に5番と6番も録音されて、その2曲は先年DISKYからリマスター版が発売されましたよね。残念ながら私はそれを持っていないんです。「そのうちそのうち・・・」と思っていて買い逃したものの一つです。

・4番がDISKYから出なかったのはマスターテープに問題があったからだそうで、そうこうしている内に国内盤も廃盤になって見つからなくなってしまいました。その「幻の」(大げさかな?)4番が韓国のEMIから正規盤として発売された(5番と6番も入っています)というので、早速買ってきました。

・ジャケットの中の解説は当然すべてハングル文字。韓国製のCDって私、初めてです。収録時間の関係で5番が二枚に分かれています。音はDISKY盤を聴いていないので比較できませんが、やや残響が多目ながら(イエス・キリスト教会での録音です)私は特別気になるようなことはありませんでした。

・さて演奏ですが、もうこれはただ一言、「恐れ入りました!」というもの。好き嫌いはともかく、こんな演奏を聴かされたらそう言いたくなります。一人一人の奏者の見事なテクニックと音色には舌を巻くばかり。特に金管楽器の輝かしい見事な響きには圧倒されます。圧倒されるのはオーケストラだけでなくカラヤンの指揮にも言えます。この録音を聴いていると、とてもセッションとは思えない、ライヴのような熱気と高揚感を感じます。思うが侭に、やりたいように指揮をしたらこうなった、というような勢いがあります。これだけの演奏を作り上げるというのはやはり容易なことではないと思います。

・このブログでも取り上げた「英雄」のDVD以来、私の中でちょっとしたカラヤン・ブームが起きています。今までに聴いた録音のすべてを気に入ったわけではありませんが、「おおっ!」と唸らされたものも多々あります。そのうち、今までほとんど聴いていないモーツァルトの交響曲を聴いてみたいと思うのですが、EMIに入れたものとDGに入れたもの、とりあえずどちらを先に聴いたらいいか迷っているところです。
コメント (2)
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