これもちょっとしたことですが

2006年10月07日 12時28分40秒 | 新聞記事から
以下は本日のThe Daily Yomiuriの社説の英訳の出だしです。
Top court seeks reform of vote weight disparity
(これは見出しです。動詞がseeks と現在形になっていますが、見出しが現在形の場合は必ず意味は過去形です。未来のことを言うなら、to seek と表現します。)

The Supreme Court's decision Wednesday concerning the vote weight disparity was a small step toward in terms of sending a message to the Diet.(水曜日に出された有権者の投票1票の重みの不公平に関する最高裁の判決は小さな前進だが、国会にある種のメッセージを投げることとなった。という意味です。)
簡単な英文ですが、いくつかの注目点があります。
まず、The Supreme Court's decision
「'」をつかうことで簡潔な文章構成が可能となります。The decision of the Supreme Court とか、The decision by the Supreme Courtともいえるのでしょうが、やはり、The Supreme Court's decision が一番簡潔です。
次にWednesday です。
ここではof Wednesday か on Wednesday の前置詞が覗かれていると思います。前置詞のあるのと、無いのがあると、つい数年前まで私の頭がみごとに混乱したのを、記憶しています。
次は、concerningdです。
「・・・に関して」という表現は実に多いものです。この文章のなかにも、他にin terms of があります。他にはregarding, with regard to などがあるかと思います。relating to とかreferring toもあるでしょう。「・・・に関して」の表現は各自研究に値します。その中で、自分が好きなというか、使えるのを身に付ければ、きわめて有利。
最後に、the vote weight disparity について。
vote もweightもここでは、disparity という最終の名詞を修飾する形容詞として機能しています。自分自身は名詞ですが、それが形容詞になっている。この場合は、形は単数になるということです。英語をしゃべる時、作文する時は、次々と名詞を作っていく作業ともいえるわけですが、このことを知っていると、その作業が楽になる。というのも、カッコウは悪いかも知れないが、名詞を連ねて名詞を作りたくなることがあるわけですが、その時、単数でつないでおけば、さほどおかしくはないらしいと言うことが、自覚できていると、自信がつくわけです。もちろん、例外はありますが、原則が大事かなと思います。このようなことをいうのも、何十年も英語やっているのに、わたしは最近までしらなかったのです。)
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