午後からコーラスの仕事へ。
思い立って、真珠のブローチを付けていった。
父が亡くなった後、銀行の始末などして、その時に少し貰ったお金で記念として買ったものだ。
記念というか、思い出かな。
「父に買ってもらった」ということに自分ではしている。
志摩にある、とても由緒ある真珠店で買った。
大粒の真珠が七つ、花のように並んでいる。
フォーマルにも良いし、カジュアルにも使えるデザインだ。
今日は柄の服だったので合うのか不安だったが、付けてみると意外にしっくり来た。
ちょっとした時に出してきて、こんな風に楽しめばいいんだな。
父は音楽を好むような人ではなかったが、ちょっと見守ってくれているような気分にもなった。
「記念に」とか、「思い出に」とか、やれる時にやっておくのはいい事だなと思う。