覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

覚え書き 2

2006年06月08日 | 音楽
・またまた悪い癖で更新が滞っております・・・。忙しい事は忙しいのですが、ついこの間「その日に聴いた曲名だけでも書こう!」なんて言ったくせに、なんとも情けない有様です。

・また無精な書き方になってしまいますが、最近聴いた演奏を覚え書き程度に並べてみます。

・モーツァルト:交響曲第40番(ベーム指揮、ベルリン・フィル)

恐らく私が初めて買ったモーツァルトの交響曲の演奏。ベームのモーツァルトは晩年のウィーン・フィルとの録音の方が人気があるのかもしれませんが、久々に聴いてみて、その立派な響きに感動を新たにしました。ちょっとやそっとでは揺るぎもしない偉大な建造物を思わせる演奏。「質実剛健」という言葉がまさにぴったりです。

・マーラー:交響曲第4番(バーンスタイン指揮、ウィーン・フィル)DVD


バーンスタインの指揮は映像で見るとさらに魅力が増すような気がします。オーケストラに今、何を求めているのかとってもわかりやすい。まして壮年期のバーンスタインですからね、カッコイイんです。しかし、この演奏を聴いて(見て)いると、本当にウィーン・フィルっていいなあと思いますね。夢のようなこの曲が夢のように美しい響きで再現されているんですから。この時代の、今よりもっとローカルな音色がしていた頃のウィーン・フィルが私は大好きなんです。ソロのヘッツェルやマティスもいいですね。素晴らしい演奏です。

・ドヴォルザーク:交響曲第9番(クレンペラー指揮、フィルハーモニア管)


「変わった演奏だ」という評をよく目にするので、さてどんな演奏なのかと気になっていたのですが、どうなんでしょう? 確かに、よくある「血沸き肉躍る」というようなタイプではありませんが、こんなに格調高いこの曲の演奏も珍しいと思います。私は結構好きです。木管がよく聴こえるのはクレンペラーならでは。フィルハーモニア管の木管の音色がとても印象的でした。

・ドビュッシー:ベルガマスク組曲(アラウ)


クリスタルのように澄んだピアノの音色も好きですが、アラウのような肉厚で丸みを帯びた音色もいいです。この録音はアラウが亡くなるほんの少し前のもの。「よくぞ残してくれました」と感謝したくなります。ゆったりとしたテンポで大きく包み込まれるような演奏。朝、仕事に行く前に聴いていたのですが、本当に贅沢な時間でした。そうそう、フィリップスはオーケストラだけでなくピアノの録音にも優れていますね。演奏・録音共に素晴らしいと思います。

・ハイドン:交響曲第104番(ショルティ指揮、ロンドン・フィル)


ショルティのハイドン、いいですねえ。この曲に限らず「ロンドン・セット」全体として素晴らしいと思います。生き生きと、溌剌としたリズムが心地良く、ロンドン・フィルも絶好調。デッカの録音も優れています。速めのテンポで進む第1楽章の清々しさと、しっかりと地に足がついた、充実した響きを聴かせる終楽章のスケールの大きさが素晴らしいと思いました。「ロンドン・セット」以外も聴きたかったですね。きっといい演奏になったと思います。




コメント
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