発声に関して

2006年03月24日 07時57分28秒 | 発音・リスニング
よく最後の子音は次に来る母音と連結して、いわゆるリエゾンする。あるいは、次の言葉との関係で発音しているという時間だけ、間はあるが、音は聞こえない。そのように本では解説されます。それは事実である。けれども ここに落とし穴があるのではないか。リエゾンはおいとくとして、この場合、間だけがあって音が聞こえないことについて。じつは音は聞こえる場合が多い。かつ、SPEAKERの体は聞こえないくらいの音であってもその発声において、やわではない。つまり聞こえる音の発声と同じくらいの緊張度を持って発声している。日本人の多くは、私も含めですが、聞こえないくらいの音を、いい加減に、体の緊張度を緩めて発声しているのではあるまいか。
私が最近発見した、私のための解決方は以下のとおりです。
たとえば、DECIDEDとDECIDEの過去分詞を文の途中で発声するとき、DECIDEまで発声したとき私の頭の中、イメージの中で「,」を持つ。つまり、その先を急がずに、「D」を発声するのです。音楽の五線譜で次に進まないで、矢印の示すがごとく五線譜の下のほうの音符の音程で次のDを発声する。さきの音符にすすまず。逆に過去にさかのぼるがごとく音程を下げてDを発声する。この間、一秒の何十分の一の時間かも知れないが、その間の私の意識の持ち方で、よくなったと、自分では実感しています。調子が悪くなると「,」をイメージするのです。しゃべりを前にあえて進めないとする意識なのだが、不思議なことに、そうした場合の方がしゃべりのスピードは上がっている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« from today\'s Nikkei | トップ | さよなら3 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

発音・リスニング」カテゴリの最新記事