ジャックハマー

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カンタくん

2004年12月29日 | 日常
たまたま「ちびっこしょうぼうしゃカンタくん」という絵本を読みました。
せっかくだからご紹介します。

消防車のカンタくんと林さんは町の人気者。
火事を消して町を救う、みんなのヒーローです。
ところが、だんだんとカンタくんたちの住む町は大きくなり、火事がたくさん起こるようになりました。
働きづめのカンタくんと林さんはすっかり疲れてしまい、とうとう頭がおかしくなってしまいました。
(ダイレクトだな、おい)

ついには赤いものを見るとなんでも火と勘違いしてしまい、赤いワンピースのお姉さんに放水、赤信号に放水、はては太陽にまで放水してしまう始末です。
(典型的なノイローゼ症状です)

見るに見かねた消防署の署長は言いました。
「しばらく静かなところで休んだらどうだね?」
カンタくんと林さんは、山あいの小さな町に転勤することになりました。
(はい、パーフェクトに左遷ですね)

小さな町ですから火事もめったに起こりません。
(窓際族ですね)

季節は流れ、やがて秋になりました。
カンタくんと林さんは、ふと山を見るやビックリしました。
なんと山が真っ赤になっているではありませんか。
「山火事だ!」あわてて二人は飛び出します。
それを見ていた同僚たちは笑いました。
「やれやれ、ただの紅葉じゃないか」
(心の傷はまだ癒えていなかったんですね・・・)

ところが、偶然にもそのとき、なんと山の上の学校が火事になっていたのです。
折よく現れたカンタくんと林さんは、すぐさま火を消し止めます。
出動が早かったおかげで、火事はボヤで済みました。
(初動捜査の迅速さが、事件解決の鍵を握るのは基本です)

「ありがとうカンタくん!」子供たちは感謝の声を送ります。
自分たちのやってきたことは間違っていなかったんだ・・・。
この喜ぶ顔が見たくて、僕たちはがんばっていたんだ・・・。
カンタくんと林さんは、たどってきた道の正しさを、選んだ歩みのすばらしさを再確認しました。
(ハッピーエンドですね)

カンタくんと林さんは、いつまでも山あいの町で幸せに暮らしましたとさ・・・。
(左遷・・・解けなかったんですね)


さて、ここで問題です。
あなたが一番イヤだと思う登場人物は誰ですか?
1:「しばらく休んだらどうだね」と言っておきながら、厄介者をていよく追い払った署長
2:計画性のない乱開発で急速に町を肥大化させた影響で、善良な一市民を間接的とはいえ、精神崩壊にまで追いつめた、私利私欲に凝り固まった町長
3:・・・・・・とかいう心理テストではありませんので、あしからず

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